新たな沼へ。自作キーボード組み立て計画Vol.4「恋に落ちるキースイッチを見つけました」

うぉず

とある日。私は大阪日本橋にいた。関西の秋葉原と言われるその場所で、私はとあるものを探し求めて・・・そして恋に落ちた。そんな気持ちの悪いお話。[@appleshinja_com]

とある日の午後

自作キーボードにハマっていた時はジャンク品を探し求めてウロウロしていた私の青春の地「大阪 日本橋」。

あぁ、、、ワクワクする。
どうにかして安いマザーボードを探して何時間もウロウロとしたり、とんでもなくゴツいPCケースに夢を抱いたり。

そんな地で、Apple信者になった私には買いたいものがあった。
いや、試したいものがあった。

そう。
自作キーボードのキースイッチを叩き比べたかった。叩き比べて自分にはどの叩き心地が合うのかを確かめたかった。


(キースイッチとはこういうやつ。叩き心地がそれぞれによって全く違う)

ただし、Googleマップやネット上で調べても大阪には自作キーボードに力を入れているお店はそれほどなかった。というか東京の遊舎工房さん以外ではそんな店舗はほとんど存在しなかった。

それでも日本橋であればキースイッチを叩き比べられるところがあるのでは?と思って探し回った。

ないやん

ところが、探し回っても探し回っても基本的な赤・茶・青軸のキースイッチがバラ売りされているだけで叩き比べできるような店舗はなかった。

そこで、少し方向性を変えて「ゲーミングキーボードを探そう」ということにした。あまりにもマニアックなものは使われていないが、銀軸や黒軸を私は叩いたことがなかったので試せるだけ試してみようと思った。

そして、有名店ツクモへと向かった。

これが大正解。というか大間違い。というか恋の始まりだった。

打ち比べ

まず、試してみたのは、

  • 静音赤軸
  • 青軸
  • 茶軸

の3つだった。

静音赤軸は自宅でも分離型キーボードBAROCCO MD770を使っているので「あぁやっぱり好きだなぁ。」と思った。

対して、青軸は「叩き心地好きぃ!でも、うるさいw」という感じ。茶軸は「ちょっとHHKBっぽいなぁ。」と思った。

そこから気になっていた、黒軸と銀軸を試してみた。

  • 黒軸→赤軸より若干だけ戻りが早いかな?でもそんなに違いは感じない
  • 銀軸→これは面白い!!!ちょっと触れただけで入力がされる。異次元の気持ちよさ

という印象を受けた。

ゲーム業界が盛り上がっているだけあって多くの面白いキーボードがあってワクワクした。他にも緑軸を試してみたり色々とやってみた。

(いやぁ、楽しいなぁ・・・)

そう思ってキーボードを1人でカチャカチャ叩いていた時、私はあの子に出会った。その真っ白なあの子に。

恋。in 2021

あの子は・・・意識せず、ふと目の前に現れた。
真っ白なお肌に、とてつもないオーラを放って。
微笑みながら。
おじさんを誘惑してきた。

そう・・・
生まれて初めてキースイッチを叩いて感動のあまりその場にいた店員さん(おじさん)に強めのキスをしそうになった。

それがこの子。

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Kailh BOX スイッチ White。


CPG1511F01S02-Dongguan Kaihua Electronics Co., Ltd

叩き心地は有名なGateronの青軸に似ているのだが、とにかくすごい。何が凄いかというと、指を空中へ跳ね返す力。

タイピングしながら踊り出しそうになった。
香水をふりかけたマリーゴールドを握り締めながら、そのままYOASOBIしたくなるほどに気分が高揚した。

軽くまとめると、

  • 指を跳ね返す力が強いのでタイピングの際に次の動作に瞬時に移れる
  • クリック音がうるさいがそれがまた心地良い
  • 白い本体が美しすぎる

という感じ。

あぁ、、、まさかキースイッチに恋するとは思わなかった。ヤバいわ。あの叩き心地が忘れられない。帰宅後、自宅のマットレスがキースイッチに見えた。試しにポンポンと寝転びながら飛び跳ねてみたけどあの心地良いタイピング音は聞こえてこなかった。

欲しい。
叩きたい。
あの子にもう一度会いたい。

あぁ、自作キーボードって楽しいなぁ。(まだ何も作ってないけど)

次回予告「そろそろマジで作ります」

引っ張りすぎな感はあるが次回ではきちんと作りたいと思う。
日本橋に行って自作意欲も掻き立てられたし・・・

最高のキーボードを作ってやるでぇ!

