【watchOS 7】完全版!睡眠アプリの設定・使い方を解説

うぉず

watchOS 7から睡眠計測機能がついに搭載された。これにより日々の睡眠がさらに快適へ。よく眠れない日が続きがちな私だからこそ、使い込んでみてわかったこともレビューしていきたい。とは言っても基本的には3つの機能を抑えておけばOKだ。[@appleshinja_com]

はじめに:睡眠計測機能とは?

睡眠計測機能はwatchOS 7から搭載された新しい機能。

公式ページを見てみるとたくさんの機能が搭載されているように思えるが、これから睡眠計測機能を使いこなすあなたが知っておくべきことは主に3つ。3つだけだ。その3つとは、

  • 睡眠スケジュールを設定する
  • 睡眠準備を設定する
  • 睡眠計測結果を確認する

この3つを知っておけば、Apple Watchの睡眠計測機能は完全に把握したと言ってもいいだろう。

では、上記3つの機能をそれぞれどのように設定し、使っていけば良いのか?以下、詳しく解説していこう。

睡眠計測の3台機能を設定し、使いこなす方法

睡眠計測自体は自動的に行ってくれるので特に設定は必要はない。Apple曰く、独自の機能で睡眠しているかどうかを判別して計測してくれるらしい。

1、睡眠スケジュールを設定する

個人的に気に入っているのがこの睡眠スケジュールの機能。機能としては、

  • 就寝時刻と起床時刻を設定する
  • その時間になると睡眠モードになる(Apple WatchとiPhone共に)
  • 睡眠モード中は通知機能はオフになる
  • 睡眠モード中はデジタルクラウンを一定回数回さないとロック解除されずApple Watchを操作できない
  • アラームを設定していればApple Watchからも目覚まし音が鳴る

という内容になっている。

設定に関してはiPhoneからもApple Watchからも可能。ここではApple Watchからの設定方法を解説しよう。(iPhoneの場合はヘルスケアアプリから設定可能)

睡眠アプリを選択。(ベッドのアイコン)

最初のスケジュールを設定を選択。

就寝時間と起床時間を設定しよう。

  • 曜日を選択(or 毎日)
  • 起床時刻を設定
  • 就寝時刻を設定
  • アラームのON, OFF

の項目を設定すればOKだ。

ちなみにアラームは複数から選べる。

これで設定完了。

ちなみに、スケジュールは複数設定可能。月〜金と土日を分けたい人には便利。

この睡眠スケジュールだが、結構強力。強制的に寝かせようとしてくる。
特に私が驚いたのは、Apple Watchが睡眠モード中は操作できず、デジタルクラウンを何度かグリグリしてロック解除しないと操作できないということ。

こんな感じ。

通知もこない上に、睡眠スケジュール中は時刻しか見れない。
つまり、Apple Watch側が「もう寝る時間やでー。Apple Watch触る必要はないでー。」と言ってくる感じ。iPhone側も同じように通知も来ず、時刻しか表示されない。

そして、時間になるとアラーム音が鳴る。

アラームを止めて起きるとApple Watch側から「おはようございます」と表示される。

一緒にバッテリー残量と天気も表示されるのでかなり便利。

願わくば機械的な「おはようございます」ではなく、「おはよ♡」の方がよかったのだが、その辺りAppleの根底にある米国の自由思想とは違うものがあるのかもしれない。

次に、睡眠準備の設定について解説していこう。

2、睡眠準備を設定する

睡眠準備を設定しておくと、先ほど設定して就寝時間前になると「もう寝る時間ですよー。」的な通知がApple Watchに届く。

こんな感じ。

「明日はもう少し遅く起きようかな。」「早く起きようかな。」という場合はそのまま設定変更できるので便利。

就寝準備の設定についてはiPhone側からのみ行える。

ヘルスケアアプリを開いて睡眠タブを選択。

睡眠スケジュールとオプションを選択。

少し下にスクロールしたところに睡眠準備という項目があるので選択して時間を設定しよう。私は就寝時間の15分前になったら通知が来るようにしている。

就寝準備ショートカットというものがあるが、正直、まだ使いものにならないので設定する必要はない。(と、個人的には思っている。理由は後述)

