11インチiPad Pro廃盤の噂はフェイクニュースの可能性大

うぉず

最近、というか、あまりにも多くの方から「11インチiPad Proってなくなるのですよね?」と当たり前のように話されることが多くなってきたので情報源などを調べてみた。ちょっと、、、結果が意外すぎて驚いたが・・・[@appleshinja_com]

ニュースの信憑性が弱すぎる・・・

色々と調べてみて分かったのだが、ニュースの情報源はたった1つしかなかった。

それがこちら。

Source:

Via: 11インチiPad Proの次期モデルはリリースされない? – iPhone Mania

しかも言いたくはないのだが、情報源のアカウントもバシバシと的中させているという感じの方ではない。

有名なiPhone maniaさんがそれを記事にして、おそらくそれを拡散させまくったフェイクニュースメディア(多分、ブロガーかYoutuber)がいて、一気に知れ渡ったのだと思う。

個人的にはこれだけの情報で11インチiPad Proが廃盤になると考えるのはちょっと時期早計だと思う。

それに、11インチiPad Proには廃盤にならないであろう明確な理由も私個人としてはいくつか持ち合わせている。

11インチiPad Proが廃盤にならない3つの理由

書き終えてみて思ったけど、11インチiPad Proを愛用しているが故に若干はバイアスがかかっているかも。

1、黄金サイズ

まず、私が11インチiPad Proが廃盤にならないだろうと考えている最も大きな理由がこれだ。

Appleが、と言うよりはスティーブ・ジョブズ氏が考案し、何度も何度も何度も議論されてできたと言う黄金サイズの9.7インチiPad系譜の11インチiPad Proが廃盤になるのはかなり考えづらいと思う。

もちろん、2020年に発売されたiPad Air 4との差別化が難しくなってきているのは事実ではあるのだが、これから先にディスプレイの革新が待っていると考えればプロモデルには最上級のディスプレイを搭載するというプランは考えられるだろうし、11インチIPadProが廃盤になる明確な噂もない以上、Appleが廃盤にすると明言するのはちょっと疑問。

私の感覚で言えば、11インチ iPad Pro廃盤にして12.9インチiPad Proだけを残すと言う選択は、16インチMacBook Proだけを残してMacBook Proの13インチを廃止するようなもの。

M1チップ搭載のMacBook AirとMacBook Proも積んでいるCPUやGPUのスペックは全く同じではあるのだが、マイク性能や冷却性能などで差別化されているし、そういった細かい部分で差別化を図っている11インチiPad Proには自分の存在意義があるように私は思う。

2、廃盤の噂が少なすぎる

11インチiPad Proが廃盤になるかもしれないと言う噂は前述した通りなのだが、実はあの噂はあの一度きりで、それ以降は有名なメディアや人物が11インチiPad Proに触れた事は一切ない。

触れる事は無い=11インチiPad Proはこのままフェードアウトしていくと考えることもできるのだが、11インチiPadProが廃盤になると言うとてつもないビックニュースであれば多くのメディアや人物が報じているはずだ。

そういったニュースが飛び込んでも来ていないにも関わらず、 11インチiPad Proが廃盤になると考えるのは早計だと思う。

3、革新は最上級モデルから

MacもiPadもiPhoneも革新は最上級モデルから、というのがAppleの戦略の常である。

MacBookがベゼルレスになったのは16インチMacBook Proからで、未だに13インチMacBook Proはベゼルレスには対応していない。

iPhoneに至っては、プロシリーズのみ60fps撮影やApple ProRAWに対応している。

ではiPadは?

