Apple Pencil信者のデジタルとアナログの使い分け方:Appleと文房具Vol.7

うぉず

当ブログの読者さんたちにおすすめされたのがきっかけでハマった万年筆の世界。増え続ける万年筆。「一体何を書いているんですか?」と質問も多くいただくのでそのことについてこの記事では少し触れてみたい。[@appleshinja_com]

現在、お気に入りの2本

まず、今のお気に入りについて。この2本の万年筆がかなりお気に入り。

それぞれレビュー記事も執筆済み。

憧れの茶軸。ペリカンスーべレーンM800 開封レビュー

【レビュー】極細が神!プラチナ万年筆/#3776 Laurel Greenの愛を綴ってみた

センチュリー3776についてはもはや全ての文具店でレジ横に置いておすすめすべき最高の1本だと思う。

万年筆の中では比較的安いし、3776以上の万年筆ってもはや自己満足の世界な気がしないでもないので「万年筆が気になるけど、どれを買えばいいのか分からない。」という人にまずおすすめしたい。

ただ、書き心地はカリカリ感が強いので好みは分かれる思う。柔らかい書き心地が好みの場合は国産メーカーのパイロットやセーラーのエントリーモデルの万年筆が良さそう。(日本のメーカーだとパイロット・セーラー・プラチナの3つが有名)

一方でペリカンのM800だが、これは至高の一本と言える出来だと思う。というか最高。最強の1本ならこれかなぁという感じ。

趣味の文具箱という有名な雑誌があるのだが、その中のペンオブザイヤーという年間を通しての人気の万年筆のコーナーでペリカンのM800がここ数年1位に選ばれているのも納得。(私の記憶では)

とにかく書いていて疲れないしキャップをつけた時のバランスがいい。ずっと書いていたくなる。最上位モデルのM1000は書き味はもっと柔らかく、本体ボディが大きくて普段使いには適さないように思う。

普段使いならM800は最強。特に私が使っているこの茶軸・・・美しすぎて気を失いそうになる。

余談ではあるが、M800とよく比べられることが多いモンブランの146も凄く気にはなっている。(高くてビビってる)

デジタルとアナログの使い分け方

さて、私のブログ読者さんたち、そしてリアルの知人たちに聞かれるのが、

「Apple Pencilもあるのに、アナログの万年筆と一体どうやって使い分けているの?」

ということ。

私の回答としては、

画像・グラフ・図形などを挿入する必要がある場合→デジタルノート
予定管理、タスク、アイディア書き出しその他全てのこと→アナログノート

という感じで使い分けている。画像などをいちいち印刷して貼り付けるのは面倒だし管理も大変になるが、デジタルノートであればスクショしたものを貼り付けるだけでいいので便利。というか未来感がすごい。

一方で、五感全てを刺激しながら書くことができる万年筆は、アイディアの書き出しなどには抜群だと思う。脳が活性化する。

また、アナログノートの最大のメリットとして「過去・現在・未来」を行ったり来たりできるメリットがある。予定を書き込み、今日のタスクを書き込んだり、昨日やったことを振り返る。

これらの動作はアナログノートで行った方が圧倒的に早い。あと、道具として使い込めるという楽しみもアナログノートにはある。

人生を変える手帳術

さて、ここまで書いて私の万年筆への想いとアナログ・デジタルの使い分け方はある程度はお伝えできたかと思う。

ここからはさらに踏み込んだ内容。私が一体、何をどこに書いているのか?ということ。

まず、結論からお伝えすると私は以下の本に書いてあるバレットジャーナルというテクニックを応用して日々手帳に書き込んでいる。

このバレットジャーナルというテクニックはYoutubeで検索して初めて知った。

「万年筆 活用」
「手帳 おすすめ」

とかで調べた気がする。すると煌びやかなノートと共にこのバレットジャーナルというテクニックが紹介されていることが多い。

テクニック的には「箇条書きで過去・現在・未来のことを記すべし。」というシンプルなものになるのだが、著者の根底にある考え方を私は気に入った。「めっちゃ好きだなぁ、この人。」と思いながら読み進めていたら答えがわかった。

この著者、なぜか日本に凄く精通している。本の中で、

「日本では職人が尊敬されており〜」
「日本には侘び寂びの精神があり、不完全も美しいとされていて〜」

というような記述が多くみられる。なんだかジョブズさんと似ているような気がしないでもない。日本のいいところをうまく取り入れつつ、それを自分なりの解釈のもとアレンジしていった感じがする。

