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うぉず
はじめに:当シリーズについて
当シリーズは、様々な職業の方に「どうやってApple製品を使いこなしているのか?」という事に焦点を当てて書いていくシリーズ。
とある読者さんからの提案があり、「それは絶対やったほうがいい!!!」と強く共感した事が当シリーズのきっかけだ。
もし、あなたが何かしらのプロフェッショナルなお仕事をされているのであれば、お礼として500円分のアマゾンギフト券をお渡しするので、ぜひご協力頂ければ幸いだ。
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では、早速いってみよう!!
現在のメインマシン、サブマシン
メイン機
iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)
CPUをCore i7へ
メモリを16GBへ変更しております(メモリはうぉずさんのブログを見て変更させていただきました)
約5年前に購入したモデルですが、未だ現役です。
用途としては
・ゲームプログラムの作成(unityというソフトを使用)
・作曲(Logic Pro Xを使用)
・動画編集(Adobe premiereを使用)
・シナリオ制作(pagesを使用)
などゲーム制作に関連する用途で使用しています。
サブ機
iPhone8、11pro max
iPhoneは主に
・ゲームの実機動作確認
・メンバへの連絡(LINEなど)
という用途で使用しています。
(11pro maxはつい先日機種変更を行いました。カメラの性能に感動してます)
iPad(第六世代)+ Apple Pencil
iPadは手書きで書いた方が早いと思った時に使用しています。
・ゲームの画面案の作成
・ゲーム内イラストのラフ
・アイデアを書き留めたい時
また、プログラム関連の技術書なども最近は全てiPadで読むようにしています。
MacBook Pro(2017 タッチバーなしモデル)
CPU:Core i7
メモリ:16GB
容量:256GB
本職が出張が多い職業のため、主に出先で使用するために購入しました。
使用目的としてはiMacと同じです。
全体としてタスク管理のツール「Trello」をインストールしており、どの端末でも常に最新のタスクが表示されるようにしています。
※ゲームのリンク(iPhone、iPadのみ)
「カフェ・ルピナス 〜白川小町の一杯目〜」をApp Storeで
なぜ、このApple製品を使っているの?
うぉず
よろしくお願いいたします!
それではまずはメイン機の使い方から教えていただけますでしょうか?
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このシリーズに掲載されるのは憧れだったので、夢が叶った気分です!
メイン機の使い方ですが、特に多いのは
・ゲームのプログラム作成
・シナリオ制作
・素材の管理
の3つですね。
プログラム作成については、unityというソフトを使用しています。ほとんどどんなジャンルでも作れるゲームエンジンなので、初心者の方にもオススメです。
また、Xcodeを使用してiPhoneのエミュレータ(Macの中でiPhoneを疑似的に動かす機能)で動作確認をすることもできるので、検証用の端末を用意する手間もコストも省けます。
シナリオ制作に関してはpagesを使用しています。テキストエディタに関してはサードパーティー製の高機能なものがたくさん出ていますが、他のデバイスとの連携がしやすいといったメリットが個人的に大きいので使用しています。
例えば、電車の中でiPhoneで誤字のチェック、出先でiPadで手書きのメモを残して、家に帰ってそれを見ながらMacで編集といったことが、一つのファイルで全て完結できるのはアップル製品ならではのメリットだと思います。
そして一番重要な素材の管理に関してですが、1つのゲームを作るのに、イラストや音楽、プログラム等々、数百〜数千の素材を使用します。
もちろん私一人で全て作成するわけではなく、他の方に時間をかけて作成していただいた素材もあるので、素材はとても慎重に管理をしなくてはなりません。
そのため、素材が揃っているか、ミスがないか、バージョンが最新かなどの素材のチェックにかなり時間を使います。
ゲーム開発を始めた当初はWindowsで確認をしていたのですが、イラストなどのプレビューを開くのが遅く、ファイルの検索も遅いのでとてもストレスでした。
その点Macを使えば、クイックルックやspotlight検索などの機能がとても優秀なので、ストレスフリーで管理が行えます。
うぉず
2、>>全体としてタスク管理のツール「Trello」をインストールしており、どの端末でも常に最新のタスクが表示されるようにしています。とのことなのですが、純正のリマインダーではなくTrelloをタスク管理に使うメリットはなんでしょうか?
