管理人管理人

もし、あなたが英語学習に興味があるなら、当記事は最初から最後まで何回も読み直してほしい。ブックマークに入れて永久保存しておいてほしい。はっきり言って神記事。英語を使って仕事をしているプロとはこういう人たちのこと。大尊敬。感動。[@appleshinja_com]

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はじめに:当シリーズについて

当シリーズは、様々な職業の方に「どうやってApple製品を使いこなしているのか?」という事に焦点を当てて書いていくシリーズ。

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では、早速いってみよう!!

現在のメインマシン、サブマシン

メインマシン:iMac 21.5インチ (2011年モデル)
CPUは4コアの2.8GHz、RAMは8GB
HDDは2TBにカスタマイズ

サブマシン:なし

なぜ、このApple製品を使っているの?

うぉずうぉず

よろしくお願いします!

サブ機なしという方には初めてインタビューさせていただきますので非常にワクワクしています。特にメイン機にこだわりのiMacを使われているのがいいですね。楽しみですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

それではまずはiMac 21.5インチ (2011年モデル)の使い方から聞かせていただけますでしょうか?

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

こちらこそ、よろしくお願いします!

確かに、過去のインタビューを拝見していると、メイン機一台というのは珍しいみたいですね。家族のiPadを見ていても使いやすそうなので、色々なApple製品に手を出してみたいと思いつつ、一つ買えば何でも出来てしまうのもまた、Apple製品の魅力かなと思います。優れたデザインのおかげで、毎日朝から晩まで同じマシンの同じ画面を見ていても、全く疲れないし飽きないんですよね。

基本的に、翻訳家としての仕事は全て、iMacで行っています。クライアントからのメールまたは翻訳代理店の翻訳者専用サイトで受注し、翻訳を行い、メールまたは専用サイトで納品をする、その繰り返しですね。

翻訳には、テキストベースのものとファイルベースのものがあります。

テキストベースのものは、単純にメール本文に返信する形で翻訳・納品したり、専用サイト上で翻訳を入力して送信ボタンを押すだけだったりと、かなりローテクで出来てしまいます。内容としては、スピーチ原稿やビジネスメールが主になります。

ファイルベースのものだと、PDF、Word、Excel、PowerPoint等の形式でファイルを受け取り、その内容を翻訳して納品する流れになります。ご依頼として多いのは、商品カタログ、会社案内、学術論文、推薦状、用語集、アンケート結果、学会発表用プレゼン、社内/社外プレゼンなどです。普通ならOffice for Mac等で作業するところ、私はPages、Numbers、Keynoteで作業しています。

その他iMacで行っていることと言えば、仕事関係ではNumbersでの収入の記録・分析と軽いプログラミング、仕事以外では友達との連絡や音楽CDの再生くらいです。

うぉずうぉず

翻訳家さんとしての仕事内容、作業の流れ、iMacの使い方、全て興味深く読ませていただきました!テキストベースだと専用サイトでそのように納品ができるのですね。知りませんでした・・・

いくつか質問があります!

1、辞書アプリなどは使われていないのでしょうか?

2、写真を見る限りMagic Mouse派のようですが、何かこだわりがあってのことなのでしょうか?

3、Pagesで文字を書くことで不備などはないのでしょうか?個人的にはWordが主流なのかと思っていました。

4、>>商品カタログ、会社案内、学術論文、推薦状、用語集、アンケート結果、学会発表用プレゼン、社内/社外プレゼンなど とのことなのですが、知らない知識のジャンルものですと翻訳に時間がかかってしまいそうに思うのですが、そのあたり何か工夫されているのでしょうか?知識のストックをされているのか、あるいは、Safariを使ってコツコツと検索されているのか、あるいはほぼ全ジャンルについて詳しいのか。。v( ̄∇ ̄)ニヤッ

質問が多くなり申し訳ないのですが、翻訳家さんとお話ししてみたかったこともあり、ワクワクしています。笑

ちなみに、

>>優れたデザインのおかげで、毎日朝から晩まで同じマシンの同じ画面を見ていても、全く疲れないし飽きないんですよね。

については完全に同意です。

机の上にiMacが置いてあるだけで毎日楽しいですよね。私も毎日幸せですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

1、辞書アプリなどは使われていないのでしょうか?

あまり使わないです。お送りした愛機の写真では画面に辞書アプリを出しておきましたが、何か翻訳家っぽい画面にしたいなと思って演出しちゃいました(笑)

正直なところ、頻繁に辞書に頼るようだと、フリーランス翻訳家としては厳しいと思います。辞書が必要というのは語学力不足を意味しますし、いちいち検索すると膨大な時間がかかります。フリーランスだと、仕事のスピード感は収入に直結しますから。私は同時通訳もしていたので、文書の翻訳でも同時通訳に近いスピード感を理想にしています。アプリ切替などせず、ホームポジションから指を離さずに、ざーっと訳す感じです。そして仕上がったら、時間を惜しまずに、推敲に推敲を重ねていくスタイルですね。

もちろん、専門的な内容だと単語を調べることもあります。化粧品や食料品の原材料表記等、極めて専門的かつ定訳が決まっている単語に関してです。例えば、化粧品の「クコ葉エキス」とか。ただこうしたものは、一般の辞書には載っていないので、辞書アプリではなく別途インターネット上のデータベースで検索します。

2、写真を見る限りMagic Mouse派のようですが、何かこだわりがあってのことなのでしょうか?