3、睡眠計測結果を確認する

睡眠計測結果はiPhoneのヘルスケアアプリから確認可能。

ヘルスケアアプリのホーム画面内から睡眠タブを選択。

すると1週間の睡眠記録が表示される。

1ヶ月ごとも表示可能。(Appleのイベントがあった前後あたりは睡眠にバラつきがある。イベント楽しかったなぁ)

ちなみに睡眠精度だがかなり高いと思う。体感ではあるが15分以上睡眠したら計測してくれる印象。

下の赤丸で囲った部分が奈良公園の鹿の前でベンチの上で爆睡していた昼寝時間。

こうやって昼寝も計測してくれるのはありがたい。

さらに下へスクロールすると、詳細な睡眠計測も表示される。

どれだけ睡眠時間が長くなったか?

今週はかなり寝ている。

さらに詳細な内容を見たいのであればハイライトの右側にあるすべて表示を選択。

より詳細なデータが見れる。

睡眠中の心拍数も表示される。

以上で睡眠計測機能の使い方の解説は完了だ。後は「計測→データ分析」を自分なりにしていけば良い。

デメリット(改善要望)

非常に素晴らしい睡眠計測機能だが、使い込んでみて「ここはちょっと…」と思う部分があるのでそこはお伝えさせていただきたい。

将来的にアップデートで改善される可能性はあるが…

1、睡眠準備ショートカット

就寝準備中にショートカットを選択できるとのことなのだが、選べるショートカットが用意されている利便性の低いものばかり。

自分が作成したショートカットアプリは選べない。

個人的には、読書用の音楽を流しながら睡眠へと向かいたいのだが・・・なんだか利便性の低いショートカットばかりが並んでいる。

もう少しカスタマイズ性が向上すれば良いなぁと思う。

2、2台接続している場合は2台からアラームが鳴る

おぉい!!!!

と思ったのがこの機能?というか仕様。

私は今、Apple Watch Series 6とApple Watch Series 5をiPhone SEにペアリングしているのだが、起床時間のアラームが”装着していない方のApple Watch Series 5”からも鳴り始める

Apple Watch Series 6でアラームを消すだけで十分だと思うのだが、仕様上、今のところはペアリングしている機種は全て鳴ってしまうようだ。

初めてこの現象に見舞われたときにはどのデバイスから鳴っているか分からず、朝からパニックだった。

11インチiPad Pro、iPad mini、12.9インチiPad Pro、iPhone XS Maxと色々と確認して最終的にApple Watch Series 5にたどり着いた。

補足:必ず計測しておく癖をつけること

睡眠障害は地獄。

寝れないストレスもあるし、次の日のパフォーマンスが悪くなる。

睡眠を制する人は人生を制す。
と言っても過言ではないと私は思っているくらいだ。

実際、睡眠関連の本も読みあさっている。以下の本とか最高だった。

よく眠れている人であっても睡眠計測をすることは強くお勧めしたい。

私がいい例なのだが、突如としてなぜか寝れない日々が続いたことがあった。覚醒?とでも言うのだろうか夜中の3時くらいに目が覚めてそこから3時間くらい起き続けることが1週間くらい続いたことがある。

そういった事態が起こったときに、過去のよく眠れていた睡眠計測の結果があれば、現在と比較して何かしらのことがわかるかもしれない。

私の場合は当時はApple非純正アプリのAutoSleepで計測していたが、「寝る時間が9〜10時半の間の場合は夜中に目が覚める可能性が高い」ということが経験上わかってきた。