3、開発を行うにあたり、複数の方とやりとりすることがあると思うのですが、連絡ツールはなんでしょうか?メールアプリかチャットアプリか、、、もしくはSNS系のアプリか・・・気になります。Slackがやはり人気ですかね。
4、>> ・ゲームプログラムの作成(unityというソフトを使用)
・作曲(Logic Pro Xを使用)
・動画編集(Adobe premiereを使用)
ということなのですが、正直、私を含め、どれも使ったことがない方には「うぉぉ!!この人すげぇ!!!!クリエイティブ!!!!!」という印象を受ける方が多いと思います。
これからunityでゲームを作ってみたいなぁという方はまずどのように開発方法を学習していくのがおすすめですか?プロのお話というのはあまり聞けませんのでぜひこれからの方々へ向けて教えてあげてください。(独断と偏見でOKです)
5、マウスとトラックパッドの使い分けは今までにも聞いたことがあるのですが、トラックボールを使っているアプリとそのメリットはなんでしょうか?めちゃくちゃ気になります。トラックボールいいですよね!私も好きです。
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画面配置についてですが、基本的にデュアルディスプレイにして写真のように使用しています。
あとはMacの複数のデスクトップを作成する機能を使用して、必要に応じてGoogle Chromeやコミュニケーションツール、タスク管理ツールを展開しています。
特にUnityに関してはプログラムを書く→動作を確認するといった流れが画面遷移なしでできるようにしておきたいので、2つのディスプレイを並べて使用しています。
それと、iMacだと、一般的なディスプレイと色の表示が異なる場合があります。そのため、複数のディスプレイで見比べて色味を調整したりします。(といっても微々たる差ですが・・・)
>>純正のリマインダーではなくTrelloをタスク管理に使うメリットはなんでしょうか?
Torelloを使用するメリットは大きく以下の3つですね。
①OSを問わず複数人で共有・管理ができる
②私たちのチームでの開発手法に合ったツールである
③デザインのカスタマイズができる
①のメリットが一番大きいのですが、複数人での作業の共有がOSを問わずにできるといった点が純正のリマインダよりも優れている点だと思います。特にMac、Windows、ios、Androidの4つのOSで同じように表示できるのはとても助かりますね。
②については、プロジェクトマネジメントの話になるのですが、私たちのチーム「Atelier Kalmia」では、「カンバン方式(&アジャイル)」という開発手法を取り入れています。
ざっくりした手順としては
1.思いつくタスクを全て「TODO」リストに追加
2.作業を開始する際に作業者を決めて「TODO」リストから「実施中」リストに移動
3.完了したタスクは「完了」リストへ移動
4.作業を始めたけど、完了できない(他の作業待ちなど)はペンディングに移動
5.すべてのタスクが完了するとプロジェクト完遂
6.途中で発生したり、思いついたタスクは手順1からスタート
といった流れになります。
Trelloはこの手法に特化しているツールになるので、採用していますね。
(といっても、個人的な買い物などのタスクなどはリマインダーを使用しています)
③については、作業の効率化には直接結びつくわけではないのですが、タスク内の背景やそれぞれのタスクの色などをカスタマイズできるので、なんとなく見ていて楽しいです(笑)
こういった効率化ツールの中には無駄をなくして、とてもシンプルな見た目のものが数多くありますが、個人的内見として、そういったツールは使っていて楽しくありません。特にゲーム開発をしている身としては、少し遊び心があるようなツールを使用することは大事だと思っていますので、メリットとして挙げさせていただきました。
>>開発を行うにあたり、複数の方とやりとりすることがあると思うのですが、連絡ツールはなんでしょうか?
連絡ツールについては、LINE、Chatwork、Discordを使用していますが、コミュニケーションツールに関しては、メッセージやファイルの送受信などの基本的な機能はそんなに大差ないので、使い慣れたものでいいかなと思っています。
使い分けとしては
・今のチームのメンバーは元々の知り合いなので、LINEを使用
・初対面の方、LINEはプライベート用の方とやりとりをする際には、Chatworkを使用
・チーム全体でコミュニケーションを取る際にはDiscordを使用
といった分け方ですね。
Slackを含めて色々なツールを使用したのですが、最終的には普段一番使うものに落ち着いてしまいますね。
>>これからunityでゲームを作ってみたいなぁという方はまずどのように開発方法を学習していくのがおすすめですか?
