Story.4 りんごマシン編。2話「アメリカ人の涙」

うぉず

一部の熱狂的なファンの方々に支えられている当シリーズ。今回は自宅で暇そうにしている大学生のもとへ”とある物”が届く。その”とある物”から始まる少し変わったお話とは…[@appleshinja_com]

はじめに

当シリーズはApple製品を取り扱う変わり者の店員と初めてApple製品を購入した青年を中心とした架空の物語。

現在、以下の話をすでに公開済み。

Story.1 とある高校三年生編。1話「ようこそ、りんごストアへ」

Story.2 とある大学一年生編。1話「iPadが欲しいんです。」

Story.3 とある大学生カップル編。1話「お久しぶりです」

当記事と合わせて読んでいただければ幸いだ。(特にStory.1はかなり評判が良かった)

では、早速!
本編スタート。

涙の理由

49

え、ちょ、ちょ、ちょ!
なんで泣いてるんですか?
何があったんですか・・・?

56

ハイ・・・
実は・・・恋人がいるのですが、恋人は東海岸に住んでいるため滅多に会えません。
彼女は仕事が忙しく手紙のやり取りも最近は少なく、寂しくなって・・・

電話は高価で、とても私には買えません。

We

We

We

Weeeeeeeeeeeeeeeeennnn!!!

49

あ、、、あの・・・そうだったんですね。。その・・・使えるかどうか分かりませんが、私のスマホ使いますか?

56

え、スマホ?
スマホってなんデスカ???
その板みたいなものが電話?

Hahahahaha!!

また面白いこと言ってるネー!

ダイヤルもボタンもないのにどうやって電話するんデスカ!?

49

え、いや、その、、、このアプリで・・・

電話アプリを使えば・・・

(あれ、でも年代も違うし、アメリカだしかからないかも…)

56

Wait!!!

あなた触っただけで操作してます!
魔法デスカ!?
すごいデス!!!

49

え、、、はは・・・まぁ、機械が好きなんですよ。

ささっ。

この画面で電話番号を押してみてください。

56

ハイ!
やってみます!!

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

はい!番号を押せました!

不思議ですね〜。
なんだか魔法みたいデス!

49

はい、じゃあ、ここのボタンをタップして…

(かかってほしいなぁ…)

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

プルルルルルルルルッ

56

あ!!
かかりました!
かかりましたよ!!

やりました!!!!!!!

(ガチャっ)

ハイ!
ウールだよ!!!

元気?

ずっと声聞きたかったよ〜!

say name=”49″ char=”吾郎(大学二年生)”[/say]

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

2時間半後

56

いや〜!
Hahahaha!

ありがとうありがとう!
2ヶ月ぶりの電話だったカラいっぱい話しちゃったよ!

49

は、、、ははは・・・いえいえ。(さすがに2時間半は退屈だったけど嬉しそうなので良かった)

56

へへへ。
本当に久々に電話ができて嬉しかったデス!
グスンっ

49

あー!また泣いてる!!

56

これは嬉し涙デス!
久しぶりに恋人の声を聞けて良かったデス!!

よーし!!
仕事ガンバリマスヨ〜!!!!!

49

ウールさんが嬉しそうにしてくれてるので僕も嬉しいです!!

56

はい!本当に嬉しいです!!

そう言えば、この機械は一体なんですか?

アナタ・・・もしかして・・・

49

え、いや、、、あの、その実は・・・

実は・・・

56

アナタ!
宇宙人ですね!!!?

私、UFOとか大好きですよ!

Nice to meet ユー!
ようこそ、地球へ〜!

49

あの、、、宇宙人ではないです。

実はその、あのりんごマシーンというもので・・・

カクカクシカジカ・・・

56

・・・えぇ!?!?

ってことは未来人ですか!?

すごいですよ!
初めてみました、会いました、話しマシタ!

ということは、あの機械も・・・未来の機械デスカ?

49

はい、そうです。
僕の時代では、日本人のほとんどは所有しています。

56

へ〜!
未来は明るいデスね!!

49

はい、しかも、このスマートフォンの原型を作ったのはアメリカの企業なんですよ!!

56

○cuk!!!