と、バレットジャーナルの話が長くなってしまったが、このテクニックと万年筆の組み合わせは私は最強だと思っている。

ブログ・Youtubeにほぼ毎日コンテンツを出せているのはこのテクニックのおかげ。マジでバレットジャーナルはおすすめ。

余談だが、私はこういうビジネス本やノウハウ本は好きではないと断罪するものが多い。特に海外のものに関しては「?????」というものが多く賛同できないことが多々あるのだが、このバレットジャーナルについては人生の中でベスト3に入るくらい気に入っている。

今日のお告げ「アナログライフはめっちゃ大切」

万年筆の話からアナログの話まで、少し話が横断しすぎた気がしないでもないが私のアナログ活用術についての質問が結構多いので記事にしてみた。

最後に1つだけ私からアドバイス的なことをするのであれば、

Apple Pencilだけにこだわりすぎるのは損。
アナログも有効的に取り入れるべき。

ということ。

私は2017年〜2018年くらいまでApple Pencil1つで全ての予定を管理し、全てのノートを管理することを目指していろんなアプリを使っていたのだがデジタルノートだけでは効率の悪い点もある。

特に、

  • 過去・現在・未来を一瞬で行き来する
  • 五感を刺激しながらアイディアを書く

ということに関してはアナログノートに分があると思う。

アナログか?
デジタルか?

そう自問自答する際には一方に偏りすぎるのではなく、良いところ取りをしながら日々の生活に取り入れていくと良いだろう。

17 COMMENTS

minmininfinity

ヌフヌフ(うぉず)さん、こんにちは。
またもやYoutubeでコメントが反映されなかったので、こちらにお送りしています。Youtube(万年筆の動画)に送ったものと全く同内容です。

最も気合を入れる手紙や書類は万年筆を使っています。他の硬筆よりも整った字を書くことができます。プラチナやパイロットで出している「デスクペン」という安くて長いタイプが好きです。

ところで、あやうくフィッシングメールにひっかかるところでした。三〇住〇カードから「Vpassの確認」のようなタイトルで、「JPN〇〇,〇〇〇の取引証明書が届いているからVpassを確認したいので、下記のリンクから入ってください」というような内容です。疑いもせず飛ぼうとしたらウイ〇ス〇スターくんがいい仕事をしてくれました。デスクトップ画面が赤くなって、「これは偽サイトだから行くな‐―――!」と注意してくれたのです。「ふむ」と思って何も入力しないですぐに戻り、カード会社の公式サイトを見たら注意喚起が出ていました。(リンクを踏んだだけで特に何も入力していないのでおそらく被害はないはず)
ヌフヌフさんの動画でも「釣られるな」と言われていたのに…ほんとにチョロいおばちゃんです(トホホ)

もしこのコメントをご覧になった方がいらっしゃったらお気を付けくださいませ。

いつも長文で申し訳ありません

返信する
管理人@うぉず

あわわわわ、すいません。
なぜ反映されないのか。。
ありがとうございますm(_ _)m

返信する
nyan

ジムでメモ書きしたトレーニング記録を清書するために万年筆を使用してます。
使ってみたいインクが見つかる→インクを減らさねば→ジムへ積極的に行く
という好循環が生まれつつあります!
万年筆はロマンありますよね~

返信する
のりのり

うぉずさんに誘われて使い始めた万年筆、ボールペンより書き良くていいです。ボールペン苦手で、ゲルボール愛用してましたが、サラッと書き殴るのに、万年筆サイコー。職場環境が変わったのもありますが、万年筆のために大人になって初めて筆入れ持ち歩いてます。

普段使いはLAMYとpelikanのリーズナブルなやつ。どちらも外国メーカーで、アルファベット書くのに確かにいいわーって思ってました。
この度めでたく手に入れたセーラーの渋いやつ。これがもう、超絶、素晴らしいぃぃ❤︎ 日本語を書き易いように作られてる感じ。今まで使ってたのはなんだったのっ⁇って思うほど別次元っス。顔料インクが使いたくて、念願かなってそれでニヤニヤしながら書類書きしてます。お医者さん含め「先生」や「士業」の方々が万年筆に行き着く気持ち、わかりました。たくさん字を書いても無用な力を入れずとも書き上げられるのでホント作業が捗ります。末長く使える相棒に出会えましたよ。