Unityを使ってゲーム作りをやってみたいという方であれば、入門向けのサイトか書籍を見ながら、ジャンケンなどのとても簡単なゲームを実際に作ってみることがスタートだと思います。その次のステップとしてお勧めするのが、他の方が作ったUnityのプロジェクトやコードの中身を見て、(許される限り)中身を少しいじってみる、というやり方ですね。Unityの公式のサンプルなどを眺めているととても勉強になります。
他の方が作ったものをみて、どんな工夫をしているのか、自分の作ったものとどう違うのかを分析して、視野を広げることは非常に大事だと思います。
ゲーム内で使用する素材に関しては、初めは著作権フリーの素材を使うことをお勧めします。今は高品質な著作権フリー素材が多く存在するので、そういったものを使用すると、完成までの時間を短縮することができます。
ただし制作を進めていくと、既存の素材では満足できない瞬間が訪れるかもしれません。その場合は自分で作成するか、他の方に依頼をするかの2択になると思います。
私たちのチームの場合、イラストに関しては信頼しているチームメイトに描いていただき、そのほかの素材については私が作成するという体制で開発をしています。(著作権フリー素材を使用するよりも時間はかかりますが、より思い入れのある作品になります。)
ここからは個人的な意見になるのですが、ゲームはイラスト、アニメーション、音楽、シナリオ、プログラム、演出などの様々な種類の作品を組み合わせて作る「総合芸術作品」だと私は考えています。
そのためプロジェクトをまとめる立場の方には、すべての分野の知識が少なからずあった方が、他の方が作業しやすく、よりクオリティの高い作品に仕上がると思っています。もちろん、私もすべてを理解しているわけではないので、実際に手を動かしながら常に勉強させていただいています。
>>トラックボールを使っているアプリとそのメリットはなんでしょうか?
それぞれのデバイスで私の得意・苦手な操作と使用用途は以下の通りです
トラックパット
・得意:ピンチイン・ピンチアウト・横方向のスクロール(スワイプ)
・苦手:ドラッグ
・使用用途:Macのジェスチャー(デスクトップの切り替えなど)、拡大縮小の頻度が高い画像確認・編集時
マウス
・得意:短い距離の移動、正確な操作、ドラッグ
・苦手:横方向のスクロール、長い距離の移動(机のスペースを使うので…)
・使用用途:Unity(3D空間をピクセル単位で移動したり)などの正確性が必要なソフト
トラックボール
・得意:長い距離の移動
・苦手:正確な操作
・使用用途:ブラウザ閲覧時、プログラム作成時など
普段はトラックボールでほとんどの操作をして、操作しにくい場合に他のデバイスに持ち替えて操作するといった使い方をしています。
マウスに関してはUIの配置調整などの細かい操作の際に使用するため、マウス感度を非常に低く設定しています。トラックパッドはマウスカーソルの移動というよりは、ジェスチャー機能を使うために使用しています。キーボードのショートカットでもできるのですが、より直感的に操作できるので好ましいです。(使うソフトによってはキーボードのショートカットが重複したりする可能性もあるので…)
うぉず
デュアルディスプレイで一方で作業、一方で動作のテストをしている感じですかね。やっぱり・・・デュアルディスプレイいいですよね。
Trelloについては、やはりチーム内でのタスク管理でしたか!Trelloも素敵ですし良いですよね。一昔前はWunderlistも良かったんですけどねぇ…
そのタスク管理の仕方も多くの方の参考になると思います。「こうやってゲームが少しずつ出来上がっていくのだなぁ。」という過程が知れたようでワクワクしますv( ̄∇ ̄)ニヤッ
>ここからは個人的な意見になるのですが、ゲームはイラスト、アニメーション、音楽、シナリオ、プログラム、演出などの様々な種類の作品を組み合わせて作る「総合芸術作品」だと私は考えています。
そのためプロジェクトをまとめる立場の方には、すべての分野の知識が少なからずあった方が、他の方が作業しやすく、よりクオリティの高い作品に仕上がると思っています。もちろん、私もすべてを理解しているわけではないので、実際に手を動かしながら常に勉強させていただいています。
なんてかっこいいお言葉・・・心に響きます。こんな方が作っているゲーム。。。やってみたくなりますv( ̄∇ ̄)ニヤッ
また、これからゲームの開発をしたい方への指針になるような言葉もありがとうございます。みなさんの参考になると思います。
トラックボールについてはMacしか使ったことがない方には馴染みがないとは思うのですが、作業次第では非常に効率的なツールになりますのでそうやって教えていただけると本当に参考になります。
特にスクロールがクセになりますよね。
お話しを聞いている限り、ゲーム素材用にかなりのストレージ容量を必要としそうなのですが、
・本体容量
・外付けHDDの活用
・チーム間での動画・音楽データの共有
はどのようにされていますでしょうか?