14 COMMENTS

MAYU

うぉずさん、こんばんは。
キースイッチ面白いですよね!
まだまだ沼の入り口に過ぎません、まだきっと気に入るスイッチはあるはず…と思い始めるとデスク周りがえらいことになります。
Kailh BOXは比較的安価で押し込みのブレも少ないのでおすすめです。
スイッチの色もいいですよね、最終的には中々見えなくなってしまうのが寂しいですが、Lily58はスイッチのホットスワップにも対応しているので、色々楽しめていいと思います。
以前にも少し紹介したTALPKEYBOARDさんが、スイッチのお試しパックを販売してくれているので、手軽に手頃に楽しめておすすめです。
https://talpkeyboard.net/?category_id=5fec7628df51591cc153ea6e

次は…キーキャップですね…
スイッチよりも闇が深いですが、是非恋するキーキャップに巡り会えることを祈ってます笑
おすすめはMelgeekというサイトのMDAキーキャップが個人的には大好きで、使う用と予備用で2セットずつ在庫を抱えるほどです…待ってます…笑

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管理人@うぉず

MAYUさーん!!!

Melgeekさんで買おうと思うのですが、
キーの種類?大きさがうまく合わないのですよね。汗

印字は無視して購入されているのでしょうか?

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MAYU

うぉずさん、こんばんは。

確かにMelgeekだとLily58に最適なキーキャップセットというのはないかもしれないですね…
そうなると、仰るとおり印字を無視するか、印字優先でいくのであれば、希望するものが入っているものをいくつか買い漁る方向になりますね…

ベースになるアルファやMODIFIERSの一部は矢印キーで対応できるかと思いますが、
親指部分の2uは転用が難しいかもしれませんので、そうなると、
https://talpkeyboard.net/items/5c2f077f144448229719f799
こういうもののほうがいいかもしれません。
DSAというフラットなプロファイルで好みは分かれますが、印字無視であれば比較的広く流用できると思います。

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管理人@うぉず

いえいえいえいえ、ありがとうございますm(_ _)m
いやぁ、、、楽しい世界ですよねぇ。。

いつか遊舎工房さんに行きたいです(。´・ω・`。)ショボン

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とと

ああ、これは紛れもなくでんでんタウンのアーケード……

かつて大阪住まいだった頃は、自分も週イチで通ってました。
PCパーツ探しはもちろん、ソフマップで中古シンセの品定めをしたり、裏通り(オタロード)で中古PCソフトを探し歩いたり……笑

とまれ、これぞというキースイッチが見つかって良かったですね。
恐らく今頃は心のやる気スイッチも16連打で燃えたぎっている盛りと存じます。
兎にも角にも自キ沼は、一台組み上げてからが終わりなき試行錯誤の日々への入り口です。
時には予想だにしない困難に直面する事もあるでしょうが、そこはグッと必死に堪えて頑張ってください。
その先にこそ、既製品では絶対に辿り着くことのない究極のタイピング体験が待ち受けていますから……

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管理人@うぉず

おっしゃる通りです。
でんでんタウンです。

そう、、、、そうやって究極のタイピングができるキーボードを探す旅を
今から始めたいと思います。
楽しみすぎますv( ̄∇ ̄)ニヤッ

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あずきバー

キースイッチって種類が多すぎて特にマイナーなやつだとなかなか試し打ちができないのが難点ですね。テスターはあるけど、それで実際の打ち心地がどうなのかまでは分かりづらいと思いますし。

