【レビュー】Duet Displayは購入するな!2年使って分かった不便さとネットの嘘。

うぉず

iPadをサブディスプレイ化させるアプリとして有名なアプリ「Duet Display」は有名だが、私は購入をオススメしていない。実際、私は2年ほど使ったが、全くと言っていいほど作業効率化に繋がるとは思えなかった。購入前のあなたの参考になればと思い、今回は私のDuet Displayに対するレビュー記事を書きたいと思う。[@appleshinja_com]
Duet Display

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なぜ、Duet Displayはオススメされるのか?

まず、選択肢がそもそも無いことが挙げられるだろう。

私もiPad Proのサブディスプレイ化を考えた時に色々と調べたのだが、Duet Display以外の選択肢はほぼなかった。

他の代用アプリを見つけたとしても、動作がカクカクしすぎて使い物にならなかったりする。

また、ネットでオススメされている別の理由としてアフィリエイト報酬を受け取れるから、というのもあるだろう。

Duet Displayはこの記事を書いている段階では2,400円と高価な部類に入るアプリだ。その分、もらえる報酬額も大きくなる。悲しいことにお金目当てに嘘の記事を書く人が多いのも現状だ。

以上のことから、Duet Displayはネット上ではよくオススメされているものと思われる。しかし・・・私はもはや使っていない。というか必要ないと思っている。

むしろ、使い続けているうちにストレスを感じるアプリとなってしまった。

Duet Displayの5つのデメリット

私が、Duet Displayをオススメしない理由は以下の5つのデメリットからだ。

その1.動作がカクカクする

有線で繋ぐとカクカクしづらい、とよく言われているのだが、それでもやはり動作はカクカクする。

MacBook ProとiPadを配線するという事は、トラックパッドでiPadを操作することになるのだが、まぁ、、その動作がカクカクする。

スムーズではないのだ。

私は自宅ではMacBook ProとモニターをHDMIで利用することも多いのだが、その動作と比べたら明らかに動作がカクカクする。

使い続ける上でストレスを感じる動作をするのは長時間の作業には向いていない。ゆえに私はまず、このデメリットに気付いた時にDuet Displayの利用を中する事を検討し始めた。

その2.配線がめんどくさい

これ。

自称、ミニマリストの私からすればストレスでしかない。配線が多いと美しくない。

iPad Pro、MacBook Pro、iPhone、Apple Watch、モバイルバッテリー、と数多くの有線で充電しているにも関わらずこれに加えてMacBook ProとiPad Proを繋ぐのはカオスを生み出すだけだ。

出先で配線するにしても、わざわざ配線を取り出して繋ぐのも面倒だ。

その3.アプリが途中で落ちる

ぐぉぉぉおぉぉぉおぉぉ!!!!!

と叫びたくなるのがアプリが落ちた時だ。

たまにアプリが落ちてしまうのはどうしても仕方ないのだが、ちょっと重い動作を裏で動かすだけでDuet Displayは落ちてしまう。

その際、ウインドウがMacBook Pro側に移行するのは仕方ないのだが、その後またDuet Displayを起動させ、iPad Pro側にウインドウを移動させるのは時間の無駄としか言いようがない。

その4.クリックが多めに1回必要

あまり知られていない事なのだが、実はDuet Displayを使うことにより必要なクリック数が1つ増える。

例えば、今私はiPad ProでYouTubeで音楽を再生させながら、MacBook Proで記事を書いている。つまりアクティブなウインドウはMacBook Pro側にある。

この場合に、Duet Display側でYouTubeの再生を止める場合はiPad Pro側にカーソルを移動させて、1度クリックをしてiPad Pro側をアクティブにする必要がある。

その後、再生を止めたり、別の動画を再生させる動作が必要になるわけだ。

さらにさらに、その後、MacBook Pro側で記事作成を再開させたい場合はMacBook Pro側にカーソルを戻して1度クリックしてから記事を書き始める必要がある。