質問がしばらく止まらなくなりそうです。笑 いやぁ、、、本当にすごい。ゲーム開発をされている方にインタビューをするの初めてなのでめちゃくちゃワクワクしています!
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>>・本体容量
>>・外付けHDDの活用
>>・チーム間での動画・音楽データの共有
>>はどのようにされていますでしょうか?
ストレージに関しては非常に悩んだ末、以下の使い分けをしています。
・本体容量(1TB)…Unityなどのプロジェクトファイル
・iCloud (2TB)…個人的なファイル(各種端末のバックアップなどを含む)
・Googleドライブ(200GB)…チームで共有するファイル(各種素材、企画・設計書など)
まず本体容量についてですが、iMacで行う作業に必要なファイルを主に置いています。おもに各ソフトのプロジェクトファイルとその素材ですね。iCloudは、写真などの個人的なファイルを主に保存しています。
Googleドライブに関しては、チームで共有できるように設定をして、ゲーム制作に関する物をすべて保管しています。
2つのクラウドストレージを使用している理由としては、プライベートなファイルと、チームで共有するファイルを分けるためです。特にGoogleドライブはWindowsからもアクセスしやすく、共有の設定も柔軟にできるので重宝しています。
うぉず
これ!これが聞きたかったんです。
やっぱりGoogleをうまく使うべきですよね。Windows機との関連も考えるとチームや会社間で共有するデータはGoogleがいいと思っています。
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなども秀逸ですからね。
ここまでunityを使ったゲーム作成について詳しく聞かせていただいたのですが、
・Logic Pro X
・Adobe Premiere
の2つをどのように使われているか詳しく聞かせていただけますか?
特に、動画編集に関してはFinal Cut ProではなくAdobeを使われている理由などあればぜひ教えてください!
実は、これまで音楽製作者さん、動画編集者さんにはインタビューしてきましたが、これらのアプリを全て駆使して使っている方には初めてインタビューさせていただいております。
本当にスキル高いですよね・・・恐縮です。
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Googleに関しては本当にお世話になっています(笑) apple製品に関してはデバイス間の連携の強さに惚れたのですが、Googleのサービスに関しては個人(アカウント)間の連携に惚れています。
>>・Logic Pro X
>>・Adobe Premiere
>>の2つをどのように使われているか詳しく聞かせていただけますか?
LogicProXは音に関する素材の作成で使用しています。BGMや歌入りの主題歌から短い効果音まで幅広く作成しています。オーディオインターフェースにマイクやヘッドホン、MIDIキーボードから各種楽器と、LogicProXが私の使っているソフトの中で一番外部のデバイスを繋ぐので常に配線との戦いです(笑)
Premiereに関しては、Adobe製品間の連携が素晴らしいので使用しています。
Photoshopを使って作成した画像をpsd形式のままPremiereに送ったりと、各製品のプロジェクトファイルを「書き出しせずに」使用することが可能です。
「書き出しせずに」というところが重要なポイントで、書き出しをしてしまうと基本的には元の素材より画質や音質が劣化してしまいます。(書き出し形式によっては劣化を防ぐこともできますが…)
例えば、そういった連携が取れない製品を使うと
①画像編集ソフトで作成して画像に書き出し
②書き出した画像を動画編集ソフトで使用して動画を書き出し
と、最終的な動画を作るために2回書き出しする必要が出てくるため、その分劣化の可能性があります。
Adobe製品を使用するとそういった劣化を最小限にして、品質を維持することができるので使用しています。
劣化とはいっても、目を凝らしてもわかるかどうか怪しいレベルの差しかないことがほとんどですが、そういった細かい部分にどれだけ拘れるかがクリエイターとして重要だと思っています。
あとは歴史が長く、使用している人も多いため、調べれば欲しい情報がすぐに出てくるところも大きなメリットですね。
うぉず
あとは歴史が長く、使用している人も多いため、調べれば欲しい情報がすぐに出てくるところも大きなメリットですね。
あわわわわわ!!!!!!