あります。他のマウスよりもレーザーの位置が指先にあるので、手首をあまり動かさずにマウスカーソルを動かせるのが大変気に入っています。また、これは一世代前で乾電池式なので、自分の気に入る重さの乾電池を入れることでマウス自体の重量を調整できるのも、気に入っているポイントです。

トラックパッドにしないのは何故か、というご質問でしたら、それは慣れていないからです。ノートパソコンは所有したことがなく、昔からパソコンと言えばマウスでした。Magic Mouseでもトラックパッドのように二本指スワイプとか使えちゃうので、一粒で二度おいしい感じです。

3、Pagesで文字を書くことで不備などはないのでしょうか?個人的にはWordが主流なのかと思っていました。

ここではPages/Wordに限定せず、Numbers/ExcelやKeynote/PowerPointも含めてお答えしますね。おっしゃる通り、Windows主流の世の中とお付き合いする以上、扱うファイルはOffice系が主です。

そのため、レイアウト崩れを防ぐには、私もOffice for Macを使った方が良いに決まっています。しかし、翻訳はそもそも原理的にレイアウト崩れを起こす作業なんですよね。同じフォントサイズだと、日本語から欧州語に翻訳する場合、欧州語の方が単語ごとの横幅が長く、その分画面上の面積が膨れ上がります。そんなわけで、Office for Macを使ってもどうせレイアウトは崩れます。契約でもレイアウト崩れは免責になっています。

それなら、Office for Macの汚い画面で愛機を汚す必要はないかなと。さらに、Office for Macは起動も遅いですし、文字入力の挙動も異なりますし、そういうイライラの原因は一つでも少ない方が仕事になりますよね。

ちなみに「汚い」というのは幾分刺のある言い方ですが、実はAppleは開発者向けに、ソフトウェアのインターフェイスに関して何ページにも及ぶ指南書を出しています。それがこちら。

Themes – macOS – Human Interface Guidelines – Apple Developer

一般ユーザーの目には見えないところで、Appleはこうしてヴィジュアル面での統一を図っているんです。それぞれ個性あるソフトウェアもこの指南書に従っている限り、画面上で互いに並んでも調和感を作り出せるというわけです。Office for Macにはまず、この指南書に従ってほしいと思います。

4、>>商品カタログ、会社案内、学術論文、推薦状、用語集、アンケート結果、学会発表用プレゼン、社内/社外プレゼンなどとのことなのですが、知らない知識のジャンルものですと翻訳に時間がかかってしまいそうに思うのですが、そのあたり何か工夫されているのでしょうか?知識のストックをされているのか、あるいは、Safariを使ってコツコツと検索されているのか、あるいはほぼ全ジャンルについて詳しいのか。。v( ̄∇ ̄)ニヤッ

雰囲気を掴んでいただこうと思って沢山例を列挙したので、幅広く見えたかもしれないですが、実際そうでもないですよ。上記の中で専門的な翻訳になるのは、商品カタログの中で特殊な商品を扱うものと、学術論文と学会発表用プレゼンだけだと思います。その他は、一般の語彙・語法の範疇ではないでしょうか。

先ほども少し触れたように、化粧品ならcosmetic-info.jp、日本の法律関係ならjapaneselawtranslation.go.jpなど、専門的な分野にはそれぞれの駆け込み寺がありますので、それほど困らないですね。

またフリーランスなので、苦手分野であれば受注しない、という選択肢があります。出来なさそうと分かっていて、出来るフリをして必死にSafariで検索しながら仕事をしても、良い仕事はできないですし、翻訳のスキルアップにもならないと考えています。翻訳の最高の練習は、現実世界でそのテーマと仲良くなることですから。

>>机の上にiMacが置いてあるだけで毎日楽しいですよね。私も毎日幸せですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

私もニヤリです!寝不足明けの朝でも、風邪気味の朝でも、iMacに向かって作業が出来ると思うと、自然と電源ボタンに手が伸びますよね!

うぉずうぉず

>>辞書が必要というのは語学力不足を意味しますし、いちいち検索すると膨大な時間がかかります。フリーランスだと、仕事のスピード感は収入に直結しますから。私は同時通訳もしていたので、文書の翻訳でも同時通訳に近いスピード感を理想にしています。

ぷ、ぷろ!!!!!
プロですねっ!!!!!!

これはすごいです。。
私は辞書を引きながら表現が正しいかとか調べながら書きますので本当にまだまだです・・・

>>そんなわけで、Officefor Macを使ってもどうせレイアウトは崩れます。契約でもレイアウト崩れは免責になっています。

そんな免責があったのですね!!知りませんでした・・・

>>それなら、Office for Macの汚い画面で愛機を汚す必要はないかなと。さらに、Office for Macは起動も遅いですし、文字入力の挙動も異なりますし、そういうイライラの原因は一つでも少ない方が仕事になりますよね。

笑笑笑

はっきり言っていただけて気持ちがいいです。おっしゃる通りです。同意です。

>>私もニヤリです!寝不足明けの朝でも、風邪気味の朝でも、iMacに向かって作業が出来ると思うと、自然と電源ボタンに手が伸びますよね!

もう、本当におっしゃる通りです。なんでしょうね。。こう・・・眠くてどうしようもないときでもあの子と一緒ならどこでもいけそうな気がします。。v( ̄∇ ̄)ニヤッ

メイン機iMacの使い方とお仕事について聞かせていただいたところで、少しだけApple製品自体から離れた質問があります。(答えづらい部分は答えていただなくてもOKです)

1、キーボードはMagic Keyboardを使われているようなのですが、こちらにもこだわりがあるのでしょうか?

2、英語学習についてはどのように学ばれたのでしょうか?翻訳を行っている上に、同時通訳もされていたということであれば、相当な英語力をお持ちだと思います。Apple製品を使って学ばれたのであればそのお話を聞かせていただくのがいいのですが、正直、Apple製品と関係ない部分でも差し支えない部分まで聞かせていただければ幸いです。(当ブログ読者さんの中には多くの英語学習者さんがいます)

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

>>私は辞書を引きながら表現が正しいかとか調べながら書きますので本当にまだまだです・・・

これは学習段階として極めて大切なことだと思います。また、「この表現で合ってるかな」とか「この場合は単数形かな複数形かな」等と迷った場合には、それを引用符で括ってGoogle検索して、ヒット数を調べてみたり使われている文脈を確認してみたりもオススメです。その際、「学問的な文脈だとどう言うのか調べてみたいな」であればsite:edu、「アメリカ政府の公式の表現が知りたいな」だったらsite:gov、「イギリス英語でもこれで大丈夫かな」ならsite:co.ukなどとアドレスの末尾を指定すると、その範囲内で調べられるので便利ですよ!

1、キーボードはMagic Keyboardを使われているようなのですが、こちらにもこだわりがあるのでしょうか?

