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メモリは8GBで十分!メモリは16GBが無難!と私含め多くの人たちが世界中で議論している中、有名な海外メディアたちがメモリ8GBとメモリ16GBの比較を行い始めた。その情報をまとめてみたいと思う。個人的には16GBかなぁ。[@appleshinja_com]

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まず結論

後ほど、有名な海外メディアの動画をもとに、M1チップ搭載Macのメモリ容量の違いによる動作の違いについてはみていくがまずは結論から。

メモリ8GBでも動画の書き出し時間、写真の書き出し時間などは16GBとほぼ同じ。Chromeタブを20個開いても、動作はサクサク。動画書き出し中の作業に若干差が出る程度。明確な性能差は8Kビデオ書き出し時間くらい。

ただし、複数のメディアで作業中に「メモリが足りません。いずれかのアプリを終了させてください」という表示が8GBの方では出ているらしい。OSの問題か、本当にメモリが足りないのかはわからないが現時点では16GBの方が無難と言えば無難。

これが結論。

メモリ16GBが無難!
メモリ8GBでも十分!

と客観性に乏しい主張をしても意味がいないし、片方のメモリ搭載容量のM1 Macを買った人がバイアスがかかった状態で検証してもあまり意味がないので、以下、公平なジャッジができる海外メディアが公開している客観的なデータを見ながら答えを出していきたい。

買うべきは8GB or 16GB?

以下、4つの動画を紹介。
1つ目と2つ目は純粋にメモリの比較。3つ目と4つ目はメモリ8GBを使っていたところ、メモリ容量不足で作業が停止したという実例。いずれも興味深い。

ちなみにいずれの4つの動画に出てくる人物のうち3名は「僕なら16GBを買う。」と言っている。(残り1名は2万円を出してまでメモリ16GBにする価値はないと思うと発言)

比較1、Max Techスピードテスト

とてつもないクオリティの検証動画を出してくれているMax Techさん。特に以下の部分からの動画が参考になる

20タブをChrome、4タブをSafariで開き、動画をバックグランドで再生、Final Cut Pro X、Photoshop、X Code、Logic Pro Xを立ち上げた状態でこのサクサク感。圧倒的すぎる。

メモリ8GBでもかなり高速で作業ができる。

Final Cut Pro X、Photoshop、X Code、Logic Pro Xを切り替えるときにはサクサク感はほんの少しだけメモリ16GBの方が上。だけど気になるレベルではない。

次に、上記4つのアプリを立ち上げた状態で、4Kビデオを書き出しながら作業するとメモリ16GBの感がサクサク。書き出し時間も2倍ほど早い。

ただ、X Code、Logic Pro Xを閉じた状態で書き出しを行うとほぼ同じスピードになった。

つまり、重いアプリを1つ2つ立ち上げておくだけなら全く問題はない。

彼の結論としては4つ、5つのプロフェッショナル系のアプリ(Final Cut Pro XやX Codeなど)を立ち上げてタブをたくさん開くのであれば8GBはやめた方がいいかも。とのこと。

余談として、スワップが原因でSSDの寿命に関連すことはほとんどないから、スワップを心配してメモリ16GBを買う必要ないとも言っていた。

彼個人の意見としては予算が許すのであれば、数年使う予定なら2万円(200ドル)を使ってメモリ16GBへ投資する価値は十分にある。僕なら16GBモデルを買う、とのこと。理由としてはメモリ不足を心配する必要がないから。

余談だが、動画の中で8GBの動作のスピードに驚いている発言が多かったのには同意。すごいなM1 Mac。

比較2、Max Tech 2つ目

こちらの動画では実際に書き出し時間などを比較している。前述した動画のようにタブ開きまくったりアプリ開きまくったりはしていない。

4Kビデオ H.264の書き出し時間は全く同じ。

8Kビデオを編集し、書き出すとかなり差が出る模様。

Lightroomに関しては10%程度の性能差。

ただ、私をはじめとした多くの人は8Kビデオを編集することはないだろうから、実質差がないと思って良いだろう。

ちなみに彼は「2万円ほど出してメモリ16GBにアップグレードする価値はあまりないように思う。」と意見を述べている。

メモリ容量不足ケースその1

かなり興味深い。こちらのYoutuberさんはFinal Cut Pro Xを使っている最中にメモリ不足の表示が出ていずれかのアプリの終了を促されている。

こんな感じで表示されている。

ただし、視聴者側から「それってSSD上のキャッシュが原因じゃないの?」と指摘があったようだ。Rosetta2はかなりキャッシュを使うらしいのでそれを危惧したのだろう。

しかし、彼の回答はこんな感じだった。

本体ストレージの容量は全く問題なさそう。考えられる要因としては、

  • 純粋にメモリ不足
  • Rosetta2の何かしらの動作
  • macOSのバグ
  • 彼のMac単体の要因

個人的には4つ目の彼のMac単体の要因を疑った。「Appleに相談して交換して貰えば直りそう。」と思った。

ただ・・・次項で紹介する別のYoutuberさんの動画でもメモリ不足の表示が確認されている。

メモリ容量不足ケースその2

こちらの動画でも同じような表示が出ている。

こちらの動画では先程の動画と違いどのような作業をしている最中にメモリ不足の表示が出たかは言及されていない。

しかし・・・

うーむ。これはちょっと不安。

前述した彼のMac本体の原因ではなさそう。と、なるとRosetta2の動作が原因か、あるいは単純にメモリ不足のなのか・・・

考察:本当に8GBで十分なのか?