私は、、この動作に最後まで慣れなかった。直感的ではないし、何よりも作業効率を落としているような気がしてならなかった。

ゆえに、利用をやめた。

その5.そもそも必要ない

これが大きな理由だ。

私は、2,400円もするDuet Displayを購入したのだから、使わないといけない、、と貧乏性ゆえの利用を続けていたのだが、日に日にそのストレスは募っていった。

その結果、私は膨大な時間を無駄にした。

だが、ある日、Duet Displayを使わずにiPad Proだけで利用をしてみた。その結果、、快適すぎて失禁しそうになった。

そもそも直感的に使えるiPad Proなのだから、有線で繋いで操作をする必要もない。それに、サブディスプレイとして使う方のディスプレイはそこまで操作頻度は多くはないはずだ。

ゆえに、Duet Displayを購入する必要はなかった。

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スマートキーボードを使うと究極の環境が完成!!!

私の環境は上記のようになっている。

スマートキーボードがあるため、もう一台ノートパソコンを並べているような感覚で利用することが可能になっている。

つまり、MacBook ProとiPad Proを持ち歩くだけで私は最高のディスプレイ環境をいつでもどこでも実現できるわけだ。

ちょっとカフェに行くくらいなら必要はないかもしれないが、出張先や旅行など、数日職場を離れるなら効率の良いサブディスプレイ環境は欲しい人は多いはずだ。

それなら、スマートキーボードを装着したiPad Proがベストな選択だろうと私は思う。

もちろんスマートキーボードがなくてもiPadだけでも、快適な環境は構築できる。ただ、よりベストを求めるならスマートキーボードがあったほうが良いという事だ。

今日のお告げ

AppleはiPad Proをノートパソコンの代替え品として売り出したいようなのだが、私はサブディスプレイとして売り出せばいいのに、、と思っている。

もちろんタブレットとしても万能だし、Apple Pencilの書き心地も最高だ。その上サブディスプレイにもなると慣れば万能性としては最高のデバイスと言えるだろう。

話が少し逸れてしまったが、結論としてはDuet Displayは必要ない。

iPadをスタンドで立てたまま利用するだけでも十分サブディスプレイになる。資金に余裕のある人は、スマートキーボードを購入すればさらに快適な環境が手に入る。

Duet Displayを購入しなくてもiPadはあなたの生活を変えてくれる素晴らしいものなのだ。どうか、ネットの嘘に騙されずにあなたに最適なサブディスプレイ環境を構築して欲しいと強く願う。

22 COMMENTS

ぽけ

サブディスプレイのメリットは画面共有ではないでしょうか。
別のデバイスを並べるなら邪魔くさいだけな気が、、、

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管理人@うぉず

コメントありがとうございます。
画面共有は確かにメリットですが、
私はあのカクカク感があまり好きではありませんでした。

Twitterでもわりと共感の声を頂いてはありますが、
発想自体は素晴らしいアプリですよね。

AppleがAirDropでデュアルディスプレイ化を進めてくれることを
願っています。

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ごぼう

カクカクする、途中で落ちるという症状に遭遇したことがあるのですが、何もホストPC側の性能によるものではと思っています。
一時期、MBP同世代の13インチと15インチモデル両方使っていたんですが、15インチではスムーズで途中で接続が切れる事も無かったんですよね。もし機会があったら検証されてみてください。

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管理人@うぉず

貴重な情報共有ありがとうございます!

検証が必要ですね・・・

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Zuxikku

連携していないデバイスを2つ並べて、片方資料閲覧、片方作成といった形を取ると作業効率低下しませんか?
引用やコピー等を何か別のツールを使用して連携しないといけないので手間が増える気がします・・・

ちなみに「クリックが多めに1回必要」というのはAppleの仕様によるものですね。Windowsだとその必要がないです。
また、カクカクするのもホスト側の問題でしょうね。確かに13インチMBPだとスペック不足で若干の遅延が発生していますが、Windowsだとほぼ遅延ありませんでした。。。

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管理人@うぉず

私はユニバーサルクリップボードを使っているので
あまりストレスを感じません!