私が本格的にブラインドタッチ出来るようになったのがこのキーボードなので、一番指に馴染みます。繰り返しになりますが、フリーランス翻訳ではスピードが命です。時間単価の面でも、クライアントの満足度の面でも。翻訳家のブラインドタッチでは、視線移動によるタイムロスを減らすため、訳文ではなく主に原文を見ながら打ち込みます。これが結構難しいので、別のキーボードに変えると、慣れるまで多分一から練習が必要になると思います。それが億劫で、そのまま何年も使い続けている感じです。

もちろん、Magic Keyboardはデザインも気に入っています。iMacにはやはり同じトーンのアルミのキーボードが似合うし、Magic
Mouseと合わせた三点セットで美観が完成するように感じています。

2、英語学習についてはどのように学ばれたのでしょうか?翻訳を行っている上に、同時通訳もされていたということであれば、相当な英語力をお持ちだと思います。Apple製品を使って学ばれたのであればそのお話を聞かせていただくのがいいのですが、正直、Apple製品と関係ない部分でも差し支えない部分まで聞かせていただければ幸いです。(当ブログ読者さんの中には多くの英語学習者さんがいます)

私が英語を勉強しはじめた時には家にコンピューターなど無い時代だったので、英語の映画(VHS)を字幕版でよく見ていました。今日のApple製品に当てはめると、これはiTunes StoreやApple TVで出来るんでしょうね。それから、厳しい恩師の存在も極めて大きかったです。

その後、他の言語を勉強した時には、Macも活用しました。一番大きかったのは、Podcastの存在ですね。マイナー言語でも、そのネイティブが英語まじりで解説してくれるようなポッドキャストがあり、入門用にすごく助かりました。それに海外のテレビ局は積極的にPodcastで番組を公開しているので、入門が過ぎたら海外の子供ニュースを見て、それも簡単になったら海外の一般ニュースやドキュメンタリーや討論番組を見て、と順々にレベルアップを図りました。

また、互いに言葉を教え合うタンデムパートナーを作ることも、私にはとても合っています。インプットするだけではなく、自分のアウトプットを誰かに厳しくチェックしてもらえる体制がポイントかなと思います。

うぉずうぉず

返信が遅れてしまい大変申し訳ございません!!!

本当にすいません。。
もし、よろしければインタビューを再開させていただければ幸いです(´;ω;`)ブワッ

>>早速のご返信ありがとうございます。読者さんに英語学習者の方が多いとのことで、「先着コメント3件に本人が返信するので、英語学習で相談がある人はコメントください」みたいな感じでも大丈夫ですよ!英語の相談は頻繁に受けるのですが、万能処方薬のようなものはなく、それぞれの方の状況や目標によってアドバイスも変わってくるかと思うので。では以下インタビュー部分にお答えします。

うぉぉぉ!!!本当ですか!?

私が申し込みたいくらいです。笑

ありがとうございますm(_ _)m読者さんも喜ぶと思います!

>>また、「この表現で合ってるかな」とか「この場合は単数形かな複数形かな」等と迷った場合には、それを引用符で括ってGoogle検索して、ヒット数を調べてみたり使われている文脈を確認してみたりもオススメです。

私もこれよくやります!コロケーションの確認などにも便利です。Googleは本当に便利です。

英語学習については4技能や単語の覚え方についても聞きたいのですが、このあたり止まらなくなりそうです。。笑

・リスニング
・リーディング
・ライティング
・スピーキング
・ボキャブラリー

のそれぞれについて二行程で結構ですので学習のコツを教えていただけませんでしょうか?Appleの話から逸れすぎてすいません。。

読者さんのため、、というのもありますが、私の興味が止まりません。笑

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

・リスニング
とにかく量をこなすことではないでしょうか。また、聞き取れるようになってきたら、再生速度を上げて聞き取る練習をするのも効果的です。QuickTime
PlayerのAVコントロール画面から、ピッチはそのままで再生速度を変えられるのが便利ですよ!それから、相手が次に何を言うかを常に先読みすることも重要です。自分で先読みしておけば、それに従っている間は「あ、今は自分と同じ思考回路で喋っているな」と分かって、相手の脳と自分の脳を遠隔リンクできます。遠隔リンクしておけば、一単語聞き漏らしても全然怖くありません。聞く前に分かっているわけですから。また先読みが外れたら、「あ、ここからは自分とは違う考えを言い始めるな、どう違うのか聞いてみるのが楽しみ!」となって、メリハリのあるリスニングが出来ます。

・リーディング
リスニングが出来るようになれば後は目で追うだけですので、リーディングの最高の練習法はリスニングだと感じています。それから一般的に音読が良いと言われていますね。

・ライティング
もし、とりあえずネイティブと文通したい、というような目的なら、練習とは思わず文通相手を見つけてやり始めたら良いと思います。そうではなく、職業として間違いのないライティングを目指されるなら、文通のタンデムパートナーを作って、間違いを全て直してもらう必要があります。直してもらったら必ず、次の返信で直してもらった構文を使ってみましょう。

・スピーキング
こちらも、ネイティブとお友達になって沢山話してみたい、ということでしたら、練習とは思わずに友達を作ってしまうのが手っ取り早いです。また、ネイティブもネイティブなりに無茶苦茶な文法(例:A is B is C)で喋っている時もあるので、最初は肩肘張らずに始められてはいかがでしょうか?それから、発音記号通りの発音をすることも大事ですね。英語の語彙と文法を受けて、一番喋りやすい発音が淘汰を経て残ってきているわけなので、正しい発音こそが、最も最適化された・最も喋りやすい発音だと思うのです。

・ボキャブラリー
文脈の中で覚えるのが大事です。また、「え、その言葉にそんな意味もあったの?」ということもありますので、辞書を引いた際には、当該の文脈に合う意味を見つけたらそれで終わりではなく、最初から最後まで例文を含めて読み通してください。意味と同時に語源と派生語を覚えることも大切です。

私は耳から覚えるタイプなので、「リスニング」の箇所だけ長くなってしまいました。アンバランスですが、こんな感じでいかがでしょうか?

うぉずうぉず

おぉぉぉぉ!!!