若い頃に夜勤をし過ぎたせいで体内時計が夜になっているのかもしれない。理由はわからないが、それからは11時以降に寝るようにしたらそういったことはなくなった。

そんな感じで不測の睡眠の悩みみたいなものが解決できることもあるので、睡眠計測をするという事は本当に重要。

総評レビュー「Apple Watchは必須のものへ…」

Apple Watchはここ数年で、

  • 運動計測
  • 心拍数計測
  • 心電図(日本はまだ未対応)
  • 睡眠計測
  • 血中酸素濃度計測

とあらゆる健康面のデータを計測するデバイスへと進化し始めた。このままいけば血糖値の計測なども行えるようになるかもしれない。

そうなってくれば、世界中の人がApple Watchをつけるのが”当たり前”の状況になる事だって考えられる。特に、健康意識の高い日本人であればよりApple Watchに興味を惹かれそうな気がする。

やっぱりApple Watchは追いかけるのが楽しい。

もし、あなたが独自の睡眠計測の使い方をされているのであればコメント欄に書き込んでいただければ幸いだ。いやぁ、、、本当に素晴らしい進化だなぁ。

【おすすめ関連記事】
【写真91枚】Apple Watch Series 6 (Hermès) レビュー「4つのメリット、2つのデメリット」

血中酸素濃度の測定機能だけをレビュー【Apple Watch Series 6】

Apple Watch Series 6のレビューを6名分集めてわかった35のこと

20 COMMENTS

Ozking

睡眠アプリとSleep Cycleを併用して使い始めました。Sleep Cycyleはサブスクに移行していましたが、昔有料で買ったユーザーはプレミアム機能をずっと使えるというのを昨日知ったんです!
あと、関係ないけど、スクショのマークアップで書く図形は、フリーハンドでもホールドすれば綺麗に成形してくれますよ。

返信する
管理人@うぉず

え、ちょ、ホールドで図形描けるのですか!?
知りませんでした。。

いつも本当にありがとうございますm(_ _)m

返信する
のりのり

これ1台持ちの人はいつ充電すればいいですかねえ。
夜→つけとく
仕事中→つけとく
帰宅後バスルーム&夕食→充電しとく
これならいけるっ⁈ 帰宅途中で充電なくなりそうかも。
4→5→6、と充電持ちはどれくらい進化してますか?

夫に6を買って、4Nikeバージョンを返してって言ったけど、自分用に6Nikeを買えばいいのかーww
2台持ちなら充電問題は解決できますねえ。
あっ(゚o゚;; 散財してお金にゃいんだった。。。

返信する
管理人@うぉず

あ、私もご飯の時には充電したりします。
バッテリー持ちは体感ですが変わってないですね。汗

個人的には充電はそれほど苦労したことないのですが、
困っている方結構いますよね。

あ、そうそう。
私はこっそりと革靴沼にハマってます。
手入れが楽しいんですよ。えへへ。

返信する
キエ

睡眠アプリが大量で困りますね…
スリープサイクル
オートスリープ
純正
うぉずさんや、このブログの読者のみなさんは何を主に使ってますか?

返信する
管理人@うぉず

迷いますよね。
今、検証中でございます。
睡眠アプリマニアの名にかけて!笑

返信する
キラルん

こんにちわです、うぉずさん。

この純正睡眠アプリ、うぉずさんなら記事化してくれると信じていました!
待ってました!という感じですm(_ _)m

個人的に、以前まで使用していたAuto Sleepが原因不明のバグで日中(仕事中や食事中)も睡眠時間と計測してしまっており、適正な睡眠時間が全くわからない状況だったので、この純正アプリは非常に嬉しいアップデートでした!!!

