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まず結論から。MacBook Neo、間違いなく買ってよかった。
発売日に購入してから今日まで、ずっと毎日使い倒している。正直ここまでハマるとは思っていなかったのだが、もう手放せない存在になった。今回はそんなMacBook Neoについて、良いところをガンガン吠え散らかしつつ、正直に弱点も全部書いていきたいと思う。
ちなみに私が選んだカラーはブラッシュ。めちゃくちゃ可愛いので、これから買う人はぜひ実機で確認してみてほしい。
購入を考えている人に一つだけ先に伝えておきたい。Apple公式ストアで買うと返品対応がしやすいというメリットは確かにあるのだが、家電量販店やECサイトなど、定価より安く売られているケースも結構多い。買う前に一度、いくつかの販売先で価格を比較してから決めることを強くおすすめする。
まず結論:MacBook Neoは「値上げ時代の救世主」だ
「MacBook Neoって何?」と思われる方のために簡単に解説しておくと、これはAppleのMacBookシリーズで最も安いモデル。他のMacに載っている「Mシリーズ」チップではなく、iPhoneにも使われている「A18 Pro」を積んでいるのが最大の特徴で、2026年3月に登場した。MacBook AirやMacBook Proの下に位置する、いわば入門用のMacである。
ここ数年、iPhoneもiPadもMacも、とにかくAppleは値上げを続けている。iPadなんて、無印モデルですら5万8800円から7万4800円まで上がっている。「iPad、高くなりすぎたな。いっそiPad Neoでも出してくれないかな」と思っていたら、まさかその願いはMacの方で叶う形になった。
正直に言っておくと、MacBook Neoも値上げと無関係ではない。発売時は256GBモデルが9万9800円からという、ここ最近のApple製品としては驚くほどの安さでスタートしたのだが、2026年6月25日の価格改定で今は256GBが11万9800円、Touch ID搭載の512GBが13万7800円からになっている。
ここで少し補足しておきたい。この値上げ、単純な円安の影響だけではない。アメリカ本国の価格自体も100ドル上がっているので、Appleそのものが世界的に値上げをした上に、日本には円安の分がさらに上乗せされている、というダブルパンチの状態だ。「日本だけ高くなった」のではなく「Apple全体の値上げ+円安」が同時に来た、と理解しておくと分かりやすいと思う。
まぁ、それでも、だ。今のMacBook ProやMacBook Airの価格を見た後だと、MacBook Neoはやっぱり別格に安く感じる。値上げラッシュの真っ只中に突然現れた、まさに救世主のような一台。それが私のMacBook Neoに対する率直な印象だ。
取り回しのしやすさは、使った人にしか分からない…
MacBook Neoを使っていて一番いいと思うのが、取り回しのしやすさだ。
「取り回し」という言葉、ちょっとふわっとしていて説明が難しいのだが、要はカバンへの出し入れのしやすさとか、新幹線や飛行機の小さいテーブルでもサッと広げられる身軽さとか、そういう機動力の話だと思ってほしい。
MacBook Neoは13インチMacBook Airとほぼ同じ重さなのだが、本体サイズは一回り、いや1.5回りくらい小さい。この「軽いのに小さい」というバランスが、実際に使ってみるとむちゃくちゃ効いてくる。
私はリビングのソファに寄りかかりながら作業することも多いし、ソファの上に置いて肘をついた体勢で打つこともある。ベッドに持って行って、寝転びながらコメント返信をすることもあるし、この記事の元になっている動画の台本も、ベッドの上でMacBook Neoを開いて書いた。とにかくどこに持って行っても収まりがいい。
ちなみにMacBook Neoはファンを積まない完全無音設計だ。これも「取り回しの良さ」を地味に支えている理由の一つだと思う。深夜にベッドの上で作業していても、静かなカフェで使っていても、ファンの音を気にする必要が一切ない。
正直に言うと、私はMacBook Airを使っていた時期、そこまでヘビーに毎日持ち歩いてはいなかった。良くなければ普通に使うのをやめるタイプなのだが、MacBook Neoに関してはそれが起きていない。むしろ普通にガシガシ使っている。この取り回しの良さは使った人にしか分からない感覚だとは思うのだが、個人的にはここがMacBook Neo最大のメリットだと思っている。
ディスプレイと音質は文句なし!ここはさすがApple