これは、、私が本当に参考になりました。タンデムパートナーは仰る通りですよね。私は少し年配の方とちょくちょくやりとりをしていますが非常に得るものが多いです。

なかなか日本語に興味がある方が少ないのが欠点ではありますが。。

私はリスニングが一番苦手なので参考にさせていただきます。。

さて、本職含めて色んなことを聞かせていただいたのですがここでさらに踏み込んだ質問を2つほどさせて頂ければ幸いです。

1、

最初の段階で無いツールは自分で作るということを最初におっしゃって頂いたと思うのですがどのようなものを作られているのでしょうか?

2、

英語の基本を抑えた後で、英語を使って仕事のレベルまで引き上げるためには感性の部分が大切になってくると私は思っています。

アカデミックライティングであれば、段落ごとに書くことが決まっていたり、データをうまく引用するだけでもそれなりに見えるのですがそれを超えた先の世界では、言葉をうまく、そして強く伝えるための「何かしらの要素」はあるのでしょうか?

私の英語の先生はクリエイティブな英語を創るためにひたすらメタファー(例)を練習させたり、プレゼンの抑揚のつけ方などを練習させていました。

英語の日常会話レベルを超えた先のクリエイティブな「言葉を創るコツ」のようなものがあればテクニックでも感性の部分でもいいので聞かせていただけませんでしょうか?

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

>>なかなか日本語に興味がある方が少ないのが欠点ではありますが。。

確かにそうですよね。日本に関心のある人は海外に沢山いますが、さすがに言葉まで関心を持って勉強してくれている人は少数派です。ですが一人でも興味がある人を見つけると、日本語学習者同士で繋がっている場合が多いので、その友達・またその友達という具合に、芋蔓式に良い人に出会えると思います。私もそうしてタンデムパートナーを探す中で、何人もの親友を得ました。

1、最初の段階で無いツールは自分で作るということを最初におっしゃって頂いたと思うのですがどのようなものを作られているのでしょうか?

そういえばそれをちらっとお伝えしていて、詳しくはお話ししていませんでしたね。ミスをなくす作業のためのスクリプトです。

いくら気を付けていても、タイプミスは翻訳には付きものです。その中で、存在しない綴りを打ち込んだ場合には赤線が出てシステムが教えてくれますが、誤って打ち込んだ綴りが別単語として存在してしまうと、赤線が出ないので見落とす危険性があります。断トツに多いのは、TとRの打ち間違いです。英語だったらMr.とMt.や、outとour、ドイツ語だったらmit(〜と一緒に)とmir(私に)など、どれもよく使う単語です。

TとRはキーボード上で隣なので両方とも左手人差し指で打ちますし、さらに小文字だと遠目には似て見えてしまいます。また、文字の前後もよく間違えます。fromとformなどです。一文字目だけを大文字にしたいのに、二文字目も大文字にしてしまった場合、二文字目がiだと気付きません。WindowsとWIndowsのように。さらに、途中で書き直した場合などには、I like apples and and orangesのように、同じ単語を誤って二回入力していることもあります。もちろんコンマとピリオドもよく間違うポイントです。

こうした、「あ、これは次も間違うかも」と思った間違いパターンは昔からNumbersの表にまとめていて、納品前にその表を使ってミスがないか見直しをしていたのですが、徐々にその表が長くなるにつれて、見直しの効率が非常に悪くなってしまったんです。そこでこの作業を自動化するツールを作ろうと思い、作業中の文章の中にNumbersの表にまとめたミスがないかをスキャンするAppleScriptを書いて、アプリケーションとして保存し、Dockに登録しています。

それをクリックすれば、要注意単語を警告してくれるので、防げたはずのミスの見落としがなくなりました。AppleScriptを使えば、Pagesで書いている文章を取得して、一単語ごとにNumbersの表と照らし合わせて、警告を表示する、のような複数アプリにまたがるプログラミングが出来ますよね。それを存分に活かしている感じです。

2、英語の基本を抑えた後で、英語を使って仕事のレベルまで引き上げるためには感性の部分が大切になってくると私は思っています。

おっしゃる通り、勉強するからには、単に英語が出来るという以上のところを目指したいですよね。これに対するお答えは、「自分で英語を使う」場面と、「他人が書いた日本語を英語に訳す」場面で、異なってくるかと思います。

・自分で英語を使う

この場合でしたら、自分の感性で「この人の英語を真似したい」と思える英語の使い手(ネイティブ)を見つけて、その人の話したり書いたりする英語を繰り返しインプットしていくのが近道かなと思います。じっくり学びたいなら、やはり文豪の作品に触れるのがオススメです。誰を選ぶかは、本当に自分の感性で良いと思います。私も今、時代も魅力も全く違う小説家の作品を、それぞれに楽しみながら読み返している最中です。

また、誰に向けて伝えたいかも重要です。例えば極端な話、数学の衝撃的な新定理を発見して、それを英語圏の数学者に伝えるなら、英語など全く使わずに、数式1行だけでドヤ顔するのが一番カッコ良いかもしれません。逆に、英語自体に非常に詳しい人物に何かを伝えたければ、使う単語の語源や意味の変遷を意識することは必須だと思います。

おっしゃっているように、メタファーや抑揚も非常に重要なポイントです。特に抑揚は日本語とは仕組みが全く異なりますので、意識して練習すると良いと思います。

・他人が書いた日本語を英語に訳す

この場合は、原文を超えてクリエイティブなことは出来ないですよね。「内容」を正しく伝えるのが大前提ですから。そのため翻訳家は、その訳文が何の目的に使われるかを考え、その目的に合う最適な「表示」を心がけます。

例えば日英翻訳の依頼で、日本人が英語で行うスピーチの原稿を訳すことがあります。その場合には、多くの日本人が苦手とする発音がなるべく含まれないようにします。例えば、efficientlyと書きたいところでも、TとLが並ぶのを防ぐために、in an efficient mannerなどに変更します。また、あがり症な人が読んでも大丈夫なように、息継ぎを意識して節の長さを調整します。

別のシナリオで、フワフワのぬいぐるみのパンフレットの英訳なら、その柔らかい魅力を出すために、kやxやzなどの刺々しい文字を含む単語を極力減らして、mやnやcなどの丸みを帯びた文字の類義語に置き換えていきます。これだけで見た目は全く変わってきます。もしiMacがiMakだったら、発音は同じでもイメージがガラリと変わると思いませんか?