Kailh BOXシリーズのclickyスイッチはのクリックバーが入っていてなかなか面白いですよね。
https://youtube.com/watch?v=2_Z2G0aKl80
BOX Whiteが気に入られたならば、同シリーズのさらにクリックバーを太くしているJadeやNavyあたりを試してみるのもいいかと思います。

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管理人@うぉず

そう!!!!!
そうなんです!!!
テスターとかクリックしても何千文字かタイピングしないと
自分に合っているかどうかってわからないと思うのですよね。

いやぁ、、、、奥が深いです。
Jade、Navyもチェックしてみます!

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Madanai

久しぶりのコメントになります。と言っても5日ですが、、、
実は、僕がiPhone 7を購入した4年前に起きた驚愕の事実が発覚しまして(詳細はブログにまとめました。ここで書くと間違いなくインパクト強めの長文になってしまうので。)。数時間の間某キャリアへの怒りのメンヘラを発動させながらネットサーフィンをしているところ、一目ですごいとわかるキー配列を発見。その情報収集をしておりました。

ということで、今日はメンヘラの話ではなく、僕が発見したキー配列についてコメントさせていただきます。
うぉずさんは、大岡俊彦氏が開発された「カタナ式」というキーボード配列はご存知ですか?

カタナ式はアルペジオ打鍵が多く、打鍵範囲も狭いので、ホームポジションのキープがしやすいそうです(開発者の大岡俊彦氏のYoutube動画より)。おそらく、HHKBがツボにハマる人はカタナ式もツボにハマるのでは?と思っております。最近、いろいろあってキーボードの入力時間が増えてきてから、QWERTYローマ字への違和感が指の疲れという形で実体化してきているという事実もあって、非常に心惹かれております。

ちなみに、僕もキーの返りが早い方が好み(正直、HHKBのType-Sでも少し遅いなぁと感じるくらい)なので、カイルのホワイトはかなり興味深いキースイッチです。
そして、今回の記事では、うぉずさんが意外にも青軸系のクリッキースイッチも好みであることに非常に驚きました。赤軸や静電容量無接点などリニア系が好みで第二世代バタフライキーボード等の改良パンタグラフや青軸などのようなカチカチ系は好みではないと思っていたので、、、できるだけクリッキースイッチの話題は避けていたのですが、これからはそのような関連も頻繁にコメントできそうなので、素直に嬉しいです。

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管理人@うぉず

大岡さんのことは存じ上げております。
多分、そっち方面にもハマりますよw

私は赤・茶・青ならどれも好きですが、
高速タイピングは青茶赤の順番にしやすいですね。

強くタイプする時はキーが重い方がいいですし、
跳ね返りが大きい方が次の動作に移りやすいですからv( ̄∇ ̄)ニヤッ

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たなちゅー

うぉずさん
こんにちは(@早朝)

キースイッチも固まってきて、
いよいよ製作へ…ですね!

でもその前に!
キースイッチはルブ(潤滑)しましょう

キースイッチによって効果は違いますが、
打鍵時の滑らかさが向上して、
心地良さが静電容量無接点方式とはまた違った心地良さを体験出来ると思います

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管理人@うぉず

ルブ!!!!!!
了解いたしました。
ありがとうございあすm(_ _)m

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踊る関西人

うぉずさんが恋に落ちる件は、何故だか、テレビの「北の国から」を思い浮かべます(^-^)。
うぉずさんの動画や記事を知らなければ、キーボードの軸に色分けがあって、叩き心地にそれぞれのタイプがあることを知りませんでした。そして、キーボードって、自分の好みのタイプを選べることも!(確かに、これは恋愛と同じですね。)
とうとう、自分は「茶軸」が好みであることも自覚しました。だって、叩き比べをしてしまったからです(>_<)。

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管理人@うぉず

おぉ、叩き比べされましたかー、
そうなんです比べると一目瞭然ですよねv( ̄∇ ̄)ニヤッ

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