これ知ってる?AppleとWHOが推奨する「ノイズキャンセリング製品の効果」

うぉず

当ブログ読者さんたちが共有してくれた素晴らしい情報を当記事ではお伝えさせていただきたい。耳への健康に関することなので、1人でも多くの友人や家族へ伝えていただければ幸いだ。[@appleshinja_com]

「難聴」を防ぐために

Appleのヘルスケアアプリを開くと以下のようなページが新たに作られている。

中へ進むと、聴力を保護する方法という記述がある。その中に、

耳栓、ノイズキャンセリングヘッドホンや、単に静かな場所に移動することは全て、聴力を維持したり大きな音を聞く時間を減らしたりするために効果的な方法です。

と明記されている。

つまり、耳の健康を守るためにAppleは極力耳を休ませるか、聴力に負担のかからりづらいノイズキャンセリング製品を推奨しているということになる。

Appleのヘルスケアデータに隠された事実

さらに、「概要」→上部にあるiアイコンをタップしてみよう。

すると、以下のような画面が表示される。

上記は推奨される騒音レベルと晒されてもいいその時間。注目すべきは最下部の世界保健機関(WHO)の記載。

つまり、世界的に健康を司っている機関が推奨している基準に沿ってAppleはヘルスケアアプリにノイズを測定する機能を付与したということ。

WHOが目指す未来

次に、一部の読者様から教えていただいた、WHOの資料をみてみよう。

Using carefully fitted, and if possible, noise-cancelling earphones/headphones. Earphones and headphones which are suited to the individual user allow music to be heard clearly at lower levels of volume. In addition noise-cancelling earphones and headphones cut down the background noise, so that users can hear sounds at lower volumes than otherwise needed. For example, frequent users of personal audio devices on trains or airplanes should consider using noise-
cancelling earphones or headphones in these settings.

こちらより引用

要約すると、「ノイズキャンセリングイヤホンは音量を少なくしながら、音楽を聴くことができるので、耳への健康を考えれば適している」という感じ。

さらに以下の記事も併せて読むとより理解が深まる。

WHO | 1.1 billion people at risk of hearing loss

以下の記事はWHOの主張をうまくまとめてくれている。

The World Health Organisation Lists Headphone Noise as ‘Potentially Ha – EarHugz®

・ヨーロッパ人の5人に1人は耳に深刻なダメージを受けるほどの音量で音楽を聞いている
・ボリュームを上げて音楽を聞くことはコンサート会場やライブイベントと同じくらい耳への騒音ダメージがある

というあたりは非常に参考になる。

つまり、WHOとしてはイヤホンやヘッドホンで音楽を聞く人が増えているけれど、「音量に気を付ける」「可能ならノイズキャンセリング製品を使う」ということを推奨しているということだ。

意図的に隠されているAppleとWHOの主張

ここまで書いてきた情報は私個人では知り得なかったものも多々含まれている。読者さんたちに色々と教えていただいて知ったことも多い。本当に感謝。

そして、1人の読者さんに言われて「確かに!!」と強烈に納得した部分がある。

それは、

「AppleとWHOは意図的にノイズキャンセリングの推奨を公には売り出してはいない。」

ということだ。

WHOのページを読めばわかるが、ノイズキャンセリングの記述箇所はそれほど多くはない。むしろ意図的にページの後ろの方にあったりすることが多い。

これは、WHOがノイズキャンセリングを利益を生み出すための広告PRとして活用されることを避けたい意図が隠されている可能性がある。

そして、Apple。

Appleは営利企業なのだから、耳への健康を押し出してもいいのだが、それを公には売り出さずに「騒音の測定ができるようになりましたよー!」程度に留めている。

まるで、WHOの主張に沿った形で記載するかのように、アプリの深いところまで入っていかないと今回お伝えしたようなAppleとWHOの関連性は確認することができない。

ここにAppleの美学を感じたような気がする。営利企業ではあるが、利が全てではない、という姿勢を貫いているのかな?と推測せざるを得ない。

今日のお告げ「ノイズキャンセリングはできるだけ早く導入を」

Appleが大々的に押し出していないにもかかわらず、私のような個人ブロガーがこのように宣伝することはなんだか余計なお世話な気がしないでもないが、耳への健康についてのことなので、当記事にて共有させていただいた。