ただ、貴重な情報共有ありがとうございますm(_ _)m

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Lumonberger

過去にMac Mini [2012年製]のメインモニターとしてDuet Displayを含め様々なアプリを試したことがあります。このDuet Displayを使った時の印象ですが、画面が点滅したり、アプリが突然強制終了してしまうことが度々ありました。Duet Displayを通してiPadの液晶を見ると色合いがずれているような、シャープネスが強めのような感じがあり不自然に感じました。元Appleエンジニアが作ったということで期待していたのですが期待ハズレでした。現在は2年ほど前からSplashtop PersonalでiPad 2017をメインモニターとして使用しています。マックはMojaveにアップグレード後も安定していまして画質も劣化なしです。便利に思うことは、やはりAppleが頑なに拒否しているマックをタッチ操作できる点、家中のどこからでもマックを操作できること、(音質は悪くなりますが)iPadにイヤホンを接続すると離れた場所からマックの音声を聴けるところです。

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管理人@うぉず

めちゃくちゃ丁寧になレビューありがとうございます。

便利な点はあるのですが、
私はDuet Displayに慣れませんでした。。汗

いつかAirDropなどで、
無線でデュアルディスプレイ環境ができるようになってほしいものです。

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kuritarou

記事拝見させていただきました。
正直な感想を述べさせていただきます。
まず、記事投稿から時間が経っておりアップデートによる改善もあるのかもしれませんが、今現在私の環境ではYoutubeなどの動画をiPad(mini4)側で表示させても気になる遅延、ラグは感じられず、落ちることもありません。確かに以前は落ちることがあったような気もします。
また、配線が面倒というのは確かにそうなのかもしれませんが、機器が多いというのは人それぞれであり、iPadなどiOSデバイスはそもそもの同期にUSB接続を要するため、そこは人によってはそこまで気になることではないのではないでしょうか。
そして、クリックが多くなるとのことですが、これはDuet Displayでなくともサブディスプレイを接続していれば当たり前のことです。サブディスプレイを用いるような人からしてみれば気になることではないと思います。
5番でもおっしゃられていますが、それに限ると思います。必要な人は必要、人それぞれなのです。筆者様は必要ないと感じられたようですが、それで購入するな、と題してしまうのはどうなのでしょうか…

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管理人@うぉず

ご丁寧にありがとうございます!!
情報共有していただけると本当に助かります。
感謝ですm(_ _)m

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marusankshikaku

私の場合、Mac側のアプリがMac起動時に毎回立ち上がるだけで、iPad Proをまったく認識してくれませんでした。環境設定を要求されましたが、そもそも選択リストの中になく、それ以上先に進めません。諦めてアンインストールしようとするも、起動の度に復活します。結局クリーンインストールしました。MojaveやESETと相性悪いのかなとも思いましたが、うぉずさんも使ってるわけだし、謎です。

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管理人@うぉず

あーーーーー!!
それ私も3年ほど前にありました。
今でもそうなのですかね?

ネットでは絶賛されすぎているような気がします。。
いいアイディアのアプリなんですが、
やはり動作の安定は難しいのかもしれません・・・

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marusankshikaku

その後調べたらESETと相性が悪いらしく、クリーンインストールしてから色々試したらMac側は上手くいったので、早速iPad Proにインストールし直そうと思ったら課金を要求されました。購入メールもAppStoreにレビューコメントも残ってるので買ってないことはないはずなんですが、メールで問い合わせたら「日本語わかんねーよ。英語かスペイン語で書け」とか英語で言われてそのまんまです。二度と使わない。

