第四世代バタフライキーボードの開発は続けてほしかった。というApple信者兼キーボードオタクの戯言【ぼちぼち更新!りんごの木(469日目)】

うぉず

最近、自分の中でキーボード熱が沸々と沸騰中。重言のような気がするが、二度主張したくなるくらいキーボード熱が沸騰している。そんな中、ふと思い出した。もう二度と帰ってこないバタフライキーボードのことを・・・[@appleshinja_com]

バタフライキーボードの黒歴史

2015年。
突如としてバタフライキーボードはその姿を現した。12インチの小さなボディに収まった最薄クラスのMacBookに搭載されて。

あまりの薄さと軽さに世界中の人が困惑しながらもあーだこーだ言っていた。その後、MacBook AirやMacBook Proに搭載されることになるのだが、第二世代バタフライキーボードまでははっきり言って失敗作だった。

薄型化させすぎたあまり、埃が入り込んだり、キーボードがめり込んで戻ってこないなどの不調が発生しまくりAppleが無償交換プログラムを実地したほど。実際に私も2016年版のMacBook Proを修理に出したことがある。

さらに、バタフライキーボードは一部の熱狂的なファンを除き、好む人が少なかったという事実もある。

海外版のギズモードの記事でも、

個人的には、ここまで長く続いたことが奇妙にも思えます。今日まで、バタフライキーボードを積極的に好む人に会ったことがありません。むしろ、キーボードを理由にウィンドウズに乗り換えたという話や、アップルのエコシステムから離れたくがたいために仕方なくキーボードを許容したという話、アップルがバタフライキーに切り替える前に最後の2015年のMacBookを購入して老朽化したシステムを持ちこたえたという人たちの話を聞いていたものです。
引用:アップルのバタフライキーボードよ、さようなら。 | ギズモード・ジャパン

ということが語られている。

私もバタフライキーボードで100万文字打ち込んだ僕の辛口レビューという記事を過去に出しているくらいバタフライキーボードが好きではなかった。

ただ・・・バタフライキーボードの終了が決まって1年が経過した今、思うことがある。

第四世代バタフライキーボードは革命的だった

何度も改良を繰り返され続けた結果、2019年版のMacに搭載された第四世代バタフライキーボードは革命的だった。そう私は思っている。

店頭で触ったときに、

「あっ、これはすごい。薄型なのに、ちゃんとクリック感もある。静音性もすごい。さすがApple、やっと答えにたどり着きつつあるなぁ。」

と思ったものだった。

私は2016年版のMacBookプロを当時めちゃくちゃ愛していたがキーボードのためだけに買い換えてもいいと思えるほどの完成度だった。

ただ・・・

それは一瞬の輝きだった。線香花火のように。
そう、第四世代バタフライキーボードは線香花火だった。
一瞬輝いて、そして翌年には姿を消してしまった。

不遇のキーボードとまでは言わないけれど、Appleからすると製造コストや故障リスクを許容できずにバタフライキーボードとお別れするほかなかったのだろう。

第四世代バタフライキーボード VS Magic Keyboard

2020年にMagic Keyboardが搭載されることが決まった際には、世界中が「これこれ。これでいいんだよ。」と思った。

私も実際に店頭でタイピングしたり、M1 MacBook Airを購入して「うんうん。これなら長時間のタイピングもしやすいね。」と思った。家では絶対にHHKBなどの自分が好きなキーボードを使うが外出先でも快適なタイピングができるのはありがたい。

Magic Keyboardは革新的ではなかったが、2015年までに搭載されていたMac本来のキーボードのような良さがある。

そう、これでバタフライキーボードの革命は止まった。そして、終わった。世界中の人がそう思ったはず。

しかし、あれから1年経過して思うこと1つある。それは、

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第四世代バタフライキーボードを使ってみたかったよぉぉぉぉぉ!!!

Appleよ、無難でいいのか?