書き出し時間や、サクサク度は8GBで十分だとは思う。通常の利用であれば全くも問題ない。

ただ、問題はメモリ容量不足の表示。あれはかなり気になる。何が原因なのだろうか・・・

私は過去に「メモリ不足です」という表示は見たことがない。知り合いのアプリが落ちるのは何度も見たことがあるが、メモリ不足の表示は見たことがないので最新のMacで、しかも、超高性能なM1 Macでそのような表示が出ていることに違和感を覚えている。

ストレージ容量不足なら見たことあるが、メモリ不足の表示は1度たりとも見たことがない。

今、使っている27インチiMacは40GBだし、13インチMacBook Proは16GBなので全くと言っていいほど問題はない。

一体、何が原因・・・
と思っていたら、読者さんから興味深いコメントが入った。

読者さん読者さん

数日経って気になったことが
ユニバーサルアプリというか
Intelアプリを変換しているせいなのか?
容量喰いませんか?
そんなにたくさんアプリも入れてないのに
空き容量が350GBと…250GBを買っていたら
先々厳しいことになってたかな

メモリーもSafariのみ利用でも何気に残8GBとなってて
memoryclearアプリで解放したりと
メモリー16GB、SSD512GBにしておいてよかったと

これに対する別の方の返信。

読者さん読者さん

興味深いレポです。
IntelとAppleシリコン両方の実行コードを内包しているユニバーサルアプリは言わずもがな、Rosetta2は前回の初代Rosettaと比べても初回コード変換後のキャッシュ利用を積極的に行うとのことで、それがストレージ使用量の肥大化に反映されていると推測できます。

WWDCでの発表以来あれこれと想像を膨らませていた事が、いま現実としてまざまざと見えている様に、改めて興味を掻き立てられます。

うーむ、これはRosetta2について詳しくならねば、と思い色々と調べてみてわかりやすかったのが以下のサイトの説明。

二代目Rosettaは、初代に比べ「キャッシュ」を積極的に活用する設計だ。WWDCのビデオの説明によれば、Mac App Storeまたは(OS標準の)インストーラが起動された段階で変換プロセスが始まり、すべてのx86_64バイナリをApple Siliconネイティブに変換する。オンザフライ方式の変換にも対応するため、インストール時に存在しなかったコードに遭遇したときにはその場で変換するそうだ。
それ以外の方法で入手されたアプリは、初回の起動時にバイナリ変換処理が行われるため、ドック上でアイコンが跳ねる回数が若干増えるとのことだが、2回目以降の起動ではストレージにキャッシュされたApple Siliconネイティブバイナリが使用されるため、変換に伴う待ち時間はほぼなくなるらしい。

再来する「Rosetta」を読み解く – 新・OS X ハッキング!(267) | マイナビニュース

やっぱりRosetta2が何かしらの要因なのだろうか?

ただ、Rosetta2が大量のキャッシュを使うからと言って「メモリ不足です」と表示が出てアプリの終了を促されるのが原因、と考えるのはあまりにも安直すぎる気もする。

まぁ色々と書いてきたが、今の状況だとメモリ8GBはちょっと怖い。この辺りのわちゃわちゃした感じも含めて楽しめるからこそAppleの初物は面白かったりするのだが…メモリ不足表示で作業が止まるなんて最悪なので、私はこれを見てしまうと8GBは買えない。

もし、詳しい方がいれば推測でもいいのでコメント欄に色々と書き込んでいただければ幸いだ。(こういう話をするのは非常に楽しい)

今日のお告げ「あなたの見解は?」

2日くらいかけていろんな海外Youtuberさんの動画を見てわかったのは、

  • 8GBでも全く問題ない
  • 16GBは作業によってややサクサク感が上
  • クリエイティブ系の重いアプリを1、2個立ち上げて使うだけであれば8GBでも十分いける

という感じだった。

ただ、面白いのはそれでもなお「僕はメモリ16GBを買う」と言っているYoutuberさんやコメント欄の人たちが多いことだった。

理由としては「長く使うのであれば、メモリ16GBの方が不安がない。」ということに尽きる。タブを開きまくってもアプリを開きまくってもなんの不安もないのはやっぱり快適だし便利。動画を書き出しながら作業をサクサクできるのも最高。

個人的には「Final Cut Pro X」「Parallels」「Pixelmator Pro」に加えて今後はMotionとかいろんなアプリを使っていきたいと思っているし、そもそもタブは30個以上は絶対に開くのでメモリは16GBは欲しいかなぁと思っている。

というわけで、どっちがいいのか明確に結論を出すのは難しいが、「長く使う派の人はメモリは16GB積んだ方がいい。」という海外Appleファンの方々と同じ意見で当記事を終えたいと思う。

追記:
海外の方々の動画を見ていると私もメモリ8GBと16GBのMacを買って検証したくなってきた。日本のメディアはお金あるのにあそこまでやってくれないもんなぁ…お金があれば全部買って検証したい。でも、その後でMacを使わずに置いておくのはなんとなく辛いのでやっぱり自分には合ってなさそうと思う。