好き!!!めちゃくちゃ好きですこういう方!!!!プロですねぇv( ̄∇ ̄)ニヤッ 尊敬いたします。
さて、次はサブ機の使い方を。。と思ったのですが、その前に、
・シナリオ制作(pages)
について簡単にで良いのでどのようなことを書かれているのか教えていただけませんか?
シナリオというのはゲームのストーリーということでしょうか?
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>>について簡単にで良いのでどのようなことを書かれているのか教えていただけませんか?
シナリオ制作に関しては、仰る通り、ゲームのストーリー部分ですね。今作っているゲームがノベルゲームというジャンルになるので、そのシナリオをpagesで制作しています。pagesはMacやiPhoneなどのデバイスを問わず書くことができるので、基本的にはいつでもどこでも思いついたらすぐ書けるようにしています。
ちなみにノベルゲームは、デバイス等にもよりますが5万文字でプレイ時間が大体1時間の計算で書いています。
うぉず
ゲーム制作者さんたちはやっぱりすごい・・・
では、ここまでメイン機のiMacについて聞かせていただいたのですが、次にサブ機の「iPhone 8」「iPhone 11 Pro Max」「iPad + Apple Pencil」の使い方について教えていただけますでしょうか?
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特に実機確認ですね。MacのエミュレータでもiOSの確認ができるのですが、手触りや表示の確認、性能テストは実機じゃないとできません。
8と11ProMaxの2台持っている理由も主に実機確認のためですね。
つい先日2年半使っていたiPhone8から11に乗り換えたのですが、ホームボタンの有無や画面サイズなどの違いがデバイスごとにあるので、そういった差異を確認するためにも2台あると便利です。
(iPhoneXが初めて発表された時には、「このディスプレイのノッチってどう扱うの?」と身内の開発者同士で震えてました…)
iPadはiPhoneと同様の使い方もするのですが、Apple Pencilを使ったアイデア出しがメインですね。ざっくりした画面案やゲームのアイデア等々を軽くまとめておく時に便利です。
頭の中に思い浮かんだものを文字だけで表そうとすると、時間もかかるし最悪書いている途中に忘れてしまうこともあるので、一旦フリーフォーマットで頭の中をそのまま描いておいて、後々整理しています。
ノートアプリとしては主にNoteshelfを使っていますが、「とにかく早く書きたい!」というときはロック画面をApple Pencilで触って純正のメモを使用しています。
あとは小ネタとして、Web会議の際に、MacのデスクトップQuickTimePrayerでiPadの画面を表示して、なんちゃってホワイトボードとしても使っています(笑)
うぉず
テストのために2台のiPhoneを稼働されているというのは非常に興味深いです。プロの匂い・・・
あ、ノッチについては確かにですね。笑 それは震えます。
ちょうど、iPhoneが広まり始めた10年くらい前はウェブサイト作成者たちがレスポンシブに苦労していたのであの時と似ていたかもしれません。そう考えると技術者さんたちは本当に努力し続けられているのですよね。尊敬いたします。
サブ機の使い方について色々と聞かせていただいたのですが、新しい知識やスキルを身につけるための技術書のようなもの、もしくはインプット的なことはどのようにされているのでしょうか?