Magic Keyboardは無難。The・無難。
文句のつけようがないキーボードだと思う。

ただ、第四世代バタフライキーボードの革新が私は忘れられない。あのクリック感・あの静音性。答えまで・・・究極の薄型キーボードの完成まであとちょっと、あとちょっとだったような気がする。

本当にもったいない。

Appleは結局はiMacなどに付属されているようないわゆるペチペチ系のキーボードを主体としていくのだろうけど、無難すぎる。面白みはない。あのペチペチ感が好きな人は多いだろうけど、バタフライキーボードの成長は見ていて楽しかった。

第二世代

第三世代

第四世代

とキーボードが進化していく過程を見れるってあまりないと思う。それだけに残念に思う。あぁ、第四世代バタフライキーボードを一度くらい使ってみたかったなぁ。

今日のお告げ「キーボードにもう一度脚光を」

Appleはキーボードに全然力入れてないよね。

という旨の発言を私がTwitterなどですると、昔ながらAppleファンの方々から「昔はエルゴノミクス系もあったんですよ〜。」というありがたいお言葉をいただく。

Apple/Macテクノロジー研究所 Appleが人間工学を考慮した製品〜Apple Adjustable Keyboard考の記事とか面白い。昔はこんな風にキーボードに力を入れていた時期もだったんだなぁと思わされる。

もう一度キーボードに力を入れて欲しい。
深く、指への跳ね返りがあり、肩と首に負担をかけない最高のキーボードを。1日の時間の中でキーボードに触れている時間を考えれば、Apple Watchの健康系機能と同じくらい大切なことだと思うのだけれど。

無難なMagic Keyboardに舵を切ったAppleがキーボードに革新を起こすことはもう二度とないのかもしれない。それが少し寂しい。

14 COMMENTS

仮面林檎

結局のところ、Magic Keyboardにバタフライは止まり、宿ったと考えて良いのだろうか…
とMacBookAirのキーボードを打つとふと思います。

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とと

バタフライキーボードは打鍵感はともかく、究極なまでにフラットな見た目が何とも未来的で気に入ってました。
昨年、最後のインテルモデルを確保するためにMacBook Proを買い替えましたが、Magic Keyboardの中途半端な凸凹具合には正直ガッカリしました。
これなら2019年モデルを入手しておけば良かったと……

最近のAppleのデザインからは攻めの姿勢が感じられなくて、ちょっと不満に感じています。
Touch Barも無くすとか言っているし……

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管理人@うぉず

そうですよね、攻めの姿勢がハードウェア面では大人しいですね。
M1でだいぶ攻めてますので、
M1が落ち着いたらハードウェアで革新をもう一度。。

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あずきバー

懐かしいですね、バタフライキーボード。未完成だったものをそれに気づかず3年も早く出してしまい、試行錯誤しながら改良せざるを得なかったとも捉えられるかと思います。耐久性が低い上に修理が困難なものでAppleも無償修理プログラムにかなりのコストがかかっていて、それ以上リスクは取れないと判断したのでしょう。

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管理人@うぉず

そうなんです。
なかなか面白い歴史を刻んだとは思いますv( ̄∇ ̄)ニヤッ

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Madanai

僕が「2016〜2019年式の13インチMacBook Pro以上のノートPCは存在しない」と言えてしまう理由が、まさにバタフライキーボードをはじめとする、近未来感を感じさせるデザインです。
ノートPCなんて、今や特別な理由がなければ使わない物。スマホもタブレットも進化し、PCライトユーザーがどんどん進化系スマホ・タブレットに流れ込んでいくこのご時世、職業・趣味で使っている人以外はぶっちゃけPCなんて必要ないんです。

でも、あのMacBook Proだけは「今日の用途はMacBook Proじゃなくてもいいんだけどなぁ。。。あぁ。。。でも使いたい。やっぱりMacBook Pro使お。」ってなるんです。
そう思う理由があのデザインです。
一番の失敗作とも言われるこのMacBook Proですが、実用性・耐久性をも犠牲にしながら、最高の美しさとスーパーハイスペックの両立を追い求めたAppleには脱帽の一言。耐久性は犠牲にしたものの、最高の薄さと本体との一体感を作りだしたバタフライキーボード。不便だ不便だと言われながら、頑なに崩さず、新たなUSBの歴史を切り開いたUSB-Cのみの搭載。見慣れない超大型トラックパッド。22世紀のPCではないかと疑うようなTouch Barの非現実的な美しさ。

バタフライキーボードも最初は製品としては失格の故障率でしたが、年月をかけて地道に改善されました。
そして、最初はボロクソに言われたTouch Barも、効率化アプリの開発によって段々と世間に認められてきているようにも思います。

現行のMagic Keyboardを搭載するMacBook Proもデザインはいいですが、バタフライモデルと比べれば雲泥の差です。
打鍵感は改善されたものの、USB-Cのみ搭載のスッキリしたデザインを崩す凸凹キーボード、実用性という悪魔に魂を売ってしまったせいでフラットでは無くなった凸凹Touch Bar。あれは「Touch Bar」ではなく「Touch Switch」なのです。もう凸凹ができてしまった時点でそれは「Bar」ではありません。
確かに、実用性は高いです。しかし、これは「本物の」Apple製品とは言えない。

