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まず結論:今回の価格改定は日本向けの為替調整である
iPhoneの日本価格が7月18日深夜に改定され、多くのモデルが約10%弱上がった。今回のポイントは、米国価格そのものが上がったという話ではなく、日本円の価格が為替水準に合わせて調整された可能性が高いという点である。
価格だけを見れば、購入者にとっては明確な値上げである。支払う金額が増える以上、生活者の感覚では値上げと呼んで問題ないが、原因を整理するときは「ドルベースの値上げ」と「円価格の調整」を分ける必要がある。
この区別をしないと、今後さらに価格が上がったときに何が起きたのか判断できなくなる。今回の改定を最終価格だと思い込むのではなく、次の新型発表時に米国価格まで変わるかを見ておくことが重要である。
私が最も伝えたいのは、価格改定を見て慌てて買う必要はないということだ。高くなった事実は受け止めつつ、発売日、新品、最上位モデルという前提をいったん外せば、選択肢はまだ多く残っている。
どれだけ値上げされたのか?
iPhoneはほぼすべてが10%弱の上昇。中でもPro Max系は約2万円、Pro系は約1万5000円、標準モデルの一部は約8000円の上昇。
| モデル | 容量 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|---|
| iPhone 17e | 256GB | 99,800円 | 107,800円 | +8,000円 | 約8.0% |
| iPhone 17e | 512GB | 134,800円 | 142,800円 | +8,000円 | 約5.9% |
| iPhone 17 | 256GB | 129,800円 | 142,800円 | +13,000円 | 約10.0% |
| iPhone 17 | 512GB | 164,800円 | 177,800円 | +13,000円 | 約7.9% |
| iPhone Air | 256GB | 159,800円 | 177,800円 | +18,000円 | 約11.3% |
| iPhone Air | 512GB | 194,800円 | 212,800円 | +18,000円 | 約9.2% |
| iPhone Air | 1TB | 229,800円 | 247,800円 | +18,000円 | 約7.8% |
| iPhone 17 Pro | 256GB | 179,800円 | 194,800円 | +15,000円 | 約8.3% |
| iPhone 17 Pro | 512GB | 214,800円 | 229,800円 | +15,000円 | 約7.0% |
| iPhone 17 Pro | 1TB | 249,800円 | 264,800円 | +15,000円 | 約6.0% |
| iPhone 17 Pro Max | 256GB | 194,800円 | 214,800円 | +20,000円 | 約10.3% |
| iPhone 17 Pro Max | 512GB | 229,800円 | 249,800円 | +20,000円 | 約8.7% |
| iPhone 17 Pro Max | 1TB | 264,800円 | 284,800円 | +20,000円 | 約7.6% |
| iPhone 17 Pro Max | 2TB | 329,800円 | 354,800円 | +25,000円 | 約7.6% |
| iPhone 16 | 128GB | 114,800円 | 124,800円 | +10,000円 | 約8.7% |
| iPhone 16 Plus | 128GB | 129,800円 | 144,800円 | +15,000円 | 約11.6% |
| iPhone 16 Plus | 256GB | 144,800円 | 159,800円 | +15,000円 | 約10.4% |
この表から読めるのは、上位モデルほど絶対額の負担が重くなりやすいということだ。割合が近くても、元の価格が高いPro Max系では増加額が大きく見えるため、心理的な衝撃も強くなる。
一方で、約8000円の上昇と約2万円の上昇では、買い替え判断への影響が異なる。ケースやAppleCare、容量アップまで含める人は本体以外の支出もあるため、改定後の総額で考えるべきである。
私なら、旧価格との差だけを見て損得を決めない。今使っているiPhoneの状態、必要な機能、売却額、購入時期まで含めて、実際に追加で出ていく金額を見て判断する。
まだまだ値上がりする??
今回の話で最も混同されやすいのが、米国での販売価格が上がることと、日本のみ価格が変わることの違いである。前者は製品そのものの価格変更であり、後者は同じドル価格を円へ換算する基準が変わる話だ。
たとえば米国価格が同じ1000ドルのままでも、1ドルあたりの円換算が高くなれば日本価格は上がる。これはレストランの料理代が同じでも、海外旅行で両替した円が少なくなると支払いが重く感じるのと同じ構造である。
今回の値上げは日本価格が1ドル約160円に近い水準へ合わせられた可能性が高いだろう。今回の改定で厳しいのは、これが最後とは限らない点である。米国価格が変わらないまま日本価格だけ調整されたという事を考えると、次の新型で米国価格そのものが上がった場合、日本ではさらに上乗せされるだろう。
100ドル上がれば日本円で約1万5000円から1万6000円、150ドルなら2万円強、200ドルなら約3万円。
発売日に買わないと死ぬ死ぬ病?