49

え、ちょ。
え・・・?

56

どーせIBMでショウ!?
つまらない!ツマラナイです!!!
IBMが全部支配する未来デスカ!!

面白くないです。
そんなのワクワクしないです!

49

え、ちょ・・・いや、、あの・・・違いますよ。

あまり未来のことを言うのはどうかと思いますが、このスマートフォンという機械を広めたのはIBMではありません。

56

えー!そうなのデスか!?
あのIBMを超える企業が出てくるのですかね!?
それこそアメリカンドリームですヨ!

タノシミデス!!!
ワクワクします!!!!!
未来が早く来て欲しいデス!!!

49

はい!ワクワクする未来が、待ってますよ〜!

(この感情の起伏、どこかで経験したような…)

56

ワクワクする未来デス!

最近、ワクワクしたことと言えば、若い2人がブルーボックスという電話を無料でかけられる機械を開発したという噂を聞いた事くらいでショウか。

違法なものなのであまり買いたいとは思いませんが、技術の発展はワクワクします!

49

ブルーボックス・・・?
(どこかで聞いたような…)

あ、ちなみに、未来では電話はインターネットというものに繋げば何時間しても無料で出来るんですよ!

56

インターネット???

よくワカリマセンが・・・

へへへ〜!
楽しみデス!!!
未来が楽しみデス!!

あの、、、吾郎さん、、、もう少しここにいてくれませんか?
もし、よければりんご農園を手伝ってください!

未来の話をもっと聞かせてください!

49

え、、、あの、、、はい、そう言っていただけるのは嬉しいのですが。。

僕にも家族や友人や恋人がいます。
早く帰ってみんなに会いたいんです。

56

そうデスか・・・
残念ですが、、、それは仕方ないです。
また、いつか遊びにきてください!

未来が楽しみデス

49

また、絶対遊びに来ます!
あの、、、それで・・・あのりんごマシーンは目の前でりんごをかじると動作するんです。
だからその、、、ウールさんのりんご農園のリンゴを1ついただけませんか?

56

もちろんデス!
1つと言わず好きなだけ持っていってください!!!

49

あ、いえ、、、1つで大丈夫です。。
じゃあ、とりあえずサヨナラ?ですかね。
りんごマシーンの前で食べないと意味がないようなのであの機械の前へ…

56

はい〜!
じゃあお見送りしますね。
どうやって動くのか気になりマス!!

49

はい!
って言っても僕もどうやったら動くか分からないんですけどね・・・笑

じゃあ・・・
本当にサヨナラ。
また会いましょう。

56

See You Againです!

(強くハグをする)

49

じゃあ!
リンゴを1ついただきます!

(シャリシャリシャリ・・・)

56

あの・・・!

1つ・・・!!

1つだけ質問があります!!!

大好きな人といつでも連絡が取れる。
そんな未来がくるんデスよね!?

吾郎さんの未来ではみんな好きな時に好きなだけ電話ができるんデスよね!?

49

はい!

ちなみに、未来ではみんなが写真を交換したり、ビデオ通話ができたりもします!!

それに・・・あの・・・あれ・・・意識が・・・

56

吾郎さーん!

吾郎さーん・・・

あ・・・この・・・をあげます・・・ま・・・いつの日・・・き・・・くだ・・・い。

帰還

49

う・・・うーん。。

あれ・・・

帰ってきたかな・・・

ベッドの・・・上?

うーん。。

あれ、でも・・・これ・・・僕の部屋じゃないぞ??

また、違う場所へ・・・

なんだか綺麗な部屋だなぁ。

あっ・・・!!!

新聞だ!
新聞が落ちてる!!

今は・・・いつだろう・・・

1

9

8

4

!?!?

1984年・・・!?

えぇぇぇぇぇ!!!!!
まだ帰れないの・・・

(ガチャっ)

「あらあら、目を覚ましましたか・・・」

次回予告

やっと自宅に帰れると思った吾郎。

だが、次に飛ばされた先は1984年だった。

どこへ飛ばされたのか?

なぜ、1984年だったのか?

りんごストア店員の目的とは?

次回予告:1984

続き→Story.4 りんごマシン編。3話「1984」

22 COMMENTS

moor

こんばんわー!