現在のリーク通りに製品発表が進めば、これからのMacBook Proは2015年モデルのような実用性全振りのデザインに戻り、2016〜2019年のMacBook Proは最大の黒歴史として語られるようになるかもしれません。しかし、僕はこの非現実的なデザインを絶っっっ対に諦めないでほしいと思っています。
それこそが、「時代を牽引してきたメーカー」Appleとしてあるべき姿だからです。
またいつか、忘れた頃にバタフライキーボードを搭載した激薄Macが「ただいま。」と帰ってくる。そんな日を、愛機MacBook Pro2017とともに待ち続けようと思っています。

。。。あ、これ記事にすればよかった(´;ω;`)ブワッ

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管理人@うぉず

そうなんですよ。

バタフライもTouch Barもちょっとずつ馴染んできていたのに、
ここへきて両方とも廃止?の流れになりつつあるのは悲しいですよね。

なかなか難しいところですが。。
まぁ、M1が落ち着いたらまた新しいことをやってくれるかもしれませんし、
個人的には再来年くらいからのハードウェアの革新を楽しみにしています。

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Madanai

今、バタフライキーボードの動画見てきました。
僕の好みで言えば、一番よかったものが第二世代、二番が第四世代、三番が第三世代、四番が第一世代という順になります。

正直、第一、第三世代のキーボードの質は「もらってもいらない。」レベルでした。優しく打ち込むときは快適ではあるものの、少し強めに打ったときに「あれ?」というキーの返りの弱さでした。
そして、第四世代は、まさに「Perfect」の一言。全てが完璧なものでしたね。実機触った時には感動してしまいました。薄型キーボードの究極系ではないかと。
第二世代は、はっきり言って「ただの好み」です。実は、REALFORCEを購入した2018年10月からの4ヶ月くらいはバタフライをメインで使用し、たまに気分転換でREALFORCEを使用していました。今もたまにバタフライキーボードで打鍵していますが、「少し強めの打鍵でもビシッとした返りがあるバタフライは第二世代一択である」という感想は今になっても変わりません。とある事情によって深めのキーボードをメインにせざるを得なかった時(確か2019年3月くらい?)にスムーズに移行できたのもおそらく第二世代バタフライキーボードのカチカチした打鍵感のおかげでした(まぁ、これがキーボード沼に浸かる瞬間でしたがwww)。

変なタイミングの煽りになってしまうのですが、Razer Ornata Chroma(メカ・メンブレンというRazer独自のスイッチ)の打鍵感は、第二世代バタフライが深くなって青軸のクリックが加わったような感じのものです。押下圧が少々重いのと、Razerのソフト等のサポートの質がひどいのが大きな問題ですが、短期決戦作業ではこれ以上の味方はないと思っております。

あ、家族のiPhoneケースの件、ありがとうございます。Youtube動画、楽しみにしておきますねm(_ _)m

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管理人@うぉず

お、いいですねぇ。
Razerはマジで人気ですよね。
ゲーマーはみんな使っているのではないでしょうか。

私も所有はしていませんが、
いつも量販店などで見つけてはカチャカチャと楽しんでおりますw

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Masashi

バタフライキーボードのパタパタとした打鍵感、個人的には好きなんですけれどね。
Mac miniはMagic Keyboardを使っているのですが、
Magic Keyboardはしっかり押し込む必要があるように感じます。
(Magic Keyboardの方がいいとなるとかなり力を入れて打鍵されているのでしょうか。)

ちなみにですが、今年に入って「 I 」のキーボードが浮くようになり、
気になって爪で引っ掻くとポロッと取れてしまいました。
はめ直すことはできたのですが、たまに反応しないなどの不具合が出るようになり、
昨日Apple StoreのGenius Barに駆け込み修理してもらいました。
今、私が使っているのは13インチMacBook Pro Touch Bar(2017)で
無償修理プログラムの対象であったため、修理代金は1円もかかりませんでした。
ただ、「R」と「H」のキーボードが削れてハゲており、
それも交換してもらおうかとは思いましたが、
それだけMacを使い込んでいる証にもなると考えて敢えてそのままにしました。

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管理人@うぉず

キーボードは好みが分かれますからね。
この辺りは本当に趣向次第です。
私はアホなので色々と試したくなりますがw

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