この記事を書いている2021年の3月時点ではiPad Airとの差別化がほとんどされておらず、iPad Proを真のプロモデルと定義するの難しい状況だ。しかし、2021年の3月には12.9インチiPad ProがミニLEDに対応するという噂が濃厚。つまり、プロモデルに最新の上級スペックを搭載するという流れは現在も続いている。

あれ?
12.9インチiPad Proだけなら、11インチiPad Proはやっぱりこのままフェードアウェイしていくのでは?と思ってしまうかもしれないが・・・それもまた早計だと思う。

2015年の話になるが、初代Apple Pencilが対応したのは12.9インチiPad Pro (第一世代)のみであり、その半年後に9.7インチiPad Proが発表されて9.7インチモデルにもApple Pencilが対応することになった。(iPadのプロモデルは12.9インチから始まり、当時は9.7インチにプロモデルは存在しなかった)

つまり、Appleの”最上級モデルから革新的な機能を”という戦略は少なくともここ5、6年は続いており、その戦略が今回も適用される可能性が高い。

というわけで、12.9インチiPad Proしか発表されないからと言って11インチiPad Proが発売されないとは限らないだろう。

個人的な見解

個人的には、11インチiPad Proは2022年中にミニLEDディスプレイに対応して発表されると思っている。あくまでも推測でしかないのだが、2021年中に発表される事はないだろう。

その理由の1つとして挙げられるのは、有名なメディアや有名なリーカーと呼ばれる人たちが全くと言っていいほど11インチiPad Proに触れていないからだ。

長年、Appleニュースを追いかけている経験から言えるのは、本物のリーク情報と言うのは最も先の長い予想であったとしても9ヶ月から10ヶ月先位までだということだ。iPhoneであれば1年先のものが出回ることはあるのだが、それも明確な噂ではなくぼんやりとした予想であることが多い。

例えば、11インチiPad Proが2022年の3月に発表されるとしたら、2021年の5〜7月くらいにポツポツと噂が出始めると思う。

というわけで、2021年の中盤あたりから噂が流れ始めたら、これまでの流れと同様、発表は濃厚だと考えてもいいだろう。(あくまでも個人的にはそう思っている)

今日のお告げ「1周回って私の元へ・・・」

11インチiPad Proが無くなるらしいですね!?

とTwitterのリプライやDMや、コメントなどをいただくことが多かったので「そうなの???」と私は思っていたのだが、 調べてみたらたったひとつの薄い情報がなぜか回り回っていると言うことに気づくことになった。

誰かがフェイクニュースを拡散しているのだろうとは思うのだが、それが回り回って私の元へ届くのはなんだか不思議な気がする。広いようで狭い世界。

以前から当ブログでは何度もお伝えしているがニュースを確認する際はそのニュースの根本が信用できるものかどうかを確認するようにしよう。ゴシップ紙を読む感覚で楽しむのであればアリかもしれないが、信憑性の薄い情報に惑わされて機会を損失し続けるようなことはしないことを強く強くおすすめします。

10 COMMENTS

Masashi

11インチがなくなるとは私も考えにくいです。というか、考えたくないです。
12.9インチは残念ながら持ち運びには向かないんですよね。
それこそ自宅や仕事場で半据置として使うのが限界だと思います。
11インチはその点、うまく考えられた大きさではないでしょうか。
Appleも流石にその辺は分かって製品を出しています。

確かに11インチiPad ProとiPad Air 4の差別化は難しくなっています。
しかし、iPad ProにはProMotionテクノロジーと4スピーカーという
大きなアドバンテージがあり、チップのグラフィック性能はiPad Proの方が高いです。
(処理によってはA14搭載のiPad Air 4に軍配が上がるそうですがね。)

13インチMacBook ProとMacBook Airの方が差別化が難しくなっていると思います。
どちらもM1チップとなり、13インチMacBook Proのアドバンテージといえば
冷却ファンとTouch Barだけですからね。ただ、差別化がより難しくなっている
13インチMacBook Proの廃止の話が出ないということは11インチiPad Proが
廃盤になるリスクはかなり低いのではないでしょうか。