ただし。AppleもWHOも「AirPods Proを買おう。」とは言っていない。「ノイズキャンセンリング機能付きの製品を買おう。」と言っているだけだ。だから、他社製であっても耳への健康を考えるのであれば、ぜひノイズキャンセリング製品の導入を早めに検討してみてほしい。

「あなたの代わりに働いてくれる人を見つけることはできるが、あなたの代わりに病気になってくれる人を見つけることはできない。」

と、最後に伝えてくれたジョブズ氏の言葉がこの記事を書きながら脳裏をよぎった。ジョブズ氏の早すぎる死がティム氏の「健康への情熱」を燃やし続けているのかなぁ、とも思わずにはいられない。

18 COMMENTS

marusankshikaku

Apple Watchの騒音計はApple Watchのマイクで拾った騒音の大きさをdB表示してるだけで、利用者が現に曝されている騒音の大きさを表示しているわけではないので、イヤホンやヘッドホンで音を聴いてるときはそっちの音の大きさを表示してほしい。

ところで、AirPods Proのノイズコントロール、Apple Watchからでもオフ込みでモード変更できるのね。ちょっと驚いた。

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管理人@うぉず

私は、Apple Watchから変更できるのを初めて見た時、
電車の中でちょっと「ウホッ。」って言ってしまっていたかもしれません。笑

こういうの見つけた時ってなんだか嬉しいですよね。

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marusankshikaku

やはり自宅にiPhone置いたままか鞄に入れたままApple WatchをiPod touchみたいに使うことを想定してるんだろうなとちょっと嬉しくなりました。AirPods Proとと共に思いのほか売れてるのもそういうことなのかなと思います。ストレージが32GBに増量したのが地味に効いていますね。

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管理人@うぉず

Apple WatchとAirPods Proの組み合わせ、
Appleの狙い通りっぽいですよね。

あとは、セルラーモデルをキャリア以外に解放してくれれば・・・

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すがっち

僕は毎日音楽を聴くので、今回のヘルスケア機能は本当に嬉しかったです。
今回うぉずさんが紹介してくださっているのは環境音測定機能ですが、他にもヘッドホン音量測定機能もあります。ヘルスケアの『よく使う項目を編集』をタップするといちばん下のほうにあります。この機能を使えば自分がいま何dBで聴いているかも分かります。さらに、使っているイヤホン別に音量の記録が残ります。ぜひ共有させていただきたいので、Twitterにスクショを送らせていただきます!

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marusankshikaku

おお、dB記録はApple Watchだけかと思ってたらAirPodsやPowerbeats Pro等を介してiPhoneがやってくれていたらしい。いつの間にか履歴もある(ヘルスケアアプリ使い込み始めた頃にまとめてよく使う項目に入れてたの忘れてた笑)。最初の履歴が9/21だから、AirPods2の使い始めあたりですね。すげえ。他社製でも音量から推測するらしいけれども、AppleやBeats製品の方がより正確に測れるとちょいアピしてますね笑

環境音音量履歴はApple Watchが届いてからだからiPhoneのマイクでは記録しない模様。これ他社のスマートウォッチやイヤホンはやってるのかしら。

ヘルスケア便利だなー。と言うか、こうやって他の数値も自動で記録取ってくれないかな。体重や体脂肪等を自動記録する体重計はApple Storeで売られているけれども。

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すがっち

この機能ホントすごいですよね!
『この測定はAppleまたはBeatsのヘッドフォンを使用した際に最も正確になります』の一文からティムクックさんのユーザー想いなところと、イヤホン、ヘッドホンに健康という新しい価値をつけた野心を感じました。

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管理人@うぉず

なんてご丁寧に・・・ありがとうございます!!!

追記か新規について共有させていただきたいと思います。
本当に感謝ですm(_ _)m

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うに汰

こんばんは〜!
自分もAirPods使ってて電車で聞こえねええと思って音量上げること多いのですが、やっぱ耳には良くないですよね〜。
まぁ気付いてたのでノイキャンイヤホン考えたこともあったけど、値段が高いんですよね!w
ちゃんとしたやつ買おうと思うと値段きつい!
あと、繋ぐのiPhoneだけだからAirPods Proも使い方的にはないかなーと感じますし!