うぉずさん、良きものに出逢わせてくれてありがとです。

返信する
管理人@うぉず

おっ!
その後どうなったのかと思ったのですが、
書き心地よかったのですね。

よかったです。
最高ですよね〜v( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
われに五月を

うぉず=ぬふぬふ様
私の2本も全く同じでびっくりです.3776は安定の書き味で,あまり気を遣わずにガシガシと書くときはこれですね.M800は私はキャップを取るとちょうど良いバランスです.一生の万年筆です.
後もう1本はセーラーのプロフィット21.セーラー顔料インクの青墨を入れています.これは人様に差し上げる文書用.インクの耐水性から手紙,年賀状でも安心です.下手な自筆を何となく礼儀正しく丁寧な印象にしてくれるので,年上,目上へには欠かせません.

今回は万年筆回ですがすみません.iMac来ました! ブルーの色も綺麗に収まってくれました.24インチでウィンドウを重ならずに配置でき,気分がスッキリします.作業途中に連絡が入って中断して対応する時も,あまりイライラしません.以前は刑事ドラマで書類山積みの机の上で電話をとるシーンみたいでした.

ただ,移行作業は結構苦戦しました.何気なくwifiでの移行アシスタントを実行してしまった結果,ブラウザーがインターネットに繋がらなくなってしまいました.wifi には接続できています.
おそらく中途半端に入ってしまった前MacBook Air (intel) のセキュリティソフト (ESET) が悪さをしていると思い,ESETをアンインストールしようとしたら,M1で動かすため Rosetta が必要,でも Rosetta はブラウザー経由で取ってこい,じゃあ繋がっている MacBook Airで取ろうとしたら intel にはダウンロードできない.詰みました.
結局,綺麗さっぱり全部消去して,OSを再インストールし,アプリのインストール,設定,書類の移動は一つ一つやったという訳です.こういう時は個人の方(あまり商売っ気が無さそうな方)の「忘備録として残しておくね」的なブログが非常に参考になります.うぉす様の仰る通り,こういうページが見つけ難くなっているのは寂しいですね.
素人の私からですが,intel からM1に移行するときは,セキュリティソフトに注意!です.

返信する
ものづくり

我に五月をさん、うぉずさん今晩は!!

私もM1 MBAを3日前に手に入れてMac mini(2018)からTimeMachine HDDから移行操作を行ったところ、WiFiには繋がっているのにインターネットにアクセスできないという事態に陥りました。。。3時間ぐらい色々試みましたがダメだったので、翌日Apple Supportに電話して対応してもらいました。

状況を説明したら、その場合、考えられることは主に2つで、セキュリティソフトが邪魔をしているか、システムに溜まったゴミも移行してしまって動作しなくなっているかといわれました。
それで、最初に別アカウントを作って移行するやり方をテストしたがダメだったので、やはりSSDのデータを全て消してクリーンインストールをしましょうということになり、30分ほどで完了すると正常に動作しました。
よくよく考えるとインスートールしていたセキュリティソフトはintel版対応のもので、これを移行してrosetta2経由で動かそうとすること自体に無理があるのだと思いました。
システム再インストール後に再度移行操作をする時にTimeMachineからの移行の際にアプリのチェックを外して移行措置をして、あとからアプリをダウンロードしたら問題なく動作しています。。。

返信する
われに五月を

ものづくり様,ありがとうございます.同じ状況の方がいらしたのですね.一体私は何をやらかしてしまったのかと焦りました.
初めにESETの対応状況を調べておくべきでした.今はセキュリティソフトなしで運用しています.各社がM1に正式に対応してから検討しようと思っています.

返信する
管理人@うぉず

わかります。
セーラーも素晴らしいですよね。

って、えぇぇぇぇぇ!!!!!!
おめでとうございます。
問題も解決されたようでよかったです。

M1ライフ楽しんでいきましょうv( ̄∇ ̄)ニヤッ

返信する
Fuji999

デジタルとアナログは使い分けせず、共生させていますw
アナログの最強武器は三菱ユニのジェットストリーム4+1とパイロットのフリクションの4色複合ボールペンと6色蛍光ペンです。
そして常に野帳代わりに胸ポケットに収まるダヴィンチのレザー製システム手帳です。
ダヴィンチの過去のリフィルデータをiPhone内に格納するアプリ『リフィルストッカー』を使ってデジタル管理ができるので便利です。
万年筆もパーカーなどのを買おうか迷いましたが、放置プレイ三昧が予想できたのでボールペン、複合ボールペンのみでやめておきました。

相変わらず、iPad ProではApple Pencilを使いまくりですが、ジェットストリームとフリクションを使い分けるのと感覚は同じですね。
主旨はシンプルで、自分の内面に残すにはどちらが都合が良いかという事だけです。

返信する
管理人@うぉず

ダヴィンチ!!!
といえばFuji999さんですよね。
文具屋に行っても思い出しますw

サイズってどれくらいのやつ使われてますか?

