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うぉず
まず結論
後ほどスペックの差や、重さの違いについても触れていくがまずは結論から。
どちらか迷っている人はほぼ確実に14インチMacBook Proを買った方が良い。
16インチMacBook Proは迷って買うものではなく、「16インチしか勝たん!」と言う人が買うべきMac。
私自身は16インチの大きさには大満足だったが、持ち運びが苦痛にしかならなかった。
これが結論。
簡単に言えば迷っている時点で16インチは買わずに14インチを買った方がいいよーという話だ。
なぜ、16インチをおすすめせずに14インチをおすすめするのか?その理由をスペックと重さについて分けて解説していこう。
スペック面の違い
まず1つ知っておくべき事は、16インチと14インチのMacBook Proのスペック面の違いはM3 Maxの登場によりなくなったということだ。
逆に言うとM2 Maxまでは16インチの方が優れている部分もあった。その理由が「高出力モード」の存在だ。以下のApple公式サイトの記述を見てほしい。
8K のカラーグレーディングなど、負荷が高い状況が持続するような場面では、高出力モードで最大限のパフォーマンスを発揮できます。
M3 Max を搭載した 14 インチモデルの MacBook Pro と、M1、M2、または M3 Max を搭載した 16 インチモデルの MacBook Pro で、高出力モードを使用できます。
14 インチまたは 16 インチの MacBook Pro で高出力モードを使用する – Apple サポート (日本)
高負荷を要する場面ではファンをぶん回しながらも最高性能を発揮させてくれる高出力モードなのだが、M1登場時にはM1 Maxの16インチMacBook Proしか対応しておらず、「やはり14インチの小ささでは冷却性能が足りないのか…?」というのが大方の予想だった。
その高出力モードだがM3 Maxでは14インチMacBook Proでも搭載されることとなった。それはつまり、M3の省エネ性ゆえに熱が出づらくなり14インチMacBook Proでも高出力モードを使うことが可能になったということなのだろう。
それゆえにスペック面での違いはない。正確にはほぼ存在しない。
唯一挙げるとすれば、ラップトップもデスクトップも本体が大きければ大きいほど熱がこもりづらい性質があるため、16インチMacBook Proの方が負荷をかけ続けた時に安定しやすいだろうという点だ。
この違いについては両機を同じスペックにして、同じ負荷をかけて熱を計測するしかないのだが、その辺りの比較を行っている記事や動画があればコメント欄にて教えて頂ければ嬉しい。
ただ、高出力モードが14インチMacBook Proにも搭載されたことを考えると、14インチMacBook Proでも十分な冷却機構を備えていると考えても良いだろう。
スペック面の違いがなくなったというのは14インチMacBook Proを選ぶべき理由の1つになると思う。(そこまでの高負荷をかけ続けるかどうかは別にして)
【重要】重さと大きさについて
さて、この点について気になっている方も多いのではないだろうか。
「16インチMacBook Proが欲しい。。
でも、重いし大きいし使わなくなったら嫌だなぁ。」
そう思っている人も多いはずだ。
私も思っていた。
そして、、、その不安は的中し、16インチMacBook Proを手放す1つの理由となった。(最たる理由は重さではないが…その理由についてはこちらの記事で詳しく書いている)
16インチMacBook Proと14インチMacBook Proは寸法で見ると重量も大きさもそれほど違っているようには見えないのだが実際に使ってみると全く違う。重さなんて大根とにんじんくらいの差がある。
あと、重さ以外に重要なのが大きさだ。近年のカバンにはラップトップ用のポケットが付いていることが多いと思うのだが14インチは入るものが多い。一方で16インチはギリギリか入らない場合も出てくるだろう。
少なくとも私の所有しているバックパックでは、入ってもギリギリのものが多かった。ショルダーバックは相当な大きいものではないと入らなかった。
別に大きいカバンを買えば問題はないのだが、カバンを気分によって変えるような人にとっては少しばかり楽しみが削がれることに繋がってしまう。
もし、16インチMacBook Proを買うのであれば所有しているカバンに入るかはしっかりと計測することをおすすめしたい。
こういう人は買うべき!