ディスプレイに関しては、素直に綺麗だ。ヤバすぎるくらい綺麗。ここまでやらなくていいんじゃないかと思うくらい、色の出方も発色もちゃんとしている。もちろんMacBook Proのディスプレイとは差があるのだが、それでも必要十分どころか、正直十分すぎるレベルだと思う。
同じ価格帯のWindows PCだと、なんとなく画面が白っぽく見えたり、ノングレアで眠い発色だったりすることが結構あるのだが、MacBook Neoのディスプレイはそのあたりと比較にならない。
音質についても同じことが言える。もちろんMacBook ProやMacBook Airの単体スピーカーには劣るのだが、映画やドラマ、YouTubeを見るくらいなら十分すぎる音質だ。私はよくApple Musicを適当にかけながら料理をしたり洗濯物を干したりするのだが、それも問題なくこなせる。この音質を「良くない」と言う人は、たぶんWindows PCをちゃんと使ったことがないのではないかと思う。ディスプレイも音も妥協しないのがさすがApple、というところだ。
トラックパッドも快適。不満はゼロ
「MacBook Neoのトラックパッドの使い心地はどうなのか」というのは結構聞かれる質問なのだが、答えは単純で「問題ない、買って大丈夫」だ。
操作していて指の動きに追いつかない感じがあるとか、直感的な操作性が悪いとか、そういうことがあれば正直に書くのだが、そういった違和感や不快感はガチで一切ない。他のMacBookシリーズと比べても遜色ない使い心地だと思ってもらって大丈夫だ。
Touch IDは「512GBとセット」というAppleのうまい罠
使い心地の中で唯一、「Appleうまいな」というか「ちょっとずるいな」と思ったポイントがある。それがTouch IDの扱いだ。
実は私、発売日に最初に買ったのは256GBモデル、つまりTouch ID非搭載でロックキー仕様のモデルだった。ところがその後、Appleさんに甘えさせてもらって返品し、512GBモデルに買い替えている。理由はシンプルで、Touch IDが欲しくなったからだ。
これだけ毎日使って、いろんな場所に持ち歩くとなると、Touch IDがあった方が圧倒的に楽だ。パスワード入力なしでロック解除できるし、サイトへのログインや支払いも指一本で済む。
この仕組みをご存じない方のために簡単に解説すると、MacBook NeoはTouch IDの有無がストレージ容量とセットになっている。256GBモデルにはTouch IDの選択肢がなく、Touch IDが欲しければ必然的に512GBモデルを選ぶしかない。「Touch IDだけ追加」ということができない仕組みになっているのだ。
正直、Touch IDのためだけに512GBが必要かと言われると、そんなに必要ない人も多いと思う。ただこの容量とセット販売という構造のおかげで、結果的にストレージも底上げされて売れる、というのがAppleのうまいところだと思う。そのため、Touch IDが欲しいなら価格差込みで判断してみてほしい。ちなみに現在の価格は256GBモデルが11万9800円、Touch ID搭載の512GBモデルが13万7800円だ。
もちろんTouch IDがなくても、Apple Watchを持っていればロック解除自体はできる。なのでTouch IDは「なくても困らないが、あったら確実に楽」くらいの機能だと思っておけば間違いない。
macOSが使える。これがMacBook Neo最大の武器
さて、ここからが本題と言ってもいい。MacBook Neoの最大のメリットは、当たり前のようだが「macOSが動く」ということに尽きる。
macOSが乗っているということは、Macで動くアプリがそのまま使えるということだ。私は過去に検証動画も出しているのだが、Final Cut Proもそこそこ動く。簡単な編集や書き出しくらいであれば普通にこなせるレベルで、これだけでもインテル時代のMacBookより、いや正直MacBook ProやMacBook Airの最下位モデルよりも快適に感じる場面すらある。
マルチタスクも得意だ。いろんなアプリを起動させたまま、裏で何か処理を走らせながらサクサク作業をこなしていく、というのはやっぱりmacOSの土俵だと思う。
私は過去に13インチiPad Proや11インチiPad Proにキーボードをつけて、なんとかMacっぽく使おうと頑張っていた時期があるのだが、正直あれこれ工夫するよりも、この取り回しのいいMacBook Neoを一台持っている方が圧倒的に快適だ。どこに持って行っても使えて、ちゃんとMacとして動く。今更ながら「やっぱりmacOSは素晴らしい」と実感させられている。
なぜMacは「能動的」に使いたくなるのか?