返信する
ユースケ@福岡福島

うぉずさん、バレットジャーナルを始めたんですね!

僕も今年の1月からバレットジャーナルを始めたんで、仲間になってくれて嬉しいです(^^)
僕が参考にしたのは「箇条書き手帳でうまくいく はじめてのバレットジャーナル」という本で、iPadPro12.9とiPadminiでの併用スタイルです。

というのが、元々紙のノートは異常になくす癖があり、「デジタルノートのみ」を追求する事情もありまして…
ああ万年筆うらやましい。
一瞬、万年筆&ノートを買いたくなりました(笑)

ただ、バレットジャーナル×iPadもめっちゃいいです。
○書いたものを消したり変えたり移動したりできる。
 特に移動できるのが個人的に快適。
○好きなようにノートを作り取り込める。(レフィル的なイメージ)
 ・INBOX用、日次、月次で枠の色、行数・罫線を変えて視認性を高める
 ・これやろう!って思いついたものに合わせたノートを作る
 ・ページ選択機能で、20ページ分ぐらいざっと俯瞰できる
 ・「これ貼っときたい」というものを、写真を撮って取り込める
○iPhoneでもサクッとチェックできる

今はやめましたが、手書き家計簿、体重チェック、アートセラピー、習慣チェック(Habitifyっぽい感じ)などなど、とにかく1つのノートで管理できるようになったのが楽です。

それでも、紙に万年筆の書き味は本当に最高だと、改めて思います…(^^)
万年筆レポート、引き続き楽しみにしてます!

あ、「ミーニングノート」っていう日々の振り返り&まとめのノート術もなかなかいいですよ~。

返信する
管理人@うぉず

えぇぇぇぇ!!!
ユースケさんもバレットジャーナルユーザーだったのですか!?
あのテクニックいいですよねぇ。
個人的にめっちゃ気に入っています。
自分なりにカスタマイズしていけば最高の相棒になれますしv( ̄∇ ̄)ニヤッ

iPadでやるのも良さそうです。

ユースケさんの万年筆レポートも聞いてみたいですw

返信する
chisa∞

ウォズさん(ぬふぬふさん)初めまして。chisaと申します。
ブログへのコメントは初めてです。(動画もまだ2回ですけど)
以前にプレピーを多分使ってたと思うのですがなくしてしまい
プラチナのインクカートリッジが1箱余ったままだったので
ウォズさんの万年筆についての動画をみてプラチナ3776に興味が出て
休日に文具屋さんに行きました。
3770ってうろ覚えで店員さんにきいてしまうくらい知識はないのですが
その文具店にあったプラチナ万年筆は1本だけで赤い透明なものでした。
25000円するときいて迷いましたが、万年筆買う!と決めてたテンションと
1本しか置いてなかったプラチナ万年筆に運命を感じ(笑)買いました。
帰ってからどのモデルだろうとネットで探したら春暁で、
よくみたらちゃんとシリアルナンバーもありました。(単体で受け取ったので気づかず)
2日後に再びお店に行ってモデルについてきいてみたら
箱やコンバーターなどのセットが残っていて無事受け取りました。

2017年発売のモデルが5年間も1本残って誰かを待っていたのかと思うと
めっちゃ愛しくなってしまい(笑)これから大切に使っていこうと思いました。
細字が好きなので細軟のカリカリ感も気に入っています。
大切な1本を選ぶきっかけを与えてくださりありがとうございました。

返信する
管理人@うぉず

うわあぁぁぁ!!!
いい買い物されましたね。
おめでとうございますv( ̄∇ ̄)ニヤッ

限定品って満足感ありますよね。

返信する
chisa∞

返信ありがとうございます☆
自分の文章読み返して5年→4年とか計算できてなくて恥ずかしい
今回は思いがけず限定品だったのですが、好みの万年筆で満足感もあります。
バレットジャーナルもKindle本で買って来年に活かせればと思ってます。
ありがとうございました☆

返信する

管理人@うぉず へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です