こうしたものは、クライアントも具体的には気付かない影の努力に入ります。それでも手を抜かないのが、プロの翻訳家の使命だと考えています。何故だか分からないけど、この翻訳家に依頼するとスピーチが読みやすい、パンフレットの雰囲気がいい、微かにでもそう思ってもらうために、日々頑張っています。「内容」の正しさは大前提で、その「表示」にクライアントも気付かない影の努力を重ねることが、翻訳のプロフェッショナリズムなのではないかと思います。

この話、私はAppleに通じるように感じます。例えば、同じUSBメモリがあったとして、それをWindows機に刺してもMacに刺しても、「内容=コンテンツ」は同じはず。でも「表示=ディスプレイ」は全く違う。Windowsだと、「タイトルバーとフォルダー名のフォントサイズの比率」「アイコンの横並びの間隔」「フォルダーの色」などなど、本当に吟味して決めたのかを疑いたくなってしまいます。

そういうストレスが、Macの「表示=ディスプレイ」には一切ありません。タイトルバーの色味から信号機アイコンの間隔に至るまで、全てピクセル単位で吟味し、膨大な数のプロトタイプを作って比較し、最適解を見つけているのでしょう。

例えば、左に傾いたアプリのアイコンは全て9度傾いているのですが、9度という中途半端な角度に行き着いたということは、8度も9度も10度も試した上で、9度を選択したことの証左だと思います。そういう「表示」における目に見えない影の努力こそ、何とも言えないストレスフリーな操作感に繋がっているように感じます。私が目指すのと同じプロフェッショナリズムや理想を体現しているようで、Appleには本当に好感が持てます。

うぉずうぉず

>> 断トツに多いのは、TとRの打ち間違いです。英語だったらoutとour、ドイツ語だったらmit(〜と一緒に)とmir(私に)など、どれもよく使う単語です。TとRはキーボード上で隣なので両方とも左手人差し指で打ちますし、さらに小文字だと遠目には似て見えてしまいます。

これは、プロの意見ですねぇ。。

でも、確かに英文で書いていると、スペルが正しいと誤っていても間違いを指摘してくれなかったりするので私もいい方法はないかなぁと思っていました。さすが、プロ・・・ツールを作られるとは。。

>>AppleScriptを使えば、Pagesで書いている文章を取得して、一単語ごとにNumbersの表と照らし合わせて、警告を表示する、のような複数アプリにまたがるプログラミングが出来ますよね。それを存分に活かしている感じです。

うわぁぁぁ!!!
めっちゃ便利そうですね。これは・・・非常に非常に勉強になりました。というか恥ずかしながらそのような発想もありませんでした。作業効率化の匂いがプンプンします。

>>例えば日英翻訳の依頼で、日本人が英語で行うスピーチの原稿を訳すことがあります。その場合には、多くの日本人が苦手とする発音がなるべく含まれないようにします。例えば、efficientlyと書きたいところでも、TとLが並ぶのを防ぐために、in an efficient mannerなどに変更します。また、あがり症な人が読んでも大丈夫なように、息継ぎを意識して節の長さを調整します。

>>別のシナリオで、フワフワのぬいぐるみのパンフレットの英訳なら、その柔らかい魅力を出すために、kやxやzなどの刺々しい文字を含む単語を極力減らして、mやnやcなどの丸みを帯びた文字の類義語に置き換えていきます。これだけで見た目は全く変わってきます。もしiMacがiMakだったら、発音は同じでもイメージがガラリと変わると思いませんか?

やばい。
これはやばい。
好きです。めっちゃ好きです、こういう本気のプロの方。

感動しました・・・

文字、文章というのは、本当に美しいものです。その美しい文章を書くには何ていうんでしょう。。こう・・・とてつもない職人技が必要だと私は信じています。

ライターさん、というと「へー、文字書いてるんだ。」という印象をただ受け取る方も多いと思いますが、「文字のプロ」と考えるべきだと思っています。

翻訳家さんは、国をまたぎ複数の言語を扱い、文化的背景やその人の言語スキルまで考慮して文字を連ねていくわけですから、それはそれはとてつもない労力なのだろうと思っていましたが、まさかここまでとは。。繰り返しになりますが、本当に感動です。

勉強になります。ありがとうございます。弟子入りさせていただきたいくらいです。私は言葉が綺麗な人は本当に大好きです。(難しい言葉を使えるとか、文法が綺麗とかではなく、人に優しい、人の心を動かすことができる言葉を使える人が好きです)

>>例えば、左に傾いたアプリのアイコンは全て9度傾いているのですが、9度という中途半端な角度に行き着いたということは、8度も9度も10度も試した上で、9度を選択したことの証左だと思います。

うぉぉ!!!やはりセンスの塊ですねぇ。こういう些細な部分に気づける方、本当に大好きです。私もこういうAppleの究極的にこだわった美意識の部分が大好きです。

初期のApple2の角の丸みや、初代iPadの角の丸みも何日も何週間も議論しまくって決めたというのですから、本当にすごい。Appleはずっとずっと美しいものを作り続けてきたということですね。

やはり言葉を扱う方の奥底には細部を気遣う美意識と、プロの思考があること知ることができました。Apple製品についての記事にも関わらず、プライベートやお仕事についてまでここまで語っていただき本当にありがとうございます。

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

>>うわぁぁぁ!!!めっちゃ便利そうですね。

本当に便利です!AppleScriptはプログラミング言語の中でも文法が簡単なので、身構えずに多くの方に親しんでいただきたいです。毎日同じ作業をしているな…という場面でしたら、何らかの形で作業効率向上に繋がるはずです。

>>うぉぉ!!!やはりセンスの塊ですねぇ。こういう些細な部分に気づける方、本当に大好きです。

いえいえ、これは私が気付いたのではなく、AppleのGUI指南書で読みました。読むまで全く気付いていませんでした。気付かずに過ごした10年以上もの間、ずっとこのAppleの思いやりを享受していたわけです。

>>Apple製品についての記事にも関わらず、プライベートやお仕事についてまでここまで語っていただき本当にありがとうございます。

こちらこそ、普段なかなか光が当たらない仕事をしておりますので、こうして少しでもご関心を持っていただけて、とても嬉しいです!ありがとうございます。もしこの記事をきっかけにフリーランスの翻訳家を目指す方が出てくると良いな、と思います。

これから「翻訳家」を目指す人へオススメしたい製品は?

