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うぉず
友人はiPhoneに関する疑問があると、すぐに私にたずねてくる。本人いわく「説明書を読まないタイプ」らしい。ただのモノグサだと思うのだが、私にしてもたよられて悪い気はしない。むしろApple信者がこうして増えていくことは私の喜びの1つである。
「iPhoneのバッテリーってどれくらい持つの?」
おそらく彼が求めている答えは「駆動時間」や「連続通話時間」などではない。彼は「バッテリーをより長く持たせる節約方法」を知りたいのだ。
そこで私は彼にバッテリーの基本と、電池持ちを向上させる設定方法について説明することにした。
iPhone7のバッテリーの基本と電池持ちをよくさせるための基本設定
※このパートはiPhone7の情報なのでiPhone7ユーザー以外は飛ばしてもらって構わない。重要なのはそのあとの3つのバッテリー節約方法だ。
これからバッテリーの節約設定をするうえで、iPhone7の基本スペックを知っておく必要がある、そう思った私は、カタログスペックを見ながら友人にまずは基本を徹底的に叩き込んだ。
iPhone7のバッテリー駆動時間は以下のものだ。
〇連続通話時間〇
3Gで最大14時間
〇連続待受時間〇
最大10日間
〇インターネット利用〇
接続方法にもよるが、12時間~14時間
もっとも実際の使用時間はカタログスペックの通りにはいかないことはほとんどのユーザーがわかっていることだろう。
私の体感としては、「普通に」使っていれば1日持つが、朝から晩まで画面をつけて四六時中iPhoneをいじっていればバッテリーは1日もたない。
ちなみに、ここでいう「普通」とは、いわゆる「行きと帰りの電車のなか」そして「昼休み中にいじる程度」の使い方を指している。
このバッテリーの消費スピードを緩やかにするためにはどうすれば良いか?
もしもあなたがバッテリーの節約をしたいならば、当記事内で紹介する設定を「必ず」行っていただきたい。
まず、絶対に行うべき設定とは?
まずは必ず行うべき設定がある。その設定とは、iPhoneの電池残量をパーセント表示する設定だ。
iPhoneは初期設定では電池がパーセント表示されていない。この設定をすることで初めて、あとどれくらいiPhoneが電池持ちするのかわかるようになる。
そもそも、これをやらなければ節電設定しても、電池の残り残量がおよそでしかわからない。それではせっかくの節約設定もあまり意味をなさなくなってしまう。
とは言っても設定方法は以下の手順を行うのみでOKだ。
「設定」
↓
バッテリー
↓
バッテリー残量(%)を「有効」にする
この設定をすることで、iPhoneの電池残量がパーセントで表示されることになる。
そしてここから先が本格的なバッテリー節約の設定方法だ。
電池持ちを劇的に良くする3つの設定
私が彼に紹介した基本中の基本となる節電設定は以下の3つ。
- 画面の明るさを自動調整する方法
- 位置情報サービスをアプリごと、シーンごとにオンオフする設定方法
- バックグラウンド処理を制御する設定方法
もちろんほかにも様々な節約方法があるが、これら3つは絶対にはずせないポイントである。それぞれの理由と、設定方法を紹介しよう。
設定1、画面の明るさを自動調整する
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの使用状況」を確認してほしい。
以下の画面を見てわかるように、「ホーム/ロック画面」の項目が以外と多くのバッテリーを消費していることがわかる。
iPhoneの画面は美しく明るく鮮明だ。近年では大型化もしてきたため画面自体も見やすくなった。
しかしメリットばかりではない。画面が見やすくなったぶん、画面を点灯するだけでもバッテリーを多く消費してしまうようになった。