ここは私の完全な私見なのだが、結構大事なポイントだと思っているので書いておく。
会社でWindows PCを軽く触る程度、という人は結構多いと思う。ただそういう人たちは、仕事の延長でしか触っていないので、MacとWindowsの違いをちゃんと体感できていないことが多いのではないかと思う。
MacBook Neoを買ってmacOSに本格的に触れると、この違いがはっきり分かる。何が違うかというと、macOSは「能動的に使う」OSだということだ。
例えば、何か調べようと思ったらブラウザを立ち上げて検索して、ページにまとめて、iPhoneで撮った写真をAirDropで送って貼り付けて、Final Cut Proを立ち上げて編集して、メールアプリを開いて返信して、次はYouTubeの管理画面を開いてコメントに返信して、サムネイルを作って……という具合に、自分から次々に動いて何かを作る、進める方向に頭が向く。
一方でiPadやiPhoneは、良くも悪くも「コンテンツ消費型」のデバイスだ。ノートを取ったりイラストを描いたりする以外は、アウトプット用にはあまり作られていない。ホーム画面を開いて、無意識にInstagramを開いたりYouTubeを開いたり、人によってはTikTokや漫画アプリを開いたり。時間を消費するために、受動的に情報を浴びるために使ってしまう場面が多いと思う。これは私自身も心当たりがある。
MacBook NeoでもSafariを開いてYouTubeをズルズル見てしまう、ということはもちろん可能なのだが、それでも私はmacOSというOSそのものが、iPadやiPhoneよりも能動的に使うコンピューターだと思っている。すでにMacBook Airを持っている人でも構わないので、一度使ってみてほしい。iPadやiPhoneとは全く違う、自分から動いていろんなことをこなしていく快感のようなものが、macOSにはある。
というか好き。愛してる。
スペックが低くても平気な理由:もう「クラウドの時代」だから
MacBook Neoは、当然ながら16インチMacBook Proよりスペックは低い。M4やM5のMacBook Airを持っている人からすれば、正直物足りなく見えるスペックだと思う。
ただ、今の時代においてはこれで全然問題ない、というのが私の考えだ。
今って、クラウドやブラウザ上で完結する作業がかなり多い。例えばこの記事の元になっている下書きはMacBook Neoで書いたものだ。それを16インチMacBook Proで完成させている。ファイルを送り合う必要は無く、iCloud経由で勝手に同期されている。
AIサービスもそうだ。今流行っているAIは基本的にアカウントに紐づいていて、ブラウザ上で使うものが多い。MacBook NeoのブラウザでAIに何か聞いたら、その履歴は16インチMacBook Proでも、iPadでも、iPhoneでも同じように見られる。私の場合、MacBook Neoのブラウザを立ち上げてYouTubeの管理画面に行き、コメントに返信したら、それはもちろん16インチMacBook Proの管理画面にも当然反映される。
つまり極論を言えば、本体のスペックそのものはそこまで重要ではなくなってきている。すべてを一台の端末で完結させて、ゴツい外付けハードディスクをつないで書き出して、といった作業スタイルはもう主流ではないと思う。ブラウザとクラウドで完結する場面が圧倒的に増えているからこそ、「MacBook Neoで十分いける」という場面も昔よりずっと増えているというわけだ。
だからこそ、今の時代に本当にちょうどいいスペックで、しかも値上げ時代の救世主と言っていい価格帯でMacBook Neoが出てきているのは、本当によくまとまっていると思う。
唯一の弱点はメモリ8GB。机の上が散らかっていく感覚だ