うぉずうぉず

次の質問なのですが、これから翻訳家を目指す方にオススメのApple製品は何でしょうか?

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

私が最もオススメするのはiMacかMac miniです。

まず、iOSデバイスかMacか、という部分では、タイピング速度の問題から、圧倒的にMacをオススメします。iOSの方が速く打てるという人は聞いた事がないので、この部分は間違いないと思います。

では次に、Macのノート型かデスクトップ型か、という部分では、デスクトップ型がオススメです。というのも、原文と訳文の二つの書類を並べて開くには、ある程度の画面サイズが必要だからです。

加えて、文章を扱う以上、西洋では文章(テクスト)は織物(テクスタイル)と語源を共有する存在であり、どこかの糸を一本引っ張れば織物全体に皺が走るのと同じで、テクストというのは一単語を変えればそれが遠くの単語や文にも連動して影響を与え得るものである、という意識が重要だと思います。

それに気付くには、文章を俯瞰的に把握する必要があり、そのためにも画面サイズは大きい方が断然良いです。私は17インチのiMacを使っていた時期もありましたが、17インチでも少々手狭に感じていました。ノート型では最大でも15.4インチとのことなので、ノート型は全て厳しいのではないでしょうか。

残るはiMacかMac miniかMac Proか、ですね。翻訳はマシンパワーを大して必要としませんので、Mac
Proは不要です。すると、オールインワンの手軽さが欲しければiMac、後からディスプレイなどを買い替えられる拡張性が欲しければMac mini、の二択になりますね。

iMacの場合なら、Retinaモデルをオススメします。私もRetinaに買い替えるつもりです。画面サイズは、個人的には21.5インチで満足していますが、27インチも評判がいいので、Apple Storeで一度比べてみてください。

Mac miniの場合は、筐体とOSの美しさを損なわないよう、ディスプレイにもこだわってみると良いと思います。今年Apple純正のディスプレイが復活するとの噂もあるようですので、期待大ですね。

また、モデルやカスタマイズオプションを選ぶ際、値段はあまり気にしないでいいです。Macはとにかく長く使えます。私のiMacは2011年モデルですが、非Retinaである事以外、全く問題もストレスもありません。

周りで2011年のWindowsパソコンを喜んで使っている人、いますでしょうか?私の感覚では、MacはWindowsの二倍以上長く使えますので、長い目で見れば半値以下で買っていると思ってください。

その上、最近Pages、Numbers、Keynoteも無料になりましたし、OSアップグレードも無料です。最新モデルは内蔵辞書も多言語対応で豊富とのこと、新たに辞書を買う必要もありません。

つまり買った後でかかる追加費用は0円なのです。また、Macは使っていて疲れないので、夜でも「あと10分頑張ろう」が可能。この日々の10分の積み重ねで、Windows機との値段差など、フリーランスなら一瞬で取り返せます。それでもお財布が…という場合は、整備済品や初売りセールを利用してみるのも一つの手です。

では、iPhoneやiPadやApple Watchは持たなくていいか、と言われると、それは翻訳という仕事上での要不要の判断では、確実に不要となります。現に私は何も持っていません。

しかしAppleはライフスタイルブランドでもあるので、翻訳家ライフをいかにスタイリングしたいか、との観点から、自分のライフが豊かになると思えば、気に入ったものを買えば良いのではないかと思います。

例えば、翻訳依頼のメールをMacで受け取りたいか、ポケットに入れたiPhoneで受け取りたいか、腕に巻いたApple Watchで受け取りたいか。座る時間が長い仕事なので、Apple Watchの健康関連の機能に魅力を感じるか。

Macは完全に仕事専用にして、友達とのSkypeなどプライベート専用にiPadが欲しいか。語学を活かして海外旅行に行くなら、何を持って行きたいか。こういったところを考えて、少しでも欲しいなと思ったものがあれば、まずはApple Storeで触ってみられたら良いのではないでしょうか。

うぉずうぉず

AppleScript・・・
私もちょっと本腰を入れて学んでみたいと思います。

>>まず、iOSデバイスかMacか、という部分では、タイピング速度の問題から、圧倒的にMacをオススメします。iOSの方が速く打てるという人は聞いた事がないので、この部分は間違いないと思います。

おぉ!!!
お聞きするのを忘れていました。

文字入力ソフトはMac標準のものでしょうか?

>>周りで2011年のWindowsパソコンを喜んで使っている人、いますでしょうか?私の感覚では、MacはWindowsの二倍以上長く使えますので、長い目で見れば半値以下で買っていると思ってください。

おっしゃる通りです。私もそう思います。Macは本当に長く長く使えますよね。

>>また、Macは使っていて疲れないので、夜でも「あと10分頑張ろう」が可能。この日々の10分の積み重ねで、Windows機との値段差など、フリーランスなら一瞬で取り返せます。

おぉぉぉおおお!!!!!!
分かる!
分かります!!!!!

私の知り合いのライターさんとか、読者さんも同じことを言いますね。疲れづらいので、長時間の作業が可能だと。

美しいフォントを見た後でWindowsを見ると。。10年前のPCかと思ってしまいます。

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

>>AppleScript・・・
私もちょっと本腰を入れて学んでみたいと思います。

記号類はほとんどなくて、中学レベルの英文法がそのままプログラミング言語になった感じですので、ウェブ系のお仕事をされているなら朝飯前のはずですよ!JavaScriptよりも絶対に簡単です。

>>文字入力ソフトはMac標準のものでしょうか?