たとえばバッテリー残量を確認するためにiPhoneの画面を点灯させる。すると点灯させたぶんだけ、バッテリーを消費してしまう。こういった事態が起こってしまうのだ。
しかし、この画面点灯による電池消費を少しでも抑える設定がiPhoneにはある。「画面の明るさを自動調整する」を設定をすることにより、iPhoneの電池持ちが向上する。
「画面の明るさ」が「固定」の場合、どんなシーンでも一定の明るさで点灯する。しかし、これを「自動調整」にするだけiPhoneがシーンごとに適切な明るさで画面の表示をしてくれるのだ。その結果、電池の消費が抑えられるというわけだ。やり方は以下の通り。
・「設定」をひらく
↓
・「画面表示と明るさ」をタップ
↓
・「明るさ」のスライダーを左にドラッグ
↓
・「明るさの自動調整」をオンにする
これで自動調整は完了する。
ちなみに、画面の下端から上にむかって指をスワイプし「コントロールセンター」を引きだすことでも「明るさ」は調整可能だ。ただし自動調整のオン/オフは「設定」から「画面表示と明るさ」をタップしないと調整できない。
また明るさの自動調整に迷った場合は、一度「明るさの自動調整」をオフにしてみてほしい。その後、すぐに再度オンにし直すことで、iPhoneが自動で現時点の適切な明るさに画面を調整してくれる。
これで画面点灯による電池の消費は最小限に抑えられる。
設定2、位置情報サービスをオフにする
位置情報サービスは電池消耗を激しくするので必ず対策しておこう。
位置情報を使うアプリは常にバックグラウンドで起動し、位置測定のために通信をしている(厳密には定期的に測定し、定期的に通信をしている)。
通信をすれば電池が消費される。これは至極あたりまえのことだ。
もし、あなたが位置情報を利用するアプリ(地図、ポケモンGOなど)を利用しないなら一括でオフに設定しておこう。
・「設定」
↓
・「プライバシー」
↓
・位置情報サービスをオフ
これでバックグラウンドで勝手にGPSが起動し通信してしまうことはなくなった。
しかし「位置情報サービス」をオフにした場合、地図アプリやポケモンGOなどのGPS機能(位置情報サービス)を利用したアプリやゲームが使用できなくなってしまう。
位置情報が必要なアプリがいくつかあるなら、すべてを一括でオフにするのではなく「位置情報サービス」をアプリごとにオン/オフする設定がオススメだ。
やり方は簡単だ。「位置情報サービス」の項目のなかにあるアプリごとにオン/オフ設定を行えばよい。
設定をタップして下部に個々のアプリがあるので、タップして「使用中のみ」か「許可しない」かを選べばOKだ。
設定3、バックグラウンド処理を制御する
バックグラウンド処理をオフにすることでも、iPhoneの電池持ちは良くなる。設定のやり方は以下の通りだ。
「設定」
↓
「バッテリー」
↓
「バッテリー使用状況」を確認
↓
アプリの下に「バックグラウンド処理」と記載されているものをチェック
↓
そのなかで普段使用していないアプリをオフにする
これだけで完了だ。
ただし、アプリのなかには「バックグラウンド処理」と記載されていないものがある。一覧にこの記載がない場合は、オフにすることができないので注意が必要だ。
また以下の方法でバックグラウンド更新を抑制することも電池節約には有効だ。
「設定」
↓
「一般」
↓
「APPのバックグラウンド更新」をオフ
今日のお告げ
今回、紹介した3つの節約設定のなかで、とくに「画面の明るさを自動調整する」という方法がもっとも効果を発揮する。ほかの2つも、その他いろいろな電池節約設定に比べて劇的な変化を生んでくれる。
まずはこの3つの設定を行って、iPhoneの電池持ちがどれくらい良くなったかを実感してほしい。
バッテリーの消費を抑えることはバッテリー寿命が伸びることにも直結する。ゆえにiPhoneの寿命にも直結する。
あなたも、最低限の設定は行い、長くiPhoneを愛用していこう。(私は頻繁に買い換えるよりも1つの製品に愛を注ぐのが真のApple信者だと思っている)