iPhoneが高くなると、「今買わないとさらに上がる」という焦りが生まれやすい。だが、すでに使えるスマートフォンを持っているなら、買わないという選択も立派な判断である。
仮に次のProモデルが25万円になり、その金額を高いと感じるなら、発売日に買わなければよい。2年後や3年後に中古価格が下がってから買う方法もあり、機能に魅力を感じなければ見送る方法もある。
そもそも、iPhoneの値上がりを気にするSNSの意見がめちゃくちゃ多いが、その人達は常に毎年iPhoneを買い換え続ける貴族のような生活をずっと続けてきたのだろうか?中には値上げに対して激昂したり、日本政府への批判を始めるような訳の分からないアルティメットバカもいる。
私自身、高すぎると感じる価格なら買わない。20万円台前半なら仕事や趣味への効果を見て検討するが、40万円のように許容範囲を超えるなら、どれほど話題でも選ばない。
私は、iPodを新品で購入したことがなく、一世代・二世代前のiPodをじゃんぱら等で箱なしで購入し続けて楽しんでいた。十分に楽しいAppleライフだった。そうやって旧機種を安く買えばいいと思うのだが、発売日に買わないと死ぬ死ぬ病の人達は一体、何に怒っているのだろうか?
安く買う方法はまだまだある
新品のApple Store価格だけがiPhoneの入手方法ではない。中古専門店、家電量販店、通信会社のキャンペーン、型落ちモデルなど、価格改定の影響を和らげる経路は複数ある。
中古は状態や保証を見極める必要があるが、発売から時間がたったモデルを安く買える。箱がない、細かな傷があるといった条件を受け入れれば、性能を保ちながら初期費用を抑えられる場合がある。
通信会社や量販店の施策は条件が複雑になりやすい。回線契約、返却、分割、ポイント還元を一つずつ分け、最終的にいくら支払うのかを確認しないと、安く見えて実は自由度が低いという落とし穴がある。
私なら、欲しいモデルを決めたあとに新品、中古、キャンペーンの3経路を比較する。価格だけでなく、所有権、保証、返却条件、売却の自由まで含めて選ぶと後悔しにくい。
売却額も考えるべし
本体価格が上がると、買うときの負担だけに目が向く。だが、iPhoneは中古市場で売却しやすいため、次の買い替え時にいくら戻るかも総コストを左右する。
20万円で買ったiPhoneを翌年16万円から17万円程度で売れれば、3万円から4万円の追加で新型へ買い換える事ができる。これは状態が良い場合に限り全員に当てはまる数字ではないが、それに近い数字は多くの人が実現できるだろう。
仮に新品価格が25万円へ上がったとしても、中古の売却額も20万円から21万円へ上がるなら、翌年の差額は従来と大きく変わらない可能性がある。初回の購入額は重くなるが、毎年買い替える人の実質負担は同じものになると考えることもできないだろうか?
Apple Intelligence次第で買い時は変わってくる
新型が出た瞬間に旧型の価値が消えるわけではない。日常で行うことがSNS、ブラウジング、音楽、漫画、ゲーム、写真撮影であれば、1世代前や2世代前でも十分な人は多い。というかオーバースペックだ。
新型の違いが生活へ直結するなら、価格を払う意味がある。逆に、数字上の性能が上がっても体感が変わらないなら、旧モデルを安く買う方が満足度は高くなりやすい。
個人的には、今後おすすめするならiPhone 17シリーズだ。理由としてインカメラが素晴らしいからだ。
また、9月以降のiPhone選びでは、Apple Intelligenceを含むAI機能も材料になる。だが、発表内容だけで買うより、実際に使える地域、言語、アプリ、精度が見えてから判断する方が安全である。
そもそも、Apple Intelligenceは米国からスタートのため、日本では2027年以降の搭載になるだろう。もしかしたら、iPhone 19シリーズ対応と同時に対応するかもしれない。それであれば、Apple Intelligenceの動きをレビュー記事・動画などを見てから買った方が賢いと思う。
iPhoneなんて、どれでもいい。
値上げのニュースは注目を集めやすく、買い急ぎを促す見出しも増えやすい。私が当ブログで常に言い続けてきたようにAppleは金のなる木だからこそ、ゴミのようなメディアがゴミのような記事・動画をばら撒き続ける。そしてそういったコンテンツはアルティメットバカを生み出し、世を混沌に陥れる。Apple好きとしてはそれは許せない。
iPhoneの価格が上がったこと自体は悲しい事実である。それでも、買う時期と買い方を選ぶ権利は残っており、最も強い対策は必要になるまで買わないことである。
そもそも、iPhoneで大したことしてないくせに何を騒いでいるだろうか?
Macは人々の仕事を支え、iPadは多くの法人や学生を支えている。それならば、iPhoneよりも先に値上げされたMacやiPadの値上げこそ悲しむべきだし、もっと安く買える方法をみんなで話し合うべきではないだろうか?
iPhoneの値上げだけを煽り、
iPhoneの値上げだけに怒り、
iPhoneの値上げだけをボロクソに言う。
一体、みんな何がしたいのだろうか?
今一度、当ブログでは「iPhoneなんてどれでもいい。MacやiPadこそ、人生をより良いものにしてくれる!だからこそ良い買い物の仕方や製品の使い方をみんなで考えよう!」という事を主張していきたいと思う。