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管理人@うぉず

ですよね。
流石に11インチを無くすのは愚行すぎる気がします。

とは言っても、Masashiさん含め、
多くのガジェット通は「いやいや、ないでしょ。」
と思っていると思います。

惑わされる方が多いので記事にしてみたまでですね。

MacBook Proは今のモデルは上位版が出たら
中途半端なモデルにはなってしまいますね。
Touch Barお試しモデル?とでも言うのでしょうか。汗

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のりのり

Airで代替とも考えられますが、名前が違う以上別ラインでAppleは考えてると思いますし、iPad Proを12.9だけにするとも思えないです。
Proモデルだからこその大小選べますだと思うんですよね。歴代のMBPがそうであったように。
今のiPadのラインナップってすごい理にかなってて、タブレットの位置付けが固定されるまではしばらく現行のまま行くんじゃないかな。iPodがしばらくいくつかの種類があった時期を経て、今のiPod touchに収束したように。

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管理人@うぉず

ふむふむふむ。
確かに、です。
折り畳みとかわっしょいわっしょい時期が来たら
色々と変わりそうですが今はこのままですかねぇ。
というか、あまり頻繁に変えないでほしい。

せっかく12インチMacBookとかファンが出始めていたのに
急に廃盤になりましたからね。汗

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ユースケ@福岡福島

含蓄のある話ですね。

全てのニュースにおいて、1次情報に触れることはほぼない中、伝達者の信憑性は自分なりに常に評価判断しなければならないと改めて思います。

100%確実な情報はないですし、僕とて何らかの洗脳は入ってるでしょうし(笑)
自分が好きで、あまりに荒唐無稽でない人の情報をレイヤーのように重ねて判断するのがベターかな、と思っています。

うぉずさんなど、過去にいい思いをさせてもらってる方は1強・盲信しがちかも…いかんいかん。(笑)

話がそれましたが、11インチは秀逸です。
女性に重すぎず、男性にチャチすぎず、画面の広さと身軽さがバランス良く担保されるのは、間違いなく11インチです。

ザ・万人向け。
ザ・エントリーサイズです(^^)

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ユースケ@福岡福島

っとっと、Proの話でした。

先進性を求める人は一定数いて、それが全て12.9インチでね、というのはうぉずさんがMBPで例えた通りだと思います。

体のでかい僕でさえ、最初は迷わず10.5インチiPad Proでした。
それでも小さく感じなかったですし、鞄にもスッと入って、それでいてProの可能性も享受できて。
あと、Pro使ってんねんで感は大事なんですよ(笑)

ということで、11インチという大切なサイズを「ProというiPad」にコミットできて、使っている喜びを感じられるようにアップデートして欲しいところです。

すっかり長くなり失礼しました(^^)

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青龍

これね、iPad Air 4のベゼルレス化が11Proが消えるかもという根拠に拍車をかけてる感があります。Airが一新される事でベゼルレスと第二世代のApple Pencilを求めていた人にとっては費用も安く済みますし、コスト重視でいくなら11Proを一新する必要はないと邪推出来てしまいますからね。
この辺はiPad mini問題と同じでした。折りたたみiPhoneが開発中かつ調整段階に入っているのが事実であれば、 miniサイズよりも折り畳み機に購買欲を映らせたいと考えるのは当然ですので。11Proの場合は無印MacBookのM1化の噂等の関連性も囁かれていましたね。
ただ、うぉずさんも指摘する様にProモデルは初代だと12.9が先に出て9.7が数ヶ月後に出た流れを鑑みると、もしAppleが11Proの後継機も開発していたとすると、確実に売れる11Proを12.9と一緒に出すよりも12.9を先に出す事で絵描きや最新モデルを使いたい層を上手く誘導させてある程度期間を見てから11Proを出すという形の方がより収益が出るのでは……という見方もあります。
不確定情報とはいえ、次のiMacが複数のカラーバリエーションを用意するという話やAir4でスカイブルーなど5色でラインナップされている点。加えて、iPhoneだと12シリーズで4ないし5シリーズのデザインに回帰かつMagSafeを復活させている事から、去年の後半からAppleはデザイン・発売スケジュール回帰を一つのテーマとして設定しているのかもしれません。

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管理人@うぉず

最後の1行に強烈に同意です。
Appleは良かった部分を再度復活させるつもりでしょうね。

思えば、ここ4、5年はチャレンジが多かったです。
SDカードスロットも必要ですし、
ここらで必要なものは必要と復活させるのは賢いかと。

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