電子書籍を読んだり、PDFを読み込んだり、あるいはブラウジングで調べながら得たり・・・私の知り合いのデベロッパーさんは常にブラウジングで調べながらやっていたのでタブを数十個開いていることも当たり前でした。(昔の話ですが)
あと、これは完全に興味の話なのですが、個人的にプレイするのが好きなゲームはなんでしょうか?笑私がPS5かSwitchか迷っていて・・・すごく気になりました。すいません。
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インプットとしては、iPadで技術書などを読みつつ、開発しながらブラウザで調べ物をしています。
技術書に関しては最近まで紙媒体に拘っていたのですが、保管スペース的に電子書籍(Kindle)に変更しました。初めは否定的でしたが、慣れてしまえばそこまで紙媒体との差は感じなくなりますね。
ブラウザに関してはうぉずさんのおっしゃる通りで、ブラウザのタブを10数個同時に開いたり、複数のブラウザウィンドウを立ち上げてます(笑)
あとはプログラマーのコミュニティの勉強会などもたまにあるので、そういったところで技術の情報を共有したりしています。最近はオンラインウェビナーも増えてきたので、昔に比べて参加しやすくなりましたね。
>>個人的にプレイするのが好きなゲームはなんでしょうか?笑
最近は「あつまれ どうぶつの森」にどハマりしています。(笑)
飽きが来ずにいつまでも続けてプレイできるゲームなので、「気付いたら時間が…」ということもしばしば…
その他にもいろんなジャンルをプレイするのですが、挙げたらキリがなくなりそうなので割愛します(笑)
PS5かSwitchか迷っているとのことですが、ゲーム機で選ぶよりも遊びたいソフトで選ぶ方がいいかもしれないですね。
あとはダークホースとして、PCゲームも候補に挙げてもいいかと思います。MacでPCゲームというと、対応ソフトが少なかったり、グラボなどのスペックの問題がつきものだったのですが…
最近「GeForce NOW」という有料サービスが開始されまして、Mac非対応のゲームでもストリーミングで遊べるようになりました!
私も実際に使ったのですが、ストリーミングでも特にストレスはないですね。Macのスペックも関係なく、ネットワークの速度さえ確保できればストレスなく遊べます!
MacユーザーでPCゲームを遊びたい方にはおすすめです!
うぉず
iPadで技術書を読まれているのですね!いやはや、、、そうですよね。紙の良さもあるのですが量が多くなってくるとiPadの方に利点があるかなぁと個人的にも思っております。
ゲームに関しては、勝手ながらとんでもない玄人向けのゲームをされているのかなぁと思ったらあつもりでしたか!笑 私も甥っ子・姪っ子と楽しんでおります。
> 最近「GeForce NOW」という有料サービスが開始されまして、Mac非対応のゲームでもストリーミングで遊べるようになりました!
えぇぇ!!!
そんなものがあるのですか。教えていただいてありがとうございます。早速、調べてみたいと思いますv( ̄∇ ̄)ニヤッ
ちなみにですが、iMacとMacBook Proを操作していて、スペックの違いを感じることはあるのでしょうか?
もちろん、ディスプレイサイズの違いによる効率性の違いはあるとは思うのですが、作業をしていて何かしらの”もたつき”のようなものを感じられることがあるのか気になります。
当ブログでも、iMacか?MacBook Proか?という質問を頂きますので・・・
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残念ながら、スペックをiMacに寄せてカスタマイズしていても全く同じとはいかないですね…
少なくとも私のモデルではアプリを複数立ち上げたときは若干もたつきます。
なので出先でMacBookProを使用するときは基本的に不要なアプリを落として使うようにしてます。(大体ブラウザと作業アプリの2本しか起動してないです)
うぉず
やはりスペック差を感じることはあるのですね。私はCPUやGPUをフル稼働させるような作業はあまりしないのですが、メモリ不足を強烈に感じることがあります。
これから「ゲーム開発者」を目指す人へオススメしたい製品は?
うぉず
では次の質問です!