書いてあるとおり、非常に正確なのが本当に驚きです。。。

ただ、他の方がコメントしているとおり睡眠アプリの数も色々あります。
うぉずさんは今後、どのアプリを主流とされますか?
私は前述したとおり、Auto Sleepちゃんがバグに犯されたので純正を使い続けると思います(・ω・)

返信する
Ethan

キラルん さん
こんにちは
>Auto Sleepが原因不明のバグで日中(仕事中や食事中)も睡眠時間と計測
調整できますよ!!
トップ画面で、三日月マークの所に「-」「+」という枠があります。
ここ押して下さい。
すると、調整画面が表示されますので、睡眠と起床を最も正しく表している最初のタイトルを
複数表示される候補の中から選択して下さい。

返信する
管理人@うぉず

おわー!
なんて嬉しいことを。。。
ありがとうございます。

睡眠アプリについてですが、
私は少しずつ検証しながら比較したいと思っております。

ただ、今後、睡眠アプリもどんどん進化するでしょうし、
純正を使った方が良い気がします。

返信する
海斗

雑談です。

リアルAppleStore、入場制限などあるようですね。
iTunesカード買ってメッセージ添えて貰おうと思ってたら、1時間待ちということで叶いませんでした。コンビニで買っても包む紙に入れて貰えたんで、メッセージこそ叶いませんでしたがプレゼントに出来そうです、

返信する
管理人@うぉず

そうなんです。そうなんです。
入れないんです(。´・ω・`。)ショボン

返信する
じょぜ

こんにちはーうぉずさん!
睡眠モードで表示するショートカットは、自分で作ったショートカットにもできますよ!!ショートカットアプリで、睡眠モードのときに表示させたいショートカットの詳細を開いて、「睡眠モードで表示」をオンにすれば使えました!

返信する
管理人@うぉず

えぇぇ!!!!!!!!
本当ですか。
いや、ちょw
私の設定画面には出てこないです。

なぜだー!!!!!!

返信する
Toshi

Series 3の容量不足でペアリングをやり直すという最終強硬手段でなんとかwatchOS 7にアップデートできました。やっぱり容量8GBは限界です…
アップデートしたのに「手洗いタイマー」反応しないなぁ、とか思ってたら「Series 4以降で機能します」との記述が…!watchOS 6で追加された「ノイズ」アプリもSeries 4以降なのですよ。

Appleの「睡眠」は睡眠そのものではなくてその前後をトータル管理してくれるおもしろいアプローチだなあと思いました。

ご存知でしたらアレですが、
iPhone上で[Watch App]→[睡眠]
もしくは
Watch上で[設定]→[睡眠]
といくと一番下に赤字で
「このWatchを”睡眠”で使用しない」
というところがあるのでペアリングしているWatch全てからアラームが鳴るのを防げるかも?私は複数台持ちではないので検証不可能ですがよろしければ。

返信する
管理人@うぉず

ありがとうございます。
情報を残していただけるだけで感謝です。

私も色々と試しているのですが、
こうやって設定まで教えていただき助かります。

ただ、2台目でもたまに付けながら寝るのですよね。。
うーむ。。。
ちょっと検証を繰り返してみたいと思います。

返信する
しゅれ

はじめまして。
いつもわかりやすい情報提供ありがとうございます。

これまでiPhoneのアラーム音だけではなかなか起きられず、Apple Watchが同期して振動する機能にかなり助けられてきたのですが、最近Apple Watchの振動が弱くなって困っています。
以前は通常のアラームと同様に強い振動だったのが、最近はまるでスマートアラームのような、優しく叩く振動になってしまいました。
通常のアラームやタイマーで試すとこれまでどおり強い振動なので、睡眠アプリ関係のアプデの影響か自分が何か設定を弄ってしまったのか…
何か情報をお持ちでしたらご教示いただけないでしょうか。

返信する
管理人@うぉず

初コメント嬉しいです!!!

ありがとうございますm(_ _)m

あれ、え。
アップデートで変わっちゃったのか。
設定が変わっちゃったのか。。

設定

サウンドと触覚

を一度確認してみていただけませんか???

返信する
しゅれ

「触覚による通知」「はっきり」で設定されていますね。
iPhone側の設定やアラームの画面も確認してみたのですが、Apple Watchのバイブレーションに関わるような設定は見当たらず…。
逆にうぉずさんの環境では、iPhone側で起床アラームを鳴らした場合もApple Watch側でアラーム登録した場合と同じように振動するのでしょうか?

返信する

キラルん へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です