そして、ノーマルのAirPodsの付け心地めちゃめちゃいいから次買う気にもならないんですよね。

オススメのお手頃ノイキャンイヤホンないんですかね〜。

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管理人@うぉず

そうなんです。
耳の健康を考えて全員に取り入れていただきたいのですが、
やっぱり高いんですよね。。

しばらく待っていればお手頃なイヤホンが出てきそうですが。。汗

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ハニーカフェオレ

有線のイヤホンになりますが、PioneerのRAYZ PLUSおすすめですよ!lightning接続なので、3.5mmジャックアダプターを持ち歩く必要はなく、また充電ポートが付いているのでlightningイヤホンを挿しながら充電もできます。価格もairpods proの半分程度なので、無線に拘らないシチュエーションで使うなら、おすすめです。
あと、無線に拘るならbeats Xもおすすめです。ノイズキャンセル機能はありませんが、カナル型のイヤホンなのでCOMPLYのイヤーチップ等に変えて使えば周囲の音はかなりカット出来ます。あと、beatsなのでapple製品との親和性も高いのがいいですね。

長文失礼しました _(-ω-`_)⌒)_

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ケンボウ

うぉずさんこんばんわ!
僕もノイズキャンセリングヘッドホン(MDR-1000X)を使っているので今回の記事に書いてある事は凄く共感できます笑
ノイズキャンセリングヘッドホンって特に電車や駅の中などのうるさい環境でも確実に、耳に優しく音楽が聴けるのでとても魅力的ですよね〜僕自身もよくそういう場面で使うことがお多いです。
あっ!報告なんですけど前にTwitterでお知らせしたていたMacBook Proがついに届きました!!
ツイートを見て貰えばどんな感じかわかるので是非見ていただきたいですが、Macはとにかく最高ですね笑 何気にこのコメントはMacBook Proから打っていますがライブ変換もあり結構快適です!!
1〜2年前、うぉずさんのブログに出会わなければ僕もMacBookを買う事はなかったと思います。本当にありがとうございます m(_ _)m

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管理人@うぉず

前半のノイズキャンセリングの話がぶっ飛ぶ内容です。笑
Macのご到着おめでとうございます!!!

ライブ変換があるだけで文字を打つのが楽しくなりますよね。
レビューも含めてこれからいろんなものをそのMacで生み出しくださいv( ̄∇ ̄)ニヤッ

私がいなくてもケンボウさんはMacに出会っていたとは思うのですが。。
そのように言っていただけて嬉しいです。

これからも一緒にAppleを楽しみましょう〜!!!

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みまちん

幸か不幸かグッドタイミングで一時的な突発性難聴を患ってしまったので、ますます強い見方です_(┐「ε:)_

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ぺんぺん

うおずさんこんにちは。

まとめ、お疲れ様です。

WHOが指摘するようにイアホンも、ヘッドホンも耳の細胞から見てみたら毒以外の何物でもないですからね。ノイキャン付きは弱い毒、ノイキャンなしは強い毒といったところでしょうか。特に若い方にとっては。騒音性難聴は数十年後に発症することもありますし。怖いことに騒音性難聴は治らないですし。むしろ一旦発症したら悪くなる一方ですし。WHOが指摘するよう10代の方は使用するならノイキャン付きを使用すべきと思っています。

リスクを考えると使用しないに越したことはないですが、とはいえ、結果を常に求められる現代人にとっては、うおずさんのおっしゃられるように集中力を高めるために必須のアイテムですから、私としても使うなら、耳の細胞に配慮するため、やはりノイズキャンセリングで遮音性を考えると、できればヘッドホンをお勧めしています。

だいたい2時間ほど毎日聞けば1年半から2年ほどで英語をマスターできると言われていますが、2時間を通勤時間を除いて確保することは、なかなか困難ですし。私も日本を出る前は2時間は毎日BBCのニュースとPodcastを聴くようにしていましたが、ヘッドホン無しで達成することは困難だったと思っています。

ただ、ヘッドホンはかさばるので、一つはイアホンタイプも欲しくなっちゃいますよね。

AirPods Pro欲しいなあ。欲しくなる記事だなあ。財布のチャックが開いてしまう記事だなあ。デビットカードが私の出番?って聞いてきちゃう記事だなあ。BOSEのヘッドホンが機嫌悪くなる記事だなあ。