これからゲーム開発をしたいと考えている方におすすめのApple製品はなんでしょうか?スペックなども含めて、独断と偏見で結構ですので色々と聞かせていただければ幸いです。
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やはりまずは27インチのiMacですね。
スペックは高ければ高いほどいいですが、ストレスなく数年使うのであれば、最低限メモリ:16GB、CPU:Core i7のスペックは必要だと思います。iMac一台で、企画・設計・開発・リリースとゲーム開発に関わる作業は一通りできてしまいます。
27インチの画面サイズ、そして5Kという解像度であれば外部ディスプレイを接続せずとも複数のウィンドウを並べて作業しても。ほんと一台あればなんでもできちゃう優等生です。
私もかれこれ5年ほどメインで使っていますが、私の活動には欠かせない最高の戦友です。
もし動かなくなったとしても、おそらく筐体は手元に置いておくと思います(笑)
(学生時代、iMacを買うためにいろんなバイトをしてお金を貯めたのもいい思い出です)
さらにiMacに+αするとしたら、iPadですね。SidecarでMacのサブディスプレイにするもよし、各種アプリで補助的に使うもよし、Apple Pencilで手書きの作業をするもよしと、iMacのお供には最適解だと思っています。
言うなれば優等生をサポートする参謀のようなポジションですね。一台あると作業効率がグッと上がります。
あとは必要に応じて買い足していくのがいいかと思います。
基本的にiPhone向けのアプリを配信するには、appストアの関係上Macが必須です。もしWindowsユーザーの方で将来的にそういったことを目指しているのであれば、早めにMacを手に入れて使い慣れておくことをお勧めします。
(私の友人も初めはWindowsで開発をして、開発したものをMacに移してiPhone向けに配信するという手順で開発をしていましたが、移す手間がかかる&Macの方が動作が安定するといった理由で、最終的には全てMacで作業するようになりました。)
うぉず
初めてのApple製品にiMacを推奨されるあたりプロの匂いがぷんぷんしますね。
でも、そうなんですよね。。
スペックが必要ならノート型ではなく、デスクトップ型から入った方がいいのは間違い無いのでおっしゃる通りだと思います。
最後に。
うぉず
これからゲーム開発者を目指そうと思っている方々へ一言いただけませんでしょうか?Apple製品関係なくてもOKです。最後に未来のクリエイターさんたちに熱い言葉をかけてあげてください!
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よりクオリティの高いもの、より遊んでくれる方が楽しんでくれるものを目指して、時間とリソースを使ってより高みを目指していく作業は、楽しいところもあれば、難しく大変なところもあります。
僕も正直何度つまずいたかわかりません。そんなとき、周りの方々に何度も何度も救われました。特に一緒に開発をして意見を出してくれたり、感想を言い合ったチームメイトには本当に頭が上がりません。
チームのみんながいなければ完成させることはできなかったと思っています。
そうして出来上がった作品を世に送り出す瞬間は、人生の中でも一番素敵な瞬間だと思っています。
ゲーム開発者を目指すみなさんが、そういった瞬間に立ち会えるように願っています。
うぉず
なんだか感慨深さと共に寂しさもありますが、これにてインタビューを完了させていただきます!
めちゃくちゃ楽しかったです。
この記事を読んで素晴らしいゲーム開発者さんが出てくることを願っています。
ゲーム開発者さんの公式ページ、Twitter
ゲームのリンク(iPhone、iPadのみ)
「カフェ・ルピナス 〜白川小町の一杯目〜」をApp Storeで
Twitterのアカウント
id = @asteriskstdio
アスタリスクさん (@asteriskstdio) / Twitter
後日談
本当に本当に本当にインタビューが楽しくて仕方なかった。私の人生で初めてゲーム開発者の方に話す機会を得られたことが嬉しかったし、ゲーム作成だけではなく音楽や動画への知識も深く・・・本当に何から何まで聞かせていただいて感謝。
ちなみに、特別にということでデモ版のゲームを送っていただいたのだが、冒頭の音楽やストーリーがかなり綺麗。私は柚ちゃんが好き。
何よりも素敵な理念を持った人が作ったゲームだからこそやりたくなるのだなぁと思った。素晴らしいインタビューをありがとうございました!
うぉずさん、お疲れ様でした!
物凄く濃いインタビュー内容でしたね!そんな人に使われて、Apple製品達が喜んでいるのを感じました。笑
この方はぶっちぎりでしたね。。
恐ろしく優秀な方でした・・・
ちょっとインタビュー中緊張しました。笑
まだ2名分ありますので記事化までお待ちくださいませv( ̄∇ ̄)ニヤッ
うぉずさんお疲れ様です!!
もう本当このシリーズ大好きです!
やはりプロへのインタビューは、熱いものがありますね。。
こんなプロの方々が使っている製品を自分も使えているのだなと思うと、感慨深いですし、自分も頑張ならなければ!と勇気を貰えます。
Trello早速入れてみてつかいがってがいいので、バイト先のタスク管理として、使用させて頂こうと思います。
このインタビューは強烈でしたね。
本当にすごかったです。
そう言っていただけて本当に嬉しいですv( ̄∇ ̄)ニヤッ
このシリーズいつも楽しみにしてるんですけどZoomやFacetimeでビデオ通話などしてそれを動画にするっていうてもありますね!!!!!!!!!!!!!!!
そうなんです!!!!!
いつかやりたいなぁと思っていますv( ̄∇ ̄)ニヤッ