はい、標準の「ことえり」です。企業からの翻訳依頼では社外秘の事項も扱いますので、サードパーティーの入力ソフトは安全性の観点から自粛しています。確かにサードパーティーに比べて日本語入力には見劣りする部分もあるので、ここはAppleにもう少し頑張ってもらいたい部分かも知れませんね。

ただ欧文を打つ上では、「ことえり」のローマ字入力も意外とパワフルです。日本語のローマ字入力のままでも、その時に何語で入力しているかを判断して、フランス語のアクセント記号の類やドイツ語のウムラウトや大文字小文字等を大体自動で整えてくれるんです。

Vous preferez le francais?と打てば、Vous préférez le français?に変えてくれますし、Ich bin ubersetzer.と打てば、Ich bin Übersetzer.に変えてくれます。入力ソフトを切り替えずに、かなキーで日本語、英数キーで欧州語全般をカバーできるというのは、翻訳家にとってはかなり便利な機能です。

これは「大体」と書きました通り頼れるレベルではないのと、Pagesがこの機能に非対応のため使う場面が限定されているので、今後の開発に期待している部分です。さらに対応言語が増えると、マイナー言語の翻訳家さんたちが喜ぶと思うので、その点も頑張ってほしいと思っています。

>>私の知り合いのライターさんとか、読者さんも同じことを言いますね。疲れづらいので、長時間の作業が可能だと。美しいフォントを見た後でWindowsを見ると。。10年前のPCかと思ってしまいます。

やはり私だけではないようですね。私の場合はまだRetinaではないので、Retinaになったらもっと疲れにくいのだろうなと思って、買い替えを楽しみにしているところです。

Macを使っていると、パソコンは基本的に疲れないものという認識になるので、出先でWindowsを借りて作業すると、「え、パソコンってこんなに疲れるものだっけ?」と驚いてしまいます。もちろん慣れ不慣れの問題もあるかと思いますが…。

うぉずうぉず

ことえり派なのですね!
私もことえり派なので嬉しいですv( ̄∇ ̄)ニヤッ

ちなみにくだらない質問なのですが・・・
ライブ変換は使われていますか?

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

ライブ変換は使っていません。と言いますのも、Pages、Numbers、Keynoteの旧バージョンを使う時用に、パーティションを切って旧OSと新OSのデュアルブート環境にしているのですが、結局旧OSの方を使う時間が長いため、普段はライブ変換機能自体がないのです。頭を切り替えて使うのが大変だったので、新OSでもライブ変換は無効にしてしまいました。

RetinaのiMacに買い替えると、OSの新旧併用体制が終わることになりますので、そのタイミングでライブ変換に慣れていこうかと思っています。

うぉずうぉず

おわーーーー!!!

すいません。めっちゃ興味深い、お話が返信の中にあったのでぜひ聞かせてください。

なぜ、旧バージョンのOSを好んで使われているのですか?

かなり気になります・・・v( ̄∇ ̄)ニヤッ

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

それはPages、Numbers、Keynoteの互換性の問題です。Pages、Numbers、Keynoteの2009年バージョンでは普通に出来ていたこと、例えば「表のセルの中に画像を埋め込む」などが、途中から出来なくなった時期があるんです。機能を削ったiOS版やiCloud版を出すタイミングで、Mac版も機能を削ってしまった形です。

そのため、旧Pages、Numbers、Keynoteを使うために旧OSで起動することが多くなりました。その後、徐々に以前の機能が復活してきている感じですので、そろそろ新OSと新Pages、Numbers、Keynoteをメインにしても良いかな、と思っているところです。

このような機能カットもあり得ますし、新OSは動作が重いこともありますので、パーティションを切って出荷時OSを常に残しておくことをオススメします。私がこれまで買ってきたMacは、基本的に全てそのようにしていました。それを見据えると、これから買われる方は、SSDは少し余裕のあるサイズを選ばれると良いかも知れませんね。

うぉずうぉず

おぉぉぉ!!!

プロですねぇ。。この辺りは深く聞かせていただけないと中々知れることではないので、私は聞いていてワクワクします。

確かに2009年版への書き出しが可能だったりと、旧バージョンへの配慮がまだ残っていますよね。

いやぁ、勉強になります。

ちなみにここ数年のmacOSについてはどのように思われていますか?
使いやすいと感じられているでしょうか?
翻訳をする上で何かしら生産性を向上させるような機能などは増えたのでしょうか?

OSの詳細な違いを感じ取れる方だからこそ、今のOSに対する考え、想いなどが気になります。

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

私はSierraまでしか分からないですが、Sierra時点で追加されていた機能として思い当たるのは、フルスクリーンとスプリットビューでしょうか。

翻訳では画面が広い方が良いというのは以前お伝えした通りなのですが、同じ理由から隅々まで書類やブラウザを広げられるのは助かります。またスプリットビューを使うと、左に原文のウィンドウ、右に訳文のウィンドウを配置出来るのが便利です。

ただ、私は新OSがとんでもなく良いものだとは思いません。旧OSの時点で十分凄かったと思うからです。Mac OS 9以前から使っている立場からすると、「タイプ2のエラー」から解放されてデザインも格段に良くなった2001年の初代Mac OS Xで既に十分革命的でしたし、その後機能が追加されてどんどんと便利になりました。

Exposéが登場した2003年のPanther、もしくはSpotlightが登場した2005年のTiger、もしくはクイックルックが登場した2007年のLeopardの時点で、仕事環境として完璧なOSになっていましたから、それ以降の機能追加は、ある意味「おまけ」程度に考えています。

うぉずうぉず

うーん。。。

深いっ!!!!
これは・・・従来のMacファンたちからコメントが殺到しそうですねぇ。v( ̄∇ ̄)ニヤッ

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

それは楽しみです!そうなれば私もコメント欄に出没すると思います!

最後に。

うぉずうぉず

さて。。

本当はもっともっと翻訳のことについてお聞きしたいのですが、どんどんApple製品から話が逸れてしまいそうなので、次を最後の質問させていただきます。

これから翻訳者を目指す方へ最後に一言(アドバイスなど)頂けますでしょうか?