どちらも良いMacではあるのだが、持つべき人のタイプは明確に違う。
16インチMacBook Proを買うべき人
- 大画面で作業したい人
- 自宅内で作業場所を変えたい人
- より良いスピーカーが欲しい人
- ラップトップ1台ですべてを完結したい人
- 車移動の人
この中で見落としがちなのはスピーカーの音だと思う。私自身、両方を並べて聴いたわけではないしAppleストアで並べて聴いても騒がしいので判別が難しいところなのだが、基本的には16インチMacBook Proの方がいい。
特に空間オーディオで聴いた時にはより広い空間で音が広がっているように聴こえた。ぜひこのあたりは実機でじっくり確認してみてほしい。音質は好みが分かれるのでどちらがいいと言うよりは「こちらの方が好み。」と言った方が正しいので、感覚のままに選べばいいだろう。
また、私自身、16インチMacBook Proは持ち運びには辛いなぁと思ったのだが、1つだけ大きなメリットを感じた。それが自宅内での移動だ。
デスクトップ型Macのように大型ディスプレイへ繋ぎ、そして、据え置きで作業。そのままケーブルを引き抜いて自宅内のリビングや寝室で作業、と場所を変えながら最高の大型ディスプレイで作業できることには感動した。
外に持ち出す事がなくとも自宅やオフィスでいろいろな場所へ持ち出すことにメリットを見いだせる方は16インチMacBook Proが良いだろう。
14インチMacBook Proを買うべき人
- 移動が多い人
- 大型ディスプレイに繋ぐ人
- 自宅と外出先で作業環境を全く同じにしたい人
めちゃくちゃ単純な理由ではあるが、当然、外出先へ持ち出すことが多い方には14インチMacBook Proを強くおすすめしたい。私自身外出先で絶対に使う機会が1ヶ月に5回ほどはあるため、その時14インチMacBook Proがあると非常に便利だと思っていた時期があった。
とはいえ、外出先でそれほど負荷をかけた作業をすることはないため、M1 MacBook Airでも十分な気はしている。自宅にハイパワーなMac StudioやMac miniを設置し、外出先ではM1 MacBook Airを使うという使い分けもあり。
ただ、14インチMacBook Pro1台に集約させる最大のメリットとして、自宅と外出先で全く同じ作業環境を維持することができるという点は捨てがたい。
例えば、
- Safariで開いているタブ
- Finderで開いているフォルダ
- 作業途中のFinal Cut Pro
- 書きかけのPages
- その他、開いたままのアプリ
という具合で自宅で作業した環境をそのまま外出先でもそのまま”即”維持できるというのは強い。
実際にはほとんどの作業環境はiCloudで連携(同期)されているため、どのMacからでも同じ作業を継続はできるのだが、同期するまでの時間や作業環境を全く同じにするまでのほんの少しの手間を考えるのであればラップトップ1台で集約させた方が断然早い。
というわけで、ここまで色々と書いてきたのだが、私の経験がMac選びの一助になれば幸いだ。
独断と偏見
もう、最後の部分なのでバシッと本音を言うと、
どっちも素晴らしいMac。
ただ、迷っているなら14インチMacBook Proを買った方が良い。
16インチMacBook Proは比較して買うものではなく、「16インチのサイズしか考えられない。」という人向け。
特に私がそうだったのでよく分かるのだが、「うーん。。この大きさに可能性を感じるなぁ。」と思って16インチを選ぶような人は重さや大きさに慣れられないと思う。
そうではなく、「重さとか大きさとかどうでもいい。この広大なディスプレイだからこそ実現できる作業効率性には投資する価値がある。」という意思で買うのが16インチMacBook Proの正しい買い方。
私自身、両機を使ってみて思ったのは、「結局は自宅 or オフィスでは大型のディスプレイを繋ぐ方が作業効率性は上がるのだからそれなら持ち運びしやすい14インチMacBook Proの方が良い。」ということだった。
繰り返すが16インチは比較して選ぶものではなく、16インチしか考えられない!という人向けのMacだ。(と思う)
今日のお告げ「どっちも素敵やん。」
14インチも16インチMacBook Proもどちらも素晴らしい。
ただ、私の元に入ってくる情報としては、「16インチMacBook Proは重たすぎて持ち運ばなくなりました。。」という声が多い。対して「14インチMacBook Proは画面サイズが小さすぎました。。」という声はほとんど入ってこない。
このあたりは本人の体力・筋力にもよるし判断が難しいところだと思うのだが、私は14インチMacBook Proの方が万能サイズだと思う。
ぜひ、いずれかの、あるいはいずれのMacBook Proも使ったことがある方はコメント欄にて意見を書いて頂ければ幸いだ。
M3 Pro MacBook Pro16インチのレポート、参考になりました。ありがとうございました。
誘惑に負けて、14インチモデルを直ぐに導入されるかなぁと思いましたが、踏み止まられましたね。暴走されるのを期待していたのですが。
ブログの更新も楽しみにしています。