このシリーズ大好きなんですー(・∀・)

そのうち本出してください!笑

返信する
管理人@うぉず

こんばんはー!
なんて嬉しいお言葉を・・・
ありがとうございますm(_ _)m

本は。。。
できれば漫画化したいという野望を実は持っております。笑

返信する
Masashi

ウールさん、IBMに家族を殺められたんでしょうか。かなり忌み嫌ってますよね。
IBMの設立は1911年なので1971年の時点で設立60周年迎えています。

それにしても2時間半も通話って……国際電話とすると恐ろしい額になりますよね。
日本国内で携帯電話で通話すると30秒20円なので、2時間半となると6,000円……。
ちなみに日本-アメリカ間は主要IP電話で1分9円なのでそれでも1,350円です。
携帯電話での国際電話となると1万円いくんじゃないでしょうか。お財布が心配です。

そして、次は1984年ですか。
1984年は初代MacintoshであるMacintosh 128Kが発売された年ですね!!
(ちなみに翌年の1985年にジョブズが一旦Appleを去っています。)
となると、いよいよAppleの登場でしょうか?

返信する
管理人@うぉず

すいませんw
ちょっと笑いました。笑
流石です。
国際電話の計算まで・・・笑

そこはツッコミなしでお願いしますv( ̄∇ ̄)ニヤッ

そう!
そうです!!!
1984はApple信者にとっては重要な数字ですよね。
人類の転換点ですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
管理人@うぉず

瞬時に理解されるMyさんのApple信者レベルは高し!ですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
12歳のApple信者

1984。事件の年ですね。
有名な「1984」のコマーシャルをはじめ、伝説はここから始まった。

返信する
あき

語尾が「デス」だと、某魔女教の怠惰担当の人を彷彿とさせますねwwww

記事に関係なくてすみません 笑
ブルーボックスが出てくるとは、、、当たり前ですがApple信者レベルがすごいっす。。。笑

返信する
管理人@うぉず

あぁぁ!!!!
言われてみれば確かに。笑笑

ブルーボックスに反応されるあきさんもさすがです。笑
大切ですよね。
ブルーボックスがなければAppleはなかったのですから・・・v( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
管理人@うぉず

本当にそうだと思います。

1984のプレゼンがそれを表していますよねv( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
12歳のApple信者

本当にどうでもいい話ですけど実は私が住んでるところから自転車で10分のところに日本IBMの本社があるんですよ。誠に残念なことに、Apple JAPANではなく。

返信する
管理人@うぉず

えぇぇぇぇ!!!
そうなのですか!
1984のプレゼンを爆音でかけながら周囲を走り回りましょう!笑

返信する
管理人@うぉず

ふふふ。
やはりみなさん当然のようにご存知ですね・・・v( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
marusankshikaku

無線電話回線はまだ無かったはずなのにiPhoneで長電話できるあたり、SFですね。かけるだけならブルーボックスと同じ原理でiPhoneからトーン信号鳴らせばできそうで、それだと通話記録が残らず料金請求もされませんが、iPhoneのスピーカーとマイクで長電話してたわけですから、まあSF笑。1971年において4004やARPANETには触れずにブルーボックスに触れた上で未来におけるインターネットの登場に言及するあたり、エンドユーザーから見たApple史みたいな話なんだろか。

返信する
管理人@うぉず

トーン信号!
その時代にいれば口笛を一生懸命練習したと思います。笑

と、この話ができる人は、
周りにはほとんどいないため皆さんと話せるのが幸せですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
ケンボウ

うぉずさんこんにちはー
1984年と言えば…パソコン業界に衝撃を走らせたあのマシーンの登場ですねとなると次は1998年なのかな…v( ̄∇ ̄)ニヤッ
そうそう!ここ最近ようやくAirPodsの後継機として2台目のBeatsXが届きました!
大事にしてやろうと思います

返信する
管理人@うぉず

ふふふ。
さすがの予測ですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

って、えぇぇぇ!!!
BeatsX届きましたか!
おめでとうございます!!!

AirPodsと同時に耳に装着して使い比べる狂気のレビューを期待しております。笑

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です