でも購入したらしたで、愛機であるBOSEのヘッドホンとAirPods Proどちらも同じように愛せるのか疑問だし、使えるヘッドホンがあるのに同じ機能のものを購入するのは、環境に悪く自己嫌悪に陥ってしまう可能性があって、その一歩が踏み出せないまま、うおずさんの記事を何度も読んでぐるぐるしてます。資本主義は環境への負荷をある程度許容する社会システムなのはわかってはいるのですが、やっぱり次世代に対して正解なシステムには思えなくて、したがって同じようなものを二つ買うのは環境と次世代に対して申し訳なくて。

やっぱり食事も残さず食べきる量を注文したいですもんね。そういつも子供達に教えていますもんね。AirPods Pro買ったら、私の生活ではBoseのヘッドホンとAirPods Pro食べきれないだろうなあ。そんなにつけたら耳の細胞にも悪いだろうし。やっぱり子供に教えていることと、逆のことを大人がやってはダメですね。

食べきれない以上、BOSEさんが壊れるまで、もしくは生きていくため自分のスキルアップにAirPods Proが必要になるまで購入は見送ります!

ところで、以前、うおずさんの記事でiPad Proのスピーカーが素晴らしいと拝見いたしました。耳のことを考えると、できるだけイアホンヘッドホンはつけずに音楽やPodcastを聴いた方がよいに決まっているので、iPad Proの音質がそれほど良いのであればペーパーレスも加わってとても欲しいと思っています。iPad Proを購入して全てペーパーレスにするのと、購入せずに必要最低限の紙媒体を使うのとどちらが環境によいのかは、私自身の知識ではわからないのですが。やはり通常のiPadとiPad Proでは音質がだいぶ異なるのでしょうか?

また、漫画を見るときは12.9 inchが優れているとのことでしたが、本を読む場合はどちらの方が読みやすいとかありますか?

用途としては、購入するのであれば、iPadを購入することで環境に負荷をかけた分、環境に配慮し全てペーパーレスにする、
その上で、仕事としてPhotoshopで画像の編集をする、論文を閲覧する、そして記載する、音楽を聴く、英語力維持のためにPodcastを聴いたりPeppa pigなどのアニメを見る、
趣味としては本や漫画を読む、映画を見る、旅行の計画を立てたり、旅行に持っていくために検討したいと思っています。
一台で完璧はないと思うのですが、環境へ配慮するため購入するなら一台のみと考えているため、どのモデルが良いのか、また使いこなせるのか自問自答し、ぐるぐる迷っています。

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管理人@うぉず

ふむふむふむ。
やっぱり考察が深い方だなぁ。。
すごいなぁ。。。

と思っていたら、

>>AirPods Pro欲しいなあ。欲しくなる記事だなあ。財布のチャックが開いてしまう記事だなあ。デビットカードが私の出番?って聞いてきちゃう記事だなあ。BOSEのヘッドホンが機嫌悪くなる記事だなあ。

めっちゃ揺れてるじゃないですか。笑笑
いや、、、でもわかります。
揺れますよね。

私はお恥ずかしい話、環境に良い悪いということを第一に考えることはあまりないのですが、
モノを捨てたり売ったりすることが昔からできないんです。

買った時の思い出とか、
一生懸命接客してくれた店員さんを思い出すと
どうしてもそれを捨て去ることができないというか。。

>>やはり通常のiPadとiPad Proでは音質がだいぶ異なるのでしょうか?

はい!
だいぶ違います。

感覚としては・・・

iPhone 8のスピーカーと
5000円〜10000万円くらいの外部Bluetoothスピーカー

位の違いがあると思います。

あくまでも私の感覚ですが、
立体感とクリアな感じが違います。

私の母はiPad Proをプレゼントしたその日から、
5000円くらいのBluetoothスピーカーを使わなくなりました。

>>また、漫画を見るときは12.9 inchが優れているとのことでしたが、本を読む場合はどちらの方が読みやすいとかありますか?

本は正直、どちらも同じだと思います。
見開きで大きく見れる漫画は有利なのですが、
本は字が並んでいるだけでそれほどコマ割りなどが意識されていないですからね。

私は本はiPad miniで読むことも多いです。

悩めば悩むほど手に入れた時の感動が大きいのでぜひ悩みまくってください。
ただ、使いこなせるかどうかに関しては心配しなくて良いと思います。

ここまで悩んで考えて購入した製品を使いこなせいなんてことはないです。
絶対使いこなせます。
少しずつ少しずつiPadを愛でていけば自分のものになっていくと私は信じていますv( ̄∇ ̄)ニヤッ

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