褒めてばかりだとフェアじゃないので、長く使っているからこそ分かるデメリットもきちんと書いておく。
MacBook Neoのメモリは8GBで固定されている。しかも後から増設したり、購入時に容量を選んだりすることもできない。Final Cut Proの書き出し程度なら普通に動くし、ブラウザのタブを10から20個立ち上げても大抵は問題ない。
ただ、ずっと使い続けていると、メモリの消費量が少しずつ溜まっていく感覚がある。
これ、よく机の上に例えられる話なのだが、まさにそのとおりだと思う。カレンダーや手帳、付箋、キーボード、マウス、書類……と机の上に物を置いていくと、だんだん机がパンパンになっていく。そこに誰かが「これお願いします」と書類を持ってきても、置く場所がなくて床に置くしかなくなる。床に書類を置いて作業する羽目になったら、そりゃ効率は落ちる。メモリ不足というのは、簡単に言うとこれと同じ状態だ。
MacBook Neoの8GBは、今の時代でもそこそこちゃんと動く容量ではある。ただそれでも、片付けても片付けても少しずつ物が溜まっていくのと同じで、使い続けると徐々に動作が重たくなっていく感覚はある。
私の場合、感覚的には10日から2週間に1回くらい再起動させて、サクサク感をリセットしている。実際、この記事を書いている今日も、SafariとChromeを立ち上げっぱなしにしていたら、タブは7つか8つ程度しか開いていないのにメモリを6GB近く使っていて「なんだこれ」という状態になっていた。面倒だったので再起動をかけたら、普通にサクサクに戻った。
これがMacBook Neo固有の問題なのか、Safari・Chrome側の問題なのかは正直分からない部分もあるのだが、いずれにせよ「たまに再起動が必要になることがある」というのは、正直な弱点として書いておきたい。とはいえ、それ以外は本当に完璧で、小さくて、取り回しやすくて、見た目も可愛くて、値段もそこそこ。ガシガシ使い倒せる一台だということに変わりはない。
結論:初めてのMacには最高。ただしクリエイター志望はMacBook Airへ
最後にまとめる。
MacBook Neoは、初めてMacを買う人には間違いなく最適な一台だ。取り回しのしやすさ、ディスプレイと音質のクオリティ、macOSという武器、そして値上げ時代における価格バランス。どれを取っても文句なしだし、私ならぜっっったい最初の一台にコレを選ぶ。
ただし一点だけ、はっきり線を引いておきたい。動画や音楽、写真編集など、クリエイティブ系のアプリをメインで扱うと決めている人は、頑張ってでもMacBook Airを買った方がいい。これはA18ProとMシリーズチップの性能差が、そのままクリエイティブ作業の快適さに直結してくるからだ。
MacBook Proはさらにその先、つまり今すでにそれで稼いでいる人向けのモデルだと私は思っている。これから稼いでいきたい人、これから創作活動を始めたい人は、無理にProを狙う必要はなくて、MacBook Airで十分だ。
まとめると、こんな住み分けで考えてもらえれば間違いないと思う。
- とにかく初めてのMac、日常使いがメインならMacBook Neo
- 創作活動をこれから頑張りたいならMacBook Air
- すでにそれで稼いでいるプロならMacBook Pro
MacBook Neo、恥ずかしいくらい当たり前の感想になってしまうのだが、本当に買ってよかった。文句なし。外に持ち出しても、カフェでサッと作業しても、家のどこで使っても、この取り回しの良さは本当にたまらない。
MacBook Neoを持っている方、あるいはMacBook Airを使っている方、ぜひコメント欄で教えてほしい。今後MacBookシリーズの比較記事も出していく予定なので、参考にしたい。