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marusankshikaku

あのMBPのディスプレイの横にiPad取り付けて使い回してる写真に憧れたんだけどなー。iPadのサブディスプレイ化についてはLuna Displayに日本語代理店が出来て日本語サイトで買えるようになったら考えます。

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管理人@うぉず

海外のアプリはサポートが問題になる場合が多いですよね。。汗

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東山義弘

DuetDisplay使ってます。ツールパレットをまとめてサブモニターへ置いたり映像のプロジェクトモニターを置いたりなど、ノマドで仕事をしている私には何かと便利です。動作が安定しないとか重いとは感じないというか、所詮サブですしね。そこまで期待してどうすんの?って感じでしょうか。
MBP持っててiPad持ってるなら使わない手はないと思います。

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管理人@うぉず

ご丁寧にありがとうございますm(_ _)m

今度、iPad miniが届いたら、
また使い込んでみようと思っています!

他にもアプリがたくさん出始めているので
色々試してまた比較してみますねv( ̄∇ ̄)ニヤッ

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epita

duet-displayをアンインストールしてからのことです。
スクリーンタイムを見ると、なぜか毎日24時間使用していることになっていました。内容を見てみると’com.kairos.duetMac’ が24時間使用しているようでした。関係のありそうな名前なのでここにコメントしました。実際は関係ないかもしれません。
今は、何をしているか分からず怖いので、使用時間の制限で毎日1分に設定しています。
何かご存知のことはございませんか?
よろしくお願います。
duet-displayには、質問のメールは送ってあります。

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epita

ありがとうございます。スクリーンタイムを制限したところこれ以上増えいていないのでこのまま様子を見てみます。

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じみい3(敬称内蔵)

お久しぶりです(タイムリープ的な意味で)
どこかの未来の動画に「MacBook重くて持てないし」と書いた後、「いうて、X250とduetでこと足りているんだが」「ユニバーサルコントロールきたら再考しようか」と朦朧と考えながらWebをフラフラしていたら、うっかりうぉずさんのブログを踏んでしまいました(笑)。
すごいデータベースですねここ、わたしがいじりたい/既にいじってるガジェットの話はたいがい過去ブログにぶつかります。

出先テキスト打ちのときはMathkey keyboardという、手書き数式をMathML(LaTeXのようにテキストに数式を埋め込む構文)に変換してくれるキーボードをiPadで使って、iPad mini6で数式を手書き→構文に変換したあと、テキストエディに貼ってやる作業があるため、純粋な意味での外部ディスプレイになってしまうと困るんですけどね。
こんな時こそSideCar生きそう、なのですが編集画面がおもにiPad Air4縦置きなので、ユニバサルクリップボードに留まっています。iPad mini6→iPad Air4へのコピペです。

動画編集とかしないので、Macはぜいたくかつ重い(物理)のです。テキストエディタも30年前からJEditしかないし(Windowsでも秀丸だから、言えないですね)、ほかを選ぼうとするとUNIX以来のプログラミングのソースエディタになってしまうようで、やはりジャンクで拾ったThinkpadX250で縦置きディスプレイを繋ぐくらいになっちゃうなぁ、といまだにMacに飛べていません。

逆にいうと、ちょっとつないで「A4縦で見せる画面」いつも持ってるiPadで、という気楽さが、duetのよさだと思います。Apple Pencil2で割り込みが出来るSideCarには絶対かないませんけどね。

p.s. 自作はパーツを替えてるあいだに隣にもう1台出来てるのに疲れて、デスクトップはもういじってません。ThinkpadXシリーズはパーツが世間にけっこう出ているので、本体をジャンクで1万で買ってくると、フルHD化SSD化各1万OS2万(OSが一番高い)で5万くらいで、Thinkpadの硬いキーボードが使えるようになります。ノートPCで自作ですね、いまそっちにハマっています。本体X270にすればUSB-PD使えるので電源をiPadと共有できそう。
Macにはまったく関係ない私信でした。MacのSSDが交換できるようになったら起こしてくださいZzz

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