フリーランス翻訳家フリーランス翻訳家

一にも二にも勉強です。恩師にそう言われましたし、私もそう思います。これからフリーランスの翻訳家を目指す方でしたら、英語には自信のある方がほとんどでしょうし、TOIECが何点だとか英検が何級だとかの段階は既に超えていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。そうなると、それ以上の力を測る物差しがなくなり、チヤホヤされてしまって、成長が止まってしまう危険があります。そうならないことが極めて大切です。

英検1級を例に取れば、確か年間3000人が受かる試験なので、そこで満足していると、「あなたはクビね、代えは今年だけでも2999人もいるから」となり、夢のフリーランス生活から一瞬にして無職に転落しかねません。「この人以外に代えはいない」とクライアントに思ってもらえるだけの「何か」を身につけることが、フリーランス翻訳家として生計を立てる上では絶対に必要です。

その「何か」は、どの分野の翻訳家を目指すかによって多少違ってくると思いますが、私が主に関わっている分野を想定して例を挙げるなら、(1)双方向翻訳、(2)多言語翻訳、(3)専門知識になるのではないかと思います。

(1)双方向翻訳について、英日翻訳しか出来ないのは半人前で、日英翻訳と英日翻訳の双方向が出来てはじめて一人前だと、私は思っています。仮に英日翻訳を主にするにしても、英日翻訳の作業には日英翻訳の発想を使う作業も含まれますので、日英が出来る翻訳家の方が英日の翻訳品質も高くなります。

また、双方向出来ればその分多くの依頼を受けられますし、クライアントからの信頼も得やすくなります。海外との取引メールの翻訳を依頼するクライアントにとって、海外から来たメールを日本語に訳すのと、自分たちが海外に送るメールを英語に訳すのを、同一の翻訳家に依頼出来る方が安心なようです。

(2)多言語翻訳について、欧州の主要言語について知っておくことは、一定以上のレベルの文章を扱う上では必要です。多言語が分かる筆者が書いた英語には、英語しか出来ない読者や翻訳者には気付かない仕掛けがしてあることがあるからです。例えば、「ああこの英語のshouldはフランス語の接続法の真似事だな」と気付けるかどうかなど。これで翻訳品質は大きく変わってきます。また、複数言語を翻訳出来れば、受けられる依頼の幅がさらに広がり、マイナー言語だと収入面でもさらに条件が良くなります。

(3)専門知識について、どんな分野の依頼が舞い込んでくるか分からないので、それぞれの分野で特定の単語がどのように使われるのか、可能な限り把握しておきたいところです。苦手分野だからとお断りしているばかりでは、専門的で単価の良い仕事を逃すことになってしまいます。

例えば人文系で「相関」と言えばそれは多くの場合定義なき濫用ですが、理工系では「ピアソンの相関係数の絶対値が幾つ以上で、p値が幾つ以下」のように厳密な定義がありますし、「相関関係は因果関係を必ずしも意味しない」といったことも徹底されています。

また、人文系で「deviation」と言えば、単なる「逸脱」ではなく「共産思想からの逸脱」を意味することがあるのですが、理工系で「standard deviation」と言えば、それは標準偏差SDなのであって標準誤差SEではないことを理解しておかないと、標準偏差を測るそもそもの目的を取り違えたことがバレバレの訳になりかねません。こうしたことを分からずに訳すのは、機械翻訳と大して変わらないと思っています。

先ほど「代えは2999人いるよ」と書きましたが、加えて機械翻訳にも脅かされる時代が来るでしょう。そんな時代が来ても生き残るために必要なのは何かを考えて、自分を翻訳家として売り込む上でのUSPを一つでも二つでも増やしていこうと、私もまだまだ勉強中です。

生き残りが厳しい世界ですので、それを反映した厳しいアドバイスになってしまったかも知れません。しかし読者さんの中には、「日英翻訳?英語好きだし出来るようになるまで頑張るの楽しそう!多言語??海外旅行でも使えるしチャレンジしちゃおう!!専門知識???身に付けると読める本の範囲が広がって読書&翻訳ライフがさらに面白くなるぞ!!!」と、興奮気味に読んでくださった方もおいでだと思います。

そのあなたの天職は、間違いなくフリーランスの翻訳家です。そのあなたがフリーランスの翻訳家になれば、毎日が楽しくて楽しくて仕方ないはずです。この記事を通して、それに気付いてフリーランスの翻訳家を目指す方が一人でも出て来れば、私にとってそれ以上嬉しいことはありません。

人間の翻訳家同士が切磋琢磨して、翻訳という職業のハードルを可能な限り上げていくことが、来るべき機械翻訳の参入を遅らせる唯一の手段だと思っています。この記事をきっかけに、その切磋琢磨出来るメンバーが一人でも増えれば、それは人間の翻訳家業界全体の存続のためにも、非常にプラスに働くはずです。翻訳はとても楽しいです!翻訳家になる過程もとても楽しいです!!皆さんの参入を楽しみにお待ちしています!!!

末筆ながら、ここまでお読みくださった読者の方、また普段光が当たらない職業の私にインタビューしてくださったうぉず様、本当に本当にありがとうございました!

うぉずうぉず

深い。。深いですねぇ。。
ちょっとあれです。その・・・私の浅い返答が失礼に値しそうなくらい深く熱い言葉を最後にありがとうございました。

これを読んで翻訳家を目指す方がいらっしゃるかもしれません。

これを読んでiMacを買ってみて英語の世界に飛び込まれる方がいらっしゃるかもしれません。

私もそう願っています。

インタビュー、本当に長くなってしまいましたが、私は最初の一文から最後の一文まで楽しくさせていただきました。勉強もさせていただきました。

感謝です。

普段お話ができない翻訳家という職業の方とじっくりお話ができて本当に嬉しかったです。

素晴らしいインタビューをありがとうございました!!

後日談

いやはや・・・ちょっとヤバすぎでしょ。インタビュー中、あまりのプロ意識の高さに驚きが止まらなかった。何度か本当に「Hoooo!!」とメールを読みながら心が躍った。

私自身、それくらいずっとインタビュー中楽しかったし、学ぶものも大きかった。

英語を学んでいる人は多くなる一方だし、それに伴って英語を教える人の数も増加しているが、実は英語を本当に理解してそれを教えられる人はごく一握りの人物だと改めて思い知らされた。

こういうプロ意識の高い方が私は本当に大好き。あぁ、幸せな時間だったなぁ。。

素晴らしいインタビューを